泌尿器科
尿のさまざまなお悩みに関して、薬物療法のほか日帰り手術にも対応しています
泌尿器科では、前立腺肥大症、前立腺がん、膀胱炎、尿路結石症、男性不妊症、性感染症など泌尿器科疾患の診療を行っており、疾患によっては日帰りの手術にも対応しています。排尿困難、残尿感、頻尿、尿漏れ・尿失禁、血尿、排尿時の痛みなど、尿に関するトラブルやお悩みがございましたら、ご相談ください。お子さまの夜尿症の診療も行っております。
男性の方に多く見られる症状は、尿が近い、尿の回数が多いという頻尿、尿が出にくい、尿の勢いが弱くなった、残尿感があるといった排尿障害です。女性の方に多く見られる症状は、尿漏れ・尿失禁です。このような尿に関する症状がある場合には、尿流量測定装置や超音波膀胱内尿量測定装置などを使用して、尿の勢いや排尿時間を測定する検査を行います。また、尿の回数・量や時間などを排尿日誌につけていただき、症状の原因を探っていきます。
原因が確認できたら、原因となっている疾患に応じて、薬物療法を中心に治療を進めていきます。尿失禁には、尿失禁治療器による治療や、日帰りでTVT手術も行っているほか、前立腺肥大症の方への経尿道的前立腺切除術、尿路結石症の方へのTUL(経尿道的尿路結石破砕術)にも対応しています。日帰り手術の後は、経過観察のために通院が必要となります。
日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医でもある院長とスタッフが連携をはかり、患者さまに寄り添いながら治療に努めています。泌尿器科のかかりつけのクリニックとして、皆さまによりよい医療を提供することを目指してまいります。
血液浄化療法(透析療法)
オンラインHDFによる血液浄化療法を行い、シャントトラブルにも対応可能です
当クリニックでは、末期腎不全の患者さまを対象に、血液浄化療法(透析療法)を行っています。慢性腎臓病(CKD)が進行し、腎機能が正常の15%以下まで低下すると、老廃物や不要な水分を尿から排出することが難しくなります。腎機能が10%以下まで低下し、薬でコントロール不能な尿毒症症状、高カリウム血症などが生じた場合には、透析療法を行う必要があります。機能の低下した腎臓の代わりに、血液から老廃物を人工的に除去する方法が、透析療法です。
透析療法には、大きく分けて血液透析と腹膜透析の2種類の方法がありますが、当クリニックで行っているのは、血液浄化療法と呼ばれる方法です。血液ポンプを使って血液を体外へ送り出し、浄化器を通して老廃物や不要な水分をろ過した後、浄化された血液を再び体内に戻す方法です。当クリニックでは、HDと呼ばれるシステムのほか、オンラインHDFという、ろ過する量をより多くできるシステムも導入しています。
血液浄化療法を行う患者さまには、週に3回通院していただき、1回あたり約4〜5時間かけて透析療法を受けてていただきます。血液浄化療法を行う間は、テレビやDVDなどを自由にご覧いただくことが可能です。血液浄化療法中、何かございましたらお呼びください。スタッフが速やかに対応いたします。
ご希望の方には、患者さまの状態に合わせて、塩分やカリウムを制限し、ご飯の量も調整したお食事もご提供いたします。咀嚼や嚥下の能力に応じ、おかずを細かく刻んだり、ミキサーですりつぶしたりと食べやすいように工夫をしています。
また、当クリニックはオペ室も備えており、万が一シャントトラブルが生じた場合にも、院内で速やかに対応することが可能です。通院が困難な患者さまには、送迎も行っています。対象の地域は、豊橋市、豊川市、湖西市、三ヶ日町です。ご希望の方はお問い合わせください。
十分な説明
図や模型、画像診断の結果もご覧いただき、視覚的にわかりやすく説明します
当クリニックでは、患者さまに説明をする際、図や模型、画像診断の結果などを用いて、視覚的にもわかりやすくお伝えするように心がけています。検査の結果についても、ご理解いただきやすいよう、わかりやすく説明いたします。患者さまの症状に合わせ、病気や治療方法をご理解いただけるよう、丁寧に説明するように努めています。
手術を行う際には、患者さまにご納得いただけるまで説明をいたします。手術についての説明が書かれたパンフレットをご用意し、お渡ししておりますので、ご自宅にお持ち帰りいただき、検討していただくことも可能です。
院内設備
尿流量測定装置、超音波膀胱内尿量測定装置などの検査機器を備えています
当クリニックの院内はバリアフリー設計です。エレベーターをご用意しており、通路も広く取っていますので、車いすの方もご利用いただきやすいのではないでしょうか。待合室の様子は、受付から見渡すことができるように設計しております。
当クリニックは、泌尿器科疾患に関する各種検査機器や治療機器を備えております。検査用のトイレは、2カ所、ご用意しています。検査用のトイレは、ふつうに用を足すだけで、尿の勢いや排尿量、排尿時間などを測定することができる尿流量測定装置となっており、排尿障害の検査に使用します。超音波膀胱内尿量測定装置も備えており、前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱などの検査に用います。外側から超音波を当てることで、残尿値を確認することができる検査機器です。尿失禁治療器は、低周波を当てることで、膀胱排尿筋・骨盤底筋を刺激して活性化させ、尿失禁の症状緩和を試みる治療機器です。
2階は、血液浄化療法(透析療法)を行うフロアとなっており、透析用のベッドを30床ご用意しています。