耳鼻咽喉科
症状を抑えるだけでなく、原因にもアプローチ
耳鼻咽喉科へめまいや耳鳴りの相談に来られる患者さまに対し、当院では西洋薬と漢方薬を使った治療をご提供しています。漢方薬を使った東洋医学に基づく考え方の治療は、めまいやふらつき、耳鳴りといった症状の原因から緩和を目指すことができる一方、西洋医学は表に現れた症状を抑える対症療法のため、根本的な治療にはならないと考えているからです。
病気の背景には、ストレス過多や睡眠不足などによる自律神経の乱れが多分に影響します。それに対し、西洋医学で頭痛やこりなどの症状を一時的に抑えつつ、東洋医学の考え方である、気、血、水のバランスを取って体調を整えていくのが、当院の医療方針です。たとえば、気の状態が改善されることにより、血と水の流れもスムーズになります。病気の背景にあるストレスなどに漢方薬が作用することで、めまいや耳鳴りなどを和らげていくのです。
また、東洋医学では漢方薬やはり・きゅうによって免疫をコントロールして、風邪をひきにくい身体を作ることも期待できます。西洋医学では対応が難しい、長引いて改善しにくい風邪も、免疫力の向上により治りやすい身体を目指します。
めまい
めまいは予期せぬ時に突然襲われることが多い病気で、平衡機能が正しく機能しなくなることによって起こります。目が回ってくらくらする、ふらふらするといった症状が主ですが、時に耳鳴りを伴うこともあります。ほとんどのめまいは一過性のもので、すぐに治まりますが、中には身体がふわふわした、足元がおぼつかないような感覚が持続することもあります。
当院では、人によって違うめまいの原因を明らかにして、その原因に対する治療を試みます。たびたびめまいを感じる方は、早めに病院を受診して、治療を始めることが大切です。めまいは急性期の症状と、症状がいつまでも持続するものとで治療方法が違います。一過性の症状で悩まれている方は、西洋医学に基づいた治療法でめざましく改善する傾向にあります。慢性的なめまいには、東洋医学の考え方に基づく治療をいたします。なお、当院では、めまいに対し、眼振検査、聴力検査、耳に異常がないかなどの検査をいたします。検査の結果、脳に原因があるようでしたら、連携している医療機関をご紹介いたします。
治療は急性期の症状を抗めまい薬や内耳循環改善薬、ビタミンB12製剤などで和らげるほか、漢方薬による治療を行うこともあります。メニエール病の患者さまには、利尿剤を使うこともあります。
耳鳴り
人間の身体は、日中に交感神経が活発になり、眠っている時は副交感神経が働きます。これが自律神経のリズムですが、リズムに乱れが生じるとめまいや耳鳴りの原因にもなります。たとえば、睡眠時間が短くなると、肩こりや首こりが出てきます。 そして、めまいや耳鳴りという症状を引き起こします。また、仕事に追われていると、身体にひずみが出てきます。当院では、病気の背景にあるひずみや自律神経の乱れを整える治療をいたします。のどの痛みや耳の不調、めまいを抑制することを最終的な目標にしていますが、まずは症状の背景、つまり原因を治療することが大切です。患者さまの生活の中でひずみが生じたものを、できるだけなだらかにする薬を使います。また、患者さまの生活習慣、背景にあるものを大きく変えることなく、自然に症状が和らぐように治療します。
漢方・はり・きゅう治療
漢方やはり・きゅうで免疫力を高め、根本原因から治療していきます
東洋医学の考えとして、気、血、水の三大要素が人体にはあります。気はやる気の気、血は血の流れ、水はむくみに関わり、そのバランスを整えることが大切だという考えです。その中でも重要視されるのは、健康の元となる「気」です。仕事で思い悩めば気持ちが落ち込み、そこへ血や水の滞る状態が続くと、病気になることもあり得ます。
そのような考えの基、症状の裏にある生活習慣やストレスなどいろいろな原因や背景を探り、気を高めるのか、血や水の状態を良くするのかを判断して、漢方薬の処方をいたします。のどの違和感やめまいといった不定愁訴などにも、さまざまな漢方の中からその方に合うものを選んで対応しています。
このように、何か一つの症状に対してというよりは、その方の免疫力をコントロールして病気になりにくい体質を目指すのが、当院の漢方・はり・きゅう治療です。当院を選んで相談してくださった患者さまに対して、院内でできる限り症状の改善に努め、身体を楽にしてお帰りいただきたいという一心で手間暇惜しまず治療にあたっています。耳鼻咽喉科疾患に関わらず、風邪や肩こりなど身体全体の不調に対し、総合的な医療を提供させていただきますので、どんな身体の悩みもご相談ください。
アレルギー科
漢方薬や舌下免疫療法で花粉症を治療
当院では、花粉症の方の治療もいたします。まずは各種検査を受けていただき、花粉など原因となっている抗原の特定をいたします。治療は、西洋薬だけを使う場合もございますし、漢方薬との併用、漢方薬のみ、というように患者さまに合わせて進めます。スギ花粉にアレルギーのある方の場合、舌下免疫療法にも対応しています。
また、冷えやイライラが強いとアレルギーが強まる傾向にありますので、原因を和らげる治療も漢方薬でいたします。自律神経のバランスを整え、冷えやイライラを緩和することで、アレルギー症状の緩和を目指すのです。また、お仕事の関係上、眠気を催す西洋薬を使いたくない方や、妊娠しているので漢方薬を使いたいという患者さまにも漢方薬による治療をいたします。
花粉症
花粉症の患者さまには、診断のために鼻汁好酸球検査、抗原検査(原因になっている物質の検査)などを受けていただきます。花粉症の治療には、抗アレルギー薬を使います。そのうえで症状の改善が難しい場合には、漢方薬を併用いたします。また、薬で眠気が出やすい方には、眠気を感じにくい錠剤と漢方薬を使うことがあります。
西洋薬を服用しても症状が治まらない場合は、強力なタイプの漢方薬を使います。また、授乳中の方やドライバーなど眠くなっては困る患者さまや漢方薬での治療を希望される方への処方にも応じます。冷えやイライラなどが原因でアレルギーが強まることもありますので、漢方薬で根本からの改善を目指します。
花粉症の症状は飛散量だけではなく、自律神経のバランスや、身体や精神のきしみも関係していると考え、緩和するための治療を行います。また、スギ花粉が原因で症状が起こる患者さまには、舌下免疫療法による減感作療法を行うことも可能です。
北の森耳鼻咽喉科医院の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 アレルギー科 | |||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
インフルエンザ予防接種 成人用肺炎球菌予防接種 抗体検査 抗体検査(おたふくかぜ) アレルギー検査 耳鼻いんこう科疾患全般・漢方診療 |
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住所 |
富山県富山市森3丁目3-16
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アクセス |
駐車場有り(30台) |
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診療時間・休診日 |
休診日 火曜・日曜・祝日 土曜診療
休診日:日曜・祝祭日、火曜日・土曜日午後 |
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電話番号 |
076-438-6088 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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待ち時間対策 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場有り(30台) |
サービス |
多言語対応 ( 英語中国語韓国語 )
グーグル翻訳で可能 |
専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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治療 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
ネットでの時間予約・当日の順番予約に対応
インターネット予約により院内滞在時間を短くできるため、忙しい方でも通えます。当日予約では、受付で番号札を受け取った後、診察の順番をネットで確認可能です。
ポイント2
西洋医学と東洋医学の組み合わせ
西洋医学で痛みや鼻水などの症状を一時的に抑えている間に、東洋医学を併用して体質自体を改善することで、長引く不調を根本的に治療していきます。
ポイント3
ご年配の方や、足が悪い方も通いやすい
医院の敷地内に30台分の駐車場があり、車いすも用意されているなど、歩行が困難な方でも来院しやすい設備が整えられています。