日本皮膚科学会のガイドラインに沿った標準的な治療を提供します
スタンダードで基本に忠実な治療を提供します
当院のポリシーは、スタンダードな治療を提供することです。自己流に近いような特別な治療、変わった治療はいたしません。病気の治療の多くは、医学的・科学的に根拠のある基本的な手法がありますので、基本に忠実に標準的な治療を行うようにしています。そこから外れるような治療はリスクも高く患者さまの健康を害する危険性もありますので、当院では日本皮膚科学会のガイドラインに沿った治療を提供しています。
漢方薬は第一選択薬ではなく補助的に使用しています
漢方薬については、希望される患者さまには処方いたします。また、一般的な治療薬で改善しにくいときには治療の選択肢の一つとして漢方薬を併用してみるということはあります。ただし、漢方薬単独での治療は行っていません。漢方薬にはかゆみに作用すると言われているものや、ニキビに作用すると言われているものがあります。漢方薬はゆっくりと作用するものもあるので、何カ月か続けてみて、患者さまが良いと感じたらそのまま続けますし、あまり改善が見られないようであれば、使用を中断します。漢方薬はそのようなものだと当院では考えており、お出しする場合にも患者さまが過度の期待をお持ちにならないように、十分に説明しています。
生活指導をすることで予防と症状の改善をお手伝いしています
皮膚科では日常生活へのアドバイスも大切な治療だと考えます
皮膚科の病気は、物もの触れて刺激を受けたり、菌に感染したりなどして発症するようなものが多いといえます。そのため、生活の仕方が病状に密接に関係していると考え、症状の改善や緩和を早めたり、予防につなげたりするために患者さまに対して生活指導を行っています。日常生活においてどのようなものを使っているか、またどのようなことをしているのか等をヒアリングし、改善すべき事柄を親身にアドバイスするように心がけています。
顔も体も洗いすぎないようにアドバイスすることが多いです
冬になると乾燥によって肌のかゆみを訴える患者さまが多くなります。当院では、そのような患者さまにお風呂の入り方について指導を行っています。乾燥による肌のかゆみでは、お風呂に入るときに体を洗いすぎないようにすることが大切です。そのためにはタオルやスポンジは使わないようにしましょう。基本的に体を洗うときは手洗いで十分です。ボディーソープを手でよく泡立ててから、体に泡をなでつけて流す程度で大丈夫です。また、熱いお湯に長時間つかるのもよくありません。寒くなってくる秋口くらいからは、お風呂上がりに保湿クリームを塗るように心がけることも大切です。
女性のお顔に関するトラブルへのアドバイスはおまかせください
当院は女性医師が診察していますので、女性の患者さまのお悩みに対しては、同性からの立場で親身になってアドバイスできるのが強みの一つとも言えるでしょう。顔のニキビに悩んでいる患者さまには、洗顔がきちんとできるように洗顔の手順を指導しています。化粧品で顔がかぶれてしまい悩んでいる患者さまには、どのような化粧品を使っているのかヒアリングして、しみるものがあれば使用をやめるようにアドバイスしています。
皮膚科の病気は根気よく治療を続けなくてはなりません
水虫は医師に検査をしてもらって正しい治療をおこないましょう
水虫は、皮膚科で代表的な病気の一つです。水虫は、カビの一種である白癬菌が感染することで発症する皮膚病です。多くは足のかゆみや皮が剥けたりする症状ですが、そのような症状があるからといって水虫とはかぎりませんので、医師による診断の下に治療を受けるようにしましょう。例えば、足のかゆみや皮剥けの悩みで受診される患者さまの中には、汗が原因による湿疹やかぶれで、水虫ではないということがあります。 検査は皮の剥けた部分を顕微鏡で調べることで行いますので、時間はかからずその場ですぐに検査結果が出ます。治療は抗真菌剤を患部に塗ります。水虫の治療は、見た目の症状がなくなったからといって治療をやめてしまうと再発する恐れがありますので、少なくとも3カ月間はお薬を塗り続けなくてはなりません。
イボは放っておくと増える可能性があるので治療を受けましょう
イボも多くの患者さまが悩まされている「よくある疾患」です。ヒトパピローマウイルスが原因となり、手や足に発症することが多い病気です。気にしていじったりすると、数が増えてしまったり大きくなったりしますので、医師による診断の下に治療を受けるようにしてください。治療方法は液体窒素でイボを冷凍する処置を1~2週間に1回の間隔で行っていきます。綿棒で液体窒素をイボにあてるもので痛みを伴う治療になりますが、お子さまや痛みに弱い患者さまには綿棒をあてる時間を短くするなどして、なるべくつらい治療にならないように配慮をしています。症状の程度にもよりますが5回以上の通院治療が必要で、改善しにくい場合は年単位の治療となりますので、根気よく治療していかなければなりません。
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