消化器内科
胃や大腸内視鏡検査にて、がんをはじめとする病気の早期発見を目指します
消化器内科では、がんの早期発見・早期治療を目指し、胃や大腸内視鏡検査に力を入れています。大腸がんは自覚症状が初期にはほとんどありません。大腸内視鏡検査によって前がん病変である大腸ポリープを発見し、切除することで予防していくことが大切です。便潜血検査で異常が指摘された方、下血、下痢や便秘などの便通異常がある方には、大腸内視鏡検査の受診をご提案いたします。
小さな病変も見落とすことがないよう、画像を強調して観察できるBLI/LCI機能、光学拡大倍率約145倍まで観察ができるレンズを搭載した内視鏡システムを導入しています。病変の検出や腫瘍性・非腫瘍性の鑑別にはAI技術も活用しています。
また、当クリニックでは、内視鏡検査を受けていただきやすいように鎮静剤を使用し検査時の苦痛に配慮した検査を行っています。トイレ付き個室や大腸内視鏡検査用の待合室をご用意するなど、院内の環境面にも工夫をしています。そのほか、診療日には毎日内視鏡検査を行っておりますので、お忙しい方でもご都合に合わせてご来院いただきやすいかと思います。
消化器内科に関するQ&A
逆流性食道炎
胃のムカムカが長く続いています。何かの病気でしょうか?
逆流性食道炎かもしれません。内視鏡検査を受けることをご検討ください。
逆流性食道炎とは、胃から胃酸が逆流して食道の粘膜が炎症を起こしてしまう疾患です。過食や飲酒・喫煙など生活習慣が乱れている方や、肥満体型や妊婦の方などおなかに圧力がかかってしまう場合に発症しやすいと言われています。
逆流性食道炎が疑われる場合は、まず問診をして自覚症状などについて伺います。その後に、胃内視鏡検査を行って食道の炎症度合いを確認します。当クリニックでは、経鼻内視鏡・経口内視鏡どちらにも対応していますので、ご希望をお聞かせください。必要であれば鎮静剤の使用も可能です。
治療としては、生活習慣の見直しと、胃酸分泌を抑える薬物療法をメインに行っていきます。一人ひとりのライフスタイルに合った治療のご提案に努めていますので、胸やけや胃もたれ、酸っぱいものが込み上げてくる、喉の違和感などでお悩みの方は早めにご相談ください。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、どのように診断されますか?
大腸内視鏡検査などを行い、大腸にがんや炎症などの異常がなければ過敏性腸症候群と診断します。
検査を行っても異常が見られないのに、腹痛や便秘・下痢をくり返している方は過敏性腸症候群の可能性があります。過敏性腸症候群は腸の働きに異常が生じる疾患で、便秘型、下痢型、混合型、分類不能型の4タイプに分けられます。
バランスの悪い食生活や生活習慣の乱れ、強いストレスなどが原因になっていることが多く、その原因を明確にするためじっくりと問診を行います。そのうえで、必要であれば血液検査や大腸内視鏡検査を行い、症状に合わせてお薬を処方します。基本的には消化管の働きを調整するお薬や便の状態を整えるお薬を用いますが、過度なストレスが原因となっている場合は抗不安薬や抗うつ薬などの処方も可能です。
便秘・下痢
毎日排便していても便秘になっていることがあると聞きました。
はい。排便時に残便感や不快感が残っているのであれば、それは便秘と言えます。
おなかの痛みを伴う下痢が何週間も続いている、便が水っぽい、下痢に血が混ざっているという方は、がん性腹膜炎や甲状腺機能亢進症、感染性腸炎などの疾患が隠れている場合がありますのでお早めにご相談ください。当クリニックでは、下痢の状態を詳しく伺ってから大腸内鏡検査を行い、原因を特定したうえで薬物療法や点滴治療などから患者さまに合った治療方法をご提案します。
また、便秘に関するご相談も承っています。数日間排便がない状態だけでなく、毎日排便があったとしても残便感が残る場合は便秘と言えます。普段の水分摂取量が少なかったり、無理なダイエットをしていたりすると便秘を引き起こしやすく、甲状腺機能低下症や自律神経失調症などのほかの疾患が原因となっている場合もあります。食事や運動・ストレスなどが原因となっている場合は、生活習慣の見直しをして症状緩和を目指しますが、疾患がある場合はそれに応じた治療方法をご提案します。
便潜血検査陽性
便潜血陽性と言われましたが症状はないため様子を見てもよいですか?
いいえ、重篤な疾患が隠れている場合があるため、放置せず早めに検査を受けるようにしましょう。
便に血が混ざっている状態を便潜血陽性と言い、大腸ポリープや大腸がん、クローン病、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、胃がんなどの疾患が潜んでいる可能性があります。そのため、健診などで便潜血検査が陽性と診断された場合は、内視鏡検査を受けることをご検討ください。便潜血陽性がわかった時点で検査を受けることで、疾患の早期発見・早期治療につなげることができます。
また、便潜血検査が陰性でもがんが潜んでいる場合があるため、定期的に精密検査を受けましょう。当クリニックでは、どなたでも検査が受けやすいよう、痛みや苦痛に配慮した大腸内視鏡検査を行っています。
内視鏡内科
疾患を早期に発見するため、苦痛の少ない内視鏡検査を提供しています
当クリニックでは内視鏡内科を標榜し、苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査を行っています。
胃内視鏡検査は、咽頭・食道・胃・十二指腸の粘膜を観察することができる検査です。炎症やポリープ、がんの有無や、疾患の程度を診断できます。口からカメラを挿入する経口内視鏡と鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡、どちらの方法にも対応しており、患者さまご自身に選択していただけます。
大腸内視鏡検査は、肛門からカメラを挿入して、大腸の粘膜を観察する検査です。鎮静剤の使用が可能なため、眠っている間に検査を終えることができます。検査の際は、身体に吸収されやすい炭酸ガスを送り込むことで、苦痛の緩和に努めています。
検査前日までの流れについて(大腸内視鏡検査)
大腸内視鏡検査の前日までに注意する点があれば教えてください。
検査1週間前までに事前診察を受けていただきます。前日の食事は20時までに済ませてください。
大腸内視鏡検査はできるだけ、事前のご予約をお願いいたします。また、検査前の診察を1週間前までに受けていただきます。
便秘の方は検査数日前から下剤を使用し、便通をよくしておくとよいでしょう。検査前日の食事は、20時までに済ませてください。アルコール・牛乳・コーヒーなどの飲み物は前日から控えていただくようお願いいたします。
検査食の方は検査食を、検査食のない方はできるだけ消化のよい物を召し上がっていただくとよいでしょう。下剤や緩下剤を使用するよう指示があった方は、忘れずに服用していただきますようお願いいたします。
検査当日の流れについて(大腸内視鏡検査)
大腸内視鏡検査の当日の流れについて教えてください。
当日は下剤を服用して腸管をきれいにしてから検査を受けていただきます。
検査当日の朝は、水やお茶以外は何も召し上がらないようにしてください。また、糖尿病の内服薬の服用やインスリン注射は中止していただきますようお願いします。それ以外の慢性疾患の薬は服用してかまいません。
ご自宅で下剤を服用される方は、指示された時間から下剤を服用してください。腸管内がきれいな状態になったら、検査15分前にご来院ください。来院後、便の状態をお伺いし、問題がなければ検査着に着替えていただきます。
院内で下剤を服用される方は、指示された時間にご来院をお願いいたします。下剤の服用の仕方についてご説明いたします。その後、個室で下剤を服用してください。便が透明になったら検査着に着替えていただきます。
ご希望の方には、検査前に点滴で鎮静剤を使用します。鎮静剤の使用を希望される方は、検査後に車や自転車は運転できませんので、公共交通機関でのご来院をお願いいたします。検査の所要時間は15~30分ほどです。ポリープや腫瘍の識別を補助するAIの活用などにより、丁寧な診断を心がけています。必要に応じて、ポリープの切除や生検を行います。
検査後、鎮静剤を使用した方はリカバリールームでお休みいただきます。お目覚めになってから、検査結果についてご説明いたします。病理検査を行った場合は、約2週間後に結果をお伝えいたします。検査後の食事制限はありません。水分をできるだけ多めに摂取するようにしてください。ポリープを切除した場合には、飲酒や激しい運動は避けていただきますようお願いいたします。
痛みへの配慮(大腸内視鏡検査)
大腸内視鏡検査の苦痛に対して工夫していることを教えてください。
下剤は鼻からの注入も可能です。鎮静剤や二酸化炭素を使用し苦痛の軽減に努めています。
当クリニックでは、痛みに配慮した大腸内視鏡検査を行うことで、増加傾向にある大腸がんなどの消化器疾患の早期発見を目指しています。
検査前には腸管をきれいにするため下剤を服用していただく必要があります。当クリニックでは飲みやすい味の下剤を選んでいただくことができるように、数種類の下剤をご用意しています。また、それでも下剤の服用がつらいという方には、鼻チューブ法という鼻から胃に下剤を注入する方法を選択することもできます。
検査の際は、ご希望の方には鎮静剤を使用します。鎮静剤の量は、眠ったような状態で検査を受けていただけるよう患者さまごとにきめ細かに調整いたします。カメラの太さも患者さまに合わせて適宜選択いたします。
管腔の拡張時には吸収されやすい二酸化炭素を使用することで、できるだけおなかの張りを軽減するようにしています。また、軸保持短縮法による検査を行うことで、可能な限り苦痛を軽減できるよう努めます。
大腸ポリープについて
大腸ポリープと大腸がんの関係について教えてください。
腫瘍性ポリープは大腸がんに進行する恐れがあり、切除することでがんの予防につながります。
大腸ポリープのほとんどは自覚症状がないため、大腸内視鏡検査を行わなければ発見することができません。大腸ポリープとは、大腸の管の粘膜層の一部がイボのように隆起したもので、腫瘍性のポリープと非腫瘍性のポリープに分けられます。
大腸ポリープ自体は良性ですが、腫瘍性ポリープである腺腫は放置すると肥大化して大腸がんになる可能性があります。小さくても腺腫の段階で切除しておくことで、大腸がんの予防につながります。
大腸ポリープや大腸がんは、食生活と遺伝的な要素が発症に関係していると考えられます。高カロリー食、加工肉、赤身肉の摂取、過量のアルコール摂取や喫煙などは大腸がんの発生リスクを高めると指摘されています。これらの摂取を控え食物繊維を含んだ野菜を食べることで、大腸がんの予防に心がけるとよいでしょう。遺伝的な要素は避けることが難しいため、血縁者に大腸ポリープや大腸がんを罹患した方がいる場合には、自覚症状がなくとも大腸内視鏡検査を受けられることをご提案いたします。
大腸ポリープの日帰り切除
大腸ポリープが見つかった場合は、切除してもらえますか?
はい。大腸ポリープは日帰りでの切除に対応しています。
当クリニックでは、内視鏡検査で大腸ポリープが見つかった場合は、そのまま切除を行うことが可能です。内視鏡のスネアをかけ締め付けて切除するコールドポリペクトミーという方法のほか、ポリープの大きさや形状によっては、スネアに高周波電流を流して焼き切るポリペクトミーという方法、生理食塩水を注入しポリープを浮き上がらせてから高周波電流で焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)という方法を選択する場合もあります。
切除自体は日帰りで行いますが、病理検査を行った場合には検査結果のご説明のために、再度ご来院いただく必要がございます。
また、ポリープの形状や大きさ、数によっては内視鏡で切除できない場合がございます。手術や入院を必要とする場合には、対応可能な医療機関をご紹介いたします。
検査前日・当日の流れについて(胃内視鏡検査)
検査当日は車で向かってもよいですか?
鎮静剤を使用する場合は検査後の運転ができないため、バスや電車などを利用してください。
胃内視鏡検査を受ける日の前日は、20時までに夕食を済ませてください。食事は、おかゆやうどんなど、消化のよい物を食べるようお願いします。水やお茶、スポーツドリンクなどの飲み物は20時以降もお飲みいただけます。
検査当日は、午前中やお昼ごろに検査がある場合は、朝食は食べずにご来院ください。夕方の検査であれば、朝食のみ食べることができます。来院後は問診を行った後に前処置を行い、内視鏡検査を進めていきます。検査自体は10分ほどで終了しますが、鎮静剤を使用した場合は目がしっかりと覚めるまでリカバリールームにて休憩していただきます。
なお、鎮静剤を使用する場合は、検査後に車や自転車を運転することはできません。公共交通機関を利用してご来院ください。
苦痛に配慮した検査(胃内視鏡検査)
胃内視鏡検査は苦しいイメージがあり、受ける勇気が出ません。
嘔吐反射の少ない経鼻内視鏡や鎮静剤の使用が可能です。ぜひリラックスしてお越しください。
当クリニックでは、患者さまにできる限り苦痛を与えないよう、さまざまな工夫をしています。
例えば、経口内視鏡だけでなく経鼻内視鏡にも対応しており、患者さまが選べるようにしています。経鼻内視鏡は鼻からカメラを通すため、喉の奥に触れることがなく、オエッとなってしまうことがありません。カメラも細い物を使用しているため、鎮静剤を使用しなくても苦痛が少なく検査を受けられます。
もちろん鎮静剤を使用して眠っている間に検査を終えることもできます。検査後は寝たままストレッチャーでリカバリールームへと移動し、しっかりと目が覚めてから検査結果をご説明します。
胃と大腸の同日検査
胃と大腸の検査を同日に行うことはできますか?
はい、可能です。前日の食事制限が1回で済むなど患者さまの負担を軽減できます。
当クリニックでは、胃大腸内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同じ日に受けることができます。何日もお仕事を休めない、子育てで忙しいという方が1日にまとめて検査を受けたり、前日の食事制限が1回で済んだりとさまざまなメリットがあるため、ご希望の方は気兼ねなくご相談ください。また、検査は土曜日にも行っていますので、スケジュールを調整しやすいかと思います。
さらに、胃内視鏡検査は、検査枠が空いていたり患者さまが食事を摂った時間が早かったりと条件がそろっていれば、初診当日に受けられます。何回もクリニックに通うことが難しい方や早急な検査が必要な方に、柔軟に対応いたします。
横浜わたなべ内科・内視鏡クリニック 根岸院の基本情報
診療科目 | 消化器内科 内視鏡内科 胃腸内科 内科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
住所 |
神奈川県横浜市磯子区西町12-12 2階
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アクセス |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
※検査・手術:8:30~15:00 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 |
045-751-5533 |
特徴・設備
特徴 |
|
---|---|
待合室 |
|
待ち時間対策 |
|
設備 |
|
サービス |
クレジットカード利用可
|
専門医 |
|
健康診断・検査 |
|
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
土曜日の胃・大腸内視鏡検査に対応
胃・大腸内視鏡検査は土曜日にも受けられるため、平日はご多忙な方も検査を受けやすい環境です。また、女性医師がいるため女性の方も気兼ねなく検査を受けられます。
ポイント2
苦痛に配慮した胃・大腸内視鏡検査を実施
「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」の資格を持つ院長・副院長が検査を担当。苦痛に配慮し鎮静剤を使用した胃・大腸内視鏡検査を受けることができます。
ポイント3
「根岸駅」徒歩約2分、提携駐車場も利用可能
JR京浜東北線「根岸駅」から徒歩約2分。駅から近く、電車で通うのに便利な立地にあります。近隣に3カ所の提携駐車場もあるので、お車でも通院できます。