専門医インタビュー

専門医インタビュー(中田 英之先生)|泉州統合クリニック

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泉州統合クリニック 高石駅_専門医インタビュー(中田 英之先生)の写真 「つなぐ診療」をモットーに、身体と心、各診療科を横断的に診療する医師
院長 中田 英之
取材日:2023年2月2日

中田 英之先生(日本東洋医学会認定 漢方専門医)にインタビュー

長くお悩みを抱える方を減らすため、分野を限定せず「つなぐ診療」を提供

初めに、どのような方針で診療を行っているのか教えてください。
泉州統合クリニック 高石駅 初めに、どのような方針で診療を行っているのか教えてください。の写真
医療というのは、内科や精神科、皮膚科などと分野を分けて診るのが基本かと思いますが、私は、それぞれの科目を横断的に診て「つなぐ診療」というのを行っています。

例えば、めまいと鼻炎の症状がある方が耳鼻咽喉科や脳神経外科を受診しても原因がわからず、最終的に精神科の受診を勧められるというケースがあります。しかし、そのような方のお話をじっくりと伺ってみると、日々の疲れがたまり体力をかなり消耗している状態で、少し休んだり胃薬を処方したりすれば快方に向かうことがあります。このように、患者さんご本人がどのような生活をしているのか、なぜ不調に至ったかをしっかりと観察し、さまざまな観点をつなげて診断をつけるのが私の診療です。

身体の不調はどこから来ているのか、患者さんが抱える不安の裏に身体の不調はないかなどとエピソードを拾い集め、ご自身の身体になにが起きているのかを説明することを大切にしています。
「つなぐ診療」をしようと思った経緯はどのようなものだったのでしょう。
泉州統合クリニック 高石駅 「つなぐ診療」をしようと思った経緯はどのようなものだったのでしょう。の写真
私は西洋医学の医師として産婦人科の医師として診療に携わってましたし、癌に関する基礎研究にも携わってきましたので、西洋医学の各分野が専門としていること、同時に苦手にしていることも理解しています。西洋医学が苦手としているのは体と心の両方にまたがる不調や各診療科にまたがって存在する不具合で、実はこの領域こそが患者さん一人一人の身体にとってとても重要なことなんですね。

過去に、統合失調症と診断され20年ほど悩んでいる方の診療をしたことがあります。夜眠れず、感情が不安定になることに困っておられたのですが、よくよくお話を聞いて行くと、消化力に問題があり、漢方にて排便ができ、消化が安定するようにお手伝いしたところ、ものの2月ほどで快方に向かわれました。「何のために今まで治療を頑張ってきたのだろう、、」とつぶやかれたその言葉が、耳に残りました。その方がつらく苦しい思いをした20年間をやり直すことはできません。ちょっとした事が落とし穴になって、悩みを長く抱える方を少しでも減らしたい、という思いで「つなぐ診療」を提供するようになりました。
クリニックで実際に対応している疾患・注力している取り組みはなんですか?
泉州統合クリニック 高石駅 クリニックで実際に対応している疾患・注力している取り組みはなんですか?の写真
月経痛や子宮腺筋症、PMS、更年期障害などの婦人科疾患をはじめ、不眠症やパニック障害、不安障害、不登校など精神の不調、食欲不振、倦怠感、片頭痛、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、新型コロナウイルスの後遺症などさまざまな不調を診ています。

身体に見られる症状は、ご自身の中にある異常をメッセージとして表してくれているため、ただ治療をすればいいというわけではありません。また、バラバラに起きているように感じる症状や不具合はすべて身体の中でつながっています。そのため、どのような仕組みで不具合を起こしているのか、どう対処すれば良いのかをご自身で理解してもらいたいと考え、体験し学ぶ場としてスタートした養生ヨガと連携し、また、必要に応じて宿泊型転地療養サービスに案内しています。

自分自身を見つめ、日頃の生活の中で行える養生法や生き方のヒントを得ることで、多くの方が病院やクリニックに頼ることなく生活できるようになることを願っています。

自身がつらい経験をしたからこそ、親身に患者さんに寄り添う診療がモットー

先生は勤務医時代、どのような診療に携わっていたのですか?
泉州統合クリニック 高石駅 先生は勤務医時代、どのような診療に携わっていたのですか?の写真
もともとは精神科を目指して勉強に励んでいたのですが、当時はお薬を処方して治療するという風潮が強かったため、患者さんの生活背景に寄り添って診療を行いたかった私の考えとは合いませんでした。その時に漢方医療に詳しい母校の産婦人科の教官に誘われ、私も産婦人科の医師としてお産や婦人科疾患の治療に携わるようになりました。

漢方治療を行う際もただお薬を処方するだけではなく、「日本東洋医学会認定 漢方専門医」として食事や睡眠、運動を整えるサポートを行いながら、疾患や身体の不調にアプローチしています。
過去の経験の中で現在の診療に生きていると感じるエピソードはありますか?
泉州統合クリニック 高石駅 過去の経験の中で現在の診療に生きていると感じるエピソードはありますか?の写真
私が通っていた中学校には父が教員として勤めていましたから、「中田先生の息子」というプレッシャーの中で毎日を過ごしていました。そのため、テストになると字が読めなくなるという一種の心身症を患いましたが、両親に相談すると心配をかけてしまうと思い誰にも話しませんでした。

このような経験があるからこそ、患者さんの訴えは人ごとに思えませんし、不安を抱えている姿を見ているのはつらいです。苦しい思いをし、いずれ症状が良くなることを知っている当事者だからこそ、患者さんのお悩みに寄り添うことができているなと感じています。
どのような経緯や思いで開業に至ったのかを教えてください。
泉州統合クリニック 高石駅 どのような経緯や思いで開業に至ったのかを教えてください。の写真
総合病院などは診療科がはっきりと区別されていていますよね。私は診療科の垣根を越えて幅広く診る「つなぐ診療」をしたかったため、開業を決意しました。

開業時の思いとしては、少しのつまずきで不調に陥っている人、快方の余地があるのに深刻化してしまう人を減らしたい、そして体調不良の方々には、どんどん良くなって定期的な通院を卒業していって欲しいなと言うことです。この思いは現在も変わっていません。

患者さんが学べる場をつくり、クリニックを必要としない世の中を目指して

医師として、今後どのような世の中になってほしいと考えていますか?
泉州統合クリニック 高石駅 医師として、今後どのような世の中になってほしいと考えていますか?の写真
ご縁があって受診した方がご自身の身体について学び、どうして不調が出るのか、どう対処すれば良いのか自己観察ができるようになれば、クリニックに頼らなくて済みますよね。私が学ぶ場を充実させることで、病院やクリニックが必要ない世の中になればいいなと思っています。
先生が望む世の中にするために注力したいと考えていることはありますか?
泉州統合クリニック 高石駅 先生が望む世の中にするために注力したいと考えていることはありますか?の写真
不調に対する治療はクリニックで対応できますが、同じことをくり返さないようにするにはご自身を観察する練習をする必要があると思っています。そのためにヨガクラスや宿泊型転地療養サービスを提供していますが、「学ぶこと」は治療ではないので、いずれはクリニックと学びの場を区別していきたいですね。

また、私と同じ考えを持った医師が増えてほしいと考えているので、研修施設としての役割も担っています。若い医師が心身は関連があるということについて学びを深め、「つなぐ医療」がもっと広がることを期待しています。
最後に、先生から患者さんへメッセージをお願いいたします。
泉州統合クリニック 高石駅 最後に、先生から患者さんへメッセージをお願いいたします。の写真
私は地域の皆さんに、なんらかの不調からご自身の身体について学び、自分で自分をいたわれるようになってほしいと願っています。そのため、診療科目にこだわらず横断的に診断し、不調の原因をしっかりと読み解くことを大切にしています。

また、治療の際は手っ取り早くなんとかするのではなく、真実をお伝えしたうえで手間暇かけて不調を根本から良くすることに力を入れています。患者さんのお話をじっくりと伺い、お悩みに寄り添いながらサポートいたしますので、気兼ねなくご相談ください。

泉州統合クリニックの基本情報

医院名 泉州統合クリニック
診療科目 漢方内科 婦人科 内科 心療内科
ネット受付
電話問合せ

0066-9801-0431214

電話問合せの注意事項 【必読】

※当社及びEPARK利用施設は、発信された電話番号を、EPARKクリニック・病院利用規約第3条(個人情報について)に定める目的で利用できるものとします。
※一部回線からはご利用いただけない場合がございます。ご了承ください。

住所
アクセス
  • 南海本線高石駅 徒歩1分 
診療時間・休診日

休診日

金曜・土曜・日曜・祝日

9:30~12:30
15:00~18:00

休診日:火曜日・水曜日午後、金曜日、土曜日、日曜日
※午前診療 12:15受付終了
 午後診療 17:45受付終了

電話番号

072-247-7920

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 院外待機が可能 発熱患者の診療・検査
待合室
  • 空気清浄器 加湿器 アルコール除菌
設備
  • バリアフリー 駐輪場
サービス
クレジットカード利用不可
専門医
  • 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
  • 日本東洋医学会認定 漢方専門医

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