診療案内｜かしい駅前内科・脳神経クリニック

頭痛

慢性的な頭痛に悩んでいます。頭痛で受診してもよいのでしょうか？

心配な頭痛があればご相談ください。危険な病気が隠れていないかMRI/MRAで確認いたします。


頭痛には片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などの慢性頭痛（一次性頭痛）と、くも膜下出血・髄膜炎・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫などが原因で起こる頭痛（二次性頭痛）があります。頭痛の種類によって痛みの現れ方は異なり、例えば、「片頭痛」であればズキズキとした脈を打つような痛み、「緊張型頭痛」であれば頭の両側が締め付けられるような痛み、「くも膜下出血」が原因であれば殴られたような激しい痛みが現れます。当クリニックではMRI/MRAによる画像診断を行い、危険な頭痛かどうかを診断しています。

物忘れ

家族の物忘れがひどくなったのですが、認知症なのでしょうか？

物忘れが頻繁に起こり日常生活に支障が出たら、認知症の可能性がありますのでご相談ください。


物忘れがひどくなり、日常生活や社会生活に支障が出るようになった場合は認知症が疑われます。主な認知症にはアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症などがありますが、加齢やほかの病気の場合もあります。そのため、まずはMRI検査や血液検査を行い、物忘れの原因を見極めてまいります。中には正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症などのように治療可能な病気もあるので、こうした病気を見落とさないように努めています。

高齢の家族が急に動作を中断し、一点を見つめることがあります。

認知症ではなく、高齢者てんかんの発作の可能性があります。


高齢者のてんかん発作には、「複雑部分発作」といって一点を見つめて反応しなくなる（意識減損）、口をもごもごする・手をごそごそする（自動症）など、特徴的な症状がみられます。てんかん症状としてけいれんがなく、意識障害が生じやすいことから認知症と間違って診断されてしまうケースがあるので注意が必要です。当クリニックでは、高齢者のてんかんを診断できるよう、MRIだけでなく脳波計も備えています。

しびれ

急なしびれの原因としては、どのような病気がありますか？

脳卒中、脊髄圧迫性病変、ギラン・バレー症候群、多発性硬化症などさまざまな病気が考えられます。


しびれは、感覚の経路（感覚受容器から末梢神経、脊髄、大脳までの感覚の伝導路）のどこかに障害が起きることで発症します。原因には、脳卒中、脊髄圧迫性病変（頸髄硬膜外血腫・頸椎症性脊髄症・転移性腫瘍）、ギラン・バレー症候群、多発性硬化症、圧迫（絞扼）性ニューロパチー、糖尿病性多発ニューロパチーなど、さまざまな病気が考えられます。また、循環器内科・血管外科で対応が必要な、末梢動脈疾患が原因の場合もあります。重大な病気が隠れている場合もあるので、お早めにご相談ください。

めまい

めまいはどのように診断しているのでしょうか？

内耳性のめまいか、中枢性のめまいかの鑑別はMRI/MRA検査で行っています。


めまいは、「内耳性（末梢性）めまい」と「中枢性めまい」があります。内耳性めまいは、寝返りを打った時や布団から起き上がろうとした時など、身体の向きを変えた時によく現れます。一方、中枢性めまいは、激しい頭痛、ろれつが回らない、手足が動かない、意識障害などを伴うことが多いです。中枢性めまいの場合は、主に脳幹や小脳の脳血管障害が原因となるのですが、病変が小さい場合は内耳性めまいと見分けることが難しいです。そのため、MRI/MRA検査によって、見逃さないように注意しています。

パーキンソン病

じっとしていると手がふるえます。病気でしょうか？

手のふるえはさまざまな病気が原因で起こりますが、パーキンソン病の可能性もあります。


脳神経内科では、パーキンソン病の患者さまも多く診察しています。主な症状には、安静時に手がふるえる、歩く速度が遅くなり歩幅が狭くなる、転びやすくなるといったものがあります。なお、パーキンソン病のような症状が現れる病気は多くあり、それらはパーキンソン症候群と呼びます。患者さまの病気がパーキンソン病なのか、そのほかの病気なのかを見極めるために神経学的診察やMRI検査などを行い、パーキンソン病であれば薬物治療・リハビリテーションなどを提案いたします。

てんかん

てんかんの検査を行っていますか？

MRI・脳波計・心電計などを使ったてんかんの検査に対応しています。


てんかんとは、発作的にけいれんや意識障害を起こす脳の病気です。大発作の場合はけいれんがみられますが、複雑部分発作の場合はけいれんが起こりません。しかし、発作後もうろう状態や発作後頭痛があるようなら、てんかんの可能性があります。成人のてんかんは脳血管障害・認知症・脳腫瘍などが原因であるケースが多く、これらを治療することで発作を予防できる可能性が高くなります。当クリニックはMRI・脳波計・心電計によるてんかんの検査をしているため、気になる症状があればご相談ください。

脳ドック

脳ドックを受けるメリットを教えてください。

脳卒中につながる恐れのある病気や認知症を早期に発見できるといったメリットがあります。


脳ドック（※）とは脳の健康診断のことで、無症候性脳梗塞・未破裂動脈瘤・頸部血管狭窄・認知症などを早期発見するために行っています。具体的な検査内容としては、MRI/MRAによる脳の画像診断、頸動脈超音波検査、血圧脈波検査、脳機能に関係する血液検査、認知症検査などがあります。ご自身の健康寿命を延ばすためには、脳卒中や認知症などを未然に防ぐことが大切です。生活習慣病の方、喫煙の習慣がある方、肥満の方、脳卒中や認知症になった親族がいる方は、脳ドックの受診をご検討ください。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。