医師として、力を入れて学んだことは何ですか？その理由も教えてください。

私は、勤務医時代、腎臓内科を専門にしていました。腎臓内科は、人工透析のため週に2、3回通院される患者さまが多くいらっしゃいます。患者さまと長くお付き合いをしながら、密にコミュニケーションをはかれる診療科目なのではないかと思い、腎臓内科を選びました。患者さまに寄り添い、患者さまといろいろとお話をして、コミュニケーションをはかりながら治療を進めていける診療科目が自身には合っていると考えて、腎臓内科を選択したのです。「どこが悪いのかよくわからないけれど調子が悪い」、「こんなことで受診してよいのかわからない」というお悩みを抱えている方々に向けて、幅広く医療を提供し、気軽にご来院していただけるようなクリニックを作りたいという思いから、当クリニックを開業いたしました。腎臓内科で、患者さまに寄り添っていろいろなお話をしながら治療を進めてきた経験は、開業してからも活かせていると感じます。風邪の症状もつらいけれど、肌の悩みについても一緒に相談したいというような、患者さまが多くいらしてくださっているのは、「気軽に相談しやすいクリニック」と思っていただけているからではないかと感じています。また、ご本人さまが受診されるだけではなく、「本人の前では言えないけれど、こういった症状はどうしたらいいですか」と、ご家族の方が相談に来てくださることもあり、嬉しく思います。患者さまのお悩みに合わせて、漢方や、内服治療、自由診療も含めて、色々な角度からその方に合わせた治療ができるようにしています。

クリニックにはどんなお悩みを持った患者さまがいらっしゃいますか？

風邪、お肌のお悩み、喘息、糖尿病・高血圧症・脂質異常症といった生活習慣病など、幅広いお悩みの方がご来院してくださいます。健診で異常を指摘されたという方も多くいらっしゃいます。また、患者さまがご来院された理由とは別の疾患が見つかって、治療を始められるというケースも、当クリニックではよくあることです。例えば、「足の傷がなかなか治らない」ということでご相談された場合、患者さまの訴えに従って足の傷だけを診るのではなく、「糖尿病が原因で傷が治りにくいのではないか」と疑い、検査をするようにしています。同様に、シミについてご相談にいらしたのに、検査をしたところ脂質異常症や高血圧症が見つかって、それらの治療を始められたという方もいらっしゃいます。

説明・カウンセリングで重視していることはありますか？

問診を行う際は、まず、患者さまご自身の言葉で、症状やお悩みについて語っていただくようにしています。患者さまご自身が、その症状からは想像もしていなかった病気にかかっていた、ということは、よくあることです。そこで、患者さまのお話を伺った上で、幅広い疾患を視野に入れて、疑わしい疾患があれば、「こういった症状はないですか？」という質問をこちらからも投げかけるようにしています。このように、患者さまに寄り添ったていねいな問診を行うことで、「足の傷が治りにくい」という症状から、糖尿病を発見するということにも繋がるのです。また、治療についての説明をする際には、患者さまにできることからお話しするようにしています。例えば、糖尿病をはじめとする生活習慣病の患者さまであれば、食事や運動など、さまざまな生活習慣に気を付ける必要がありますが、患者さまの生活の状況によっては実現が難しい場合もあります。そういった場合は、患者さまができることから、ひとつずつ始めていくようにアドバイスしています。医学的に必要とされることばかりを押しつけず、患者さまの立場にも配慮して、「少しずつ改善していって、お薬を減らしていけたらいいですよね」というように、お話しするようにしています。

女性医師として患者さまに配慮されていることはありますか？

ある程度、馴染みになった患者さまに対しては、姓ではなく、下のお名前でお呼びするように配慮しています。「○○さんのお母さま」、「○○さんの奥さま」という呼び方と同様、ご結婚で姓が変わられた方の場合、その姓は「自分の名前ではない」という感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。やはり、自分の名前は下の名前だと思っている方が多いと思いますので、下のお名前でお呼びするようにしているのです。そうすることで、患者さまとの距離も近くなるのではないかと思います。

病院が苦手なお子さまのために行っている工夫があれば教えてください。

お子さまの診療をする際には、まず目線を合わせてお話しするように心がけています。また、小さなお子さまが相手でも、まずは親御さまではなく、ご本人に「今日は、どうしたのかな？」と、問診をするようにしています。小さくても、答えられるお子さまであれば、「ここが、かゆいの」など、片言でも自身の言葉で答えてくれます。答えが返ってくるようであれば、「夜は、眠れるかな？」など、こちらからも質問を投げかけ、そのままお子さまご本人と問診を続けていきます。

ご年配の方に配慮していることがあれば教えてください。

ご年配の方に対しては、症状やお悩みの原因を「年を取ったせい」と、年齢で片付けないように気を付けています。患者さまご本人も、「もう、年だから仕方ないですよね」とおっしゃる方がいるのですが、そういった方に対しては、「年だからではないかもしれない。大丈夫、改善できることもあるかもしれませんよ」とご説明するようにしています。年齢のせいだからと諦めなくていい、改善のためにできることがあるかもしれない、ということは、お伝えするように配慮しています。

今後力を入れていきたいと考えている治療について理由と共に教えてください。

現在は、まだ実現する余裕がない状況ではありますが、今後、将来的には、訪問診療にも対応できるようにしていきたいと考えています。

検査設備について、どんな検査ができるのかを教えてください。

当クリニックは、レントゲン、心電計、スパイロメーター、血液検査機器といった各種検査設備を備えています。血液検査機器は、肝機能の状態を確認するγ-GTP、脂質異常症の診断に必要なHDL-コレステロール・LDL-コレステロール・中性脂肪、糖尿病の診断に必要な血糖値などの値を、院内でその日のうちに確認することができます。生活習慣病で通院いただいている方には、定期的に採血検査を行っていただきますが、結果をその日のうちにお伝えすることができますので、検査結果のご確認のために再度ご来院いただく必要がありません。検査の結果、数値の変動によってお薬を変更する必要がある場合も、受診いただいた当日から変更させていただきます。

貴院のスタッフの自慢できる点を教えてください。

私から具体的に指示をする前に、空気を察し、先回りして動いてくれるようなスタッフたちです。例えば、私と患者さまの会話を聞いて、「この検査機器が必要なんだ」ということを推測して、私が指示をする前に、もう機器を立ち上げて準備をしてくれている、右腕のような存在です。皆、同じ方向を向いて、患者さまのためにチーム一丸となって、動いてくれるスタッフたちです。患者さまに対する説明も、しっかりとできますので、何かご不明の点などございましたら、スタッフにもご質問いただければ幸いです。

この町で開業に至った経緯を教えてください。

自由が丘は、私がもともと住んでいた町でした。自分の住んでいる町のかかりつけのクリニックになりたいという思いがあったので、この町に開業を決めたのです。患者さまと、医療のことだけに限らず、「美味しいケーキ屋さん」や「おすすめのショップ」など、町のさまざまな情報についても交換できるのは、私自身が自由が丘に住んでいるからこそだと思います。患者さまが近くの飲食店に勤めていらっしゃる場合には、「今度、食べに行くね」と言って、お邪魔させていただくこともあります。患者さまも、ご紹介がきっかけで受診してくださる方が多く、嬉しく思います。ご家族の方の紹介で、家族ぐるみで受診してくださる方もいらっしゃいます。今後も、地域に密着し、患者さまに寄り添った医療を提供していきたいと思います。

《ネット受付可》 Aｌｏｈａさおり自由が丘クリニック(目黒区｜自由が丘駅)

Q: 病院が苦手なお子さまのために行っている工夫があれば教えてください。

お子さまの診療をする際には、まず目線を合わせてお話しするように心がけています。 また、小さなお子さまが相手でも、まずは親御さまではなく、ご本人に「今日は、どうしたのかな？」と、問診をするようにしています。小さくても、答えられるお子さまであれば、「ここが、かゆいの」など、片言でも自身の言葉で答えてくれます。答えが返ってくるようであれば、「夜は、眠れるかな？」など、こちらからも質問を投げかけ、そのままお子さまご本人と問診を続けていきます。

	月	火	水	木	金	土	日	祝
9:00～13:00	●	●	休	●	●	●	休	休
14:00～17:00	●	●	休	●	●		休	休

Aｌｏｈａさおり自由が丘クリニックの基本情報

医院名

Aｌｏｈａさおり自由が丘クリニック

診療科目

内科皮膚科美容皮膚科

標榜科目

内科、皮膚科、美容皮膚科

診療内容

インフルエンザ予防接種水痘・帯状疱疹予防接種健康診断胃がん検診肺がん検診大腸がん検診

ネット受付

住所

アクセス

東急東横線自由が丘駅北口徒歩5分
東急大井町線自由が丘駅北口徒歩5分
東急目黒線奥沢駅徒歩7分
東急大井町線緑が丘駅(東京都) 徒歩10分
東急大井町線九品仏駅徒歩13分
東急東横線都立大学駅徒歩14分
東急目黒線大岡山駅徒歩16分
東急東横線田園調布駅徒歩22分

診療時間・休診日

休診日

水曜・日曜・祝日

土曜診療

	月	火	水	木	金	土	日	祝
9:00～13:00	●	●	休	●	●	●	休	休
14:00～17:00	●	●	休	●	●		休	休

※最終受付は12:30です

電話番号

03-6459-5068

特徴・設備

特徴	院内感染対策院外待機が可能エイジングケア
待合室	空気清浄器加湿器アルコール除菌
設備	バリアフリー個室ベビーカー置き場
サービス	クレジットカード利用可美容のみカードOK 多言語対応 ( 英語 )

対応可能な症状・疾患など

症状・疾患	肝疾患肥満(大人) 喘息(大人) 慢性疲労症候群痛風甲状腺疾患糖尿病膠原病炎症性腸疾患脂質異常症腋臭(わきが)・多汗症アレルギー（大人）ニキビ熱傷真菌症ケロイドアレルギー性鼻炎
治療	漢方糖尿病足病変フットケア高血圧アトピー性皮膚炎白癬パルス療法減感作療法(アレルゲン免疫療法)

最終更新日 2025年3月31日

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