診療案内｜やまだ眼科クリニック

白内障

白内障の症状や治療法を教えていただけますか？

主な症状には視力低下や目のかすみなどがあります。治療は点眼薬や手術でおこないます。


白内障は、主に加齢によって水晶体が濁ってしまう病気で、視力低下や目のかすみなどの症状が現れます。これらの症状に心当たりがあったり、眼鏡をかけても見えにくかったりする場合は、一度、ご相談ください。白内障の治療には、進行の抑制を目的とした「点眼治療」や、人工の眼内レンズに置き換える「白内障手術」などがあります。

白内障と診断されたら、すぐに手術をしなければいけませんか？

白内障でもすぐに手術が必要なわけではなく、目の状態や日常生活を考慮しながら決めていきます。


白内障と診断が付いたからといって、すべての人に手術をおすすめしているわけではありません。白内障手術をおこなう基準は「日常生活に支障が出ているかどうか」になります。当クリニックでは「目が濁っていて困っている」や「視力の低下によって運転免許証の更新に不安がある」といった状況も踏まえて、早めに手術をしたほうがいいと判断したときにご提案しています。なお、お仕事をされている方もいますので、一人ひとりに合ったタイミングで手術を受けられるようにアドバイスしています。

白内障の手術のあとはどのような注意が必要でしょうか？

手術後はご自宅での点眼や定期受診が必要になり、1週間ほど激しい運動を避けていただきます。


白内障の手術自体は日帰りでおこなっていますが、手術後は翌日、2日後、1週間後、2週間後、1カ月後と定期的な受診が必要になります。また、術後は感染症などを予防するために点眼が必要になるため、当クリニックにて点眼の方法をしっかりとお教えしているほか、「目に違和感や変化があればいつでもお越しください」とお伝えしております。

手術後の注意点としては、術後に犬の散歩程度はできますが、手術後１週間くらいは力いっぱい走ったり激しく動いたりすることを禁止しています。翌日からは首から下のシャワーを浴びることもでき、術後4日目くらいからお風呂や洗顔も可能となり、さほど負担なく日常生活を送ることができます。

糖尿病網膜症

健診で糖尿病と指摘されたら眼科の検査も受けるべきですか？

目に自覚症状がない糖尿病患者さまは、定期的に眼科で目の検査を受けることが重要です。


糖尿病網膜症は糖尿病の合併症のひとつです。初期段階ではほとんど自覚症状が出ませんが、放置すると視力が低下し、失明に至るリスクがあります。しかし、眼底検査などにより糖尿病網膜症を早期発見できれば、身体への負担が少ない治療法で病気の進行を抑制できる可能性が高いです。早期発見・早期治療のためにも、糖尿病と診断が付いている方は定期的に眼科で検査を受けていただければと思います。

糖尿病網膜症にはどのような治療法があるのでしょうか？

レーザー治療や抗VEGF療法などがありますが、糖尿病と併せて内科と連携した治療になります。


糖尿病網膜症の治療には、網膜光凝固術というレーザー治療、抗VEGF療法、ステロイドの局所注射になります。また、糖尿病連携手帳をもとに、地域の内科診療所と連携しながら治療をおこないます。治療の第一歩は、原因となっている糖尿病を改善することなので、血糖値の高い状態が続いているようでしたら、内科の先生と連携を取りフォローいたします。

糖尿病網膜症の場合、症状が軽いうちに受診していただくことで、重症化する前に治療を開始できるというメリットがあります。開始が遅れると治療の選択肢が限られてしまいますので、糖尿病の患者さまは早めにご相談ください。

眼科ドック

眼科ドックではどのような検査をおこなうのでしょうか？

総合コースと緑内障コースがあり、視力検査・眼圧検査・視野検査・眼底検査などをおこないます。


眼科ドック（※）の目的は、自覚症状がない方の隠れた目の病気を見つけることです。 そのために当クリニックでは「総合コース」と「緑内障コース」の2種類を用意し、白内障・緑内障・加齢黄斑変性・網膜裂孔・ドライアイなどを発見するための視力検査・眼圧検査・視野検査・眼底検査・眼底三次元画像解析などをおこなっています。 なお、「総合コース」の場合は散瞳検査（瞳を開いておこなう検査）があるため、検査当日は車やバイクなどの運転を控えていただく必要があります。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

仕事で目を使うことが多いので、詳しく検査したほうがいいでしょうか？

目を酷使する方や車の運転をする方は、詳細な検査をおこなう眼科ドックをご検討ください。


当クリニックでは、40歳以上の方、血縁関係に緑内障の人がいる方、近視の検査を受けていない方、近視が強い方、高血圧症や自己免疫疾患などの全身疾患がある方に眼科ドック（※）をご提案しています。また、目を酷使する職業の方、バス・タクシー・トラックなど車を運転する職業の方も、眼科ドックをご案内しています。なお、自覚症状がある場合は保険診療の適用となることもありますので、眼科ドックをご希望の方は、事前に電話または当クリニックの受付にてご予約をお願いいたします。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。