診療案内｜まえばる泌尿器科クリニック

尿漏れ

トイレが近くなり尿意を我慢できません。受診した方がよいですか？

もしかしたら病気の可能性も考えられるので、お早めにご相談いただくことをおすすめします。


急にトイレに行きたくなり我慢できない、何度もトイレに行きたくなるといった症状にはいくつかの原因が考えられ、膀胱炎などの尿路感染症、尿路結石、前立腺肥大症などの病気が関係している場合もあります。また、検査をしても原因が見つからない場合は、過活動膀胱の可能性があります。もし排尿に関するトラブルでお困りでしたら、一度、ご相談いただければと思います。

過活動膀胱について詳しく教えていただけますか？

何らかの原因によって膀胱が活発になり、尿が十分にたまっていないのに尿意を催してしまう症状のことです。


過活動膀胱は男女ともによく見られる病気で、日本には810万人以上の罹患者がいるとされています。過活動膀胱は命に関わる病気ではありませんが、「外出先で常にトイレの場所を確認しておかないと不安になる」、「尿失禁してしまうことがなさけなく感じる」といったご本人にしかわからないつらさがあり、QOL（生活の質）の低下にもつながる可能性があります。お薬を使用したり、骨盤底筋を鍛えたりすることで改善できる場合もありますので、心配な症状があれば早めにご相談ください。

前立腺肥大症

前立腺肥大症にはどのような症状がありますか？

排尿時の勢いがなくなったと感じたら、前立腺肥大症の初期症状の可能性があります。


前立腺は加齢とともに肥大するため、早ければ40歳代から症状が現れはじめ、徐々に罹患率は高くなります。前立腺が肥大すると、膀胱や尿道を圧迫するので排尿が困難になります。さらに放っておくと、尿漏れ（尿失禁）や尿が出なくなる恐れがあります。また、合併症として尿閉や肉眼的血尿、腎後性腎不全などを引き起こす場合があるので、できる限り早めにご相談いただくことをおすすめします。

前立腺肥大症と診断を受けた場合、どのような治療が必要でしょうか？

初期段階であれば薬を使って治療を進めます。ただし、重症の場合はレーザー治療などが必要です。


前立腺肥大症と診断が付いた場合は、まず症状を緩和するために薬物治療をおこないます。特に、前立腺肥大症に伴う尿漏れはつらい症状の一つですので、こうした症状を緩和できるよう目指します。ただし、前立腺肥大症が進行してしまった場合は、レーザー治療が必要になります。なお、当クリニックではレーザー治療をおこなっていないため、連携先の医療機関などをご紹介いたします。

尿路結石

尿路結石とはどのような病気ですか？

尿の通り道に結石ができる病気で、腰、背中に激痛が走り、血尿が出ることもあります。


尿路結石とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路に、尿に含まれているカルシウムやシュウ酸が結晶化した結石ができる病気です。主な症状には背中から腰にかけての激しい痛み、血尿があります。治療法には薬物治療と手術があり、手術方法にも尿路結石破砕術のほかいくつかの種類があります。手術が必要な際には、連携先の医療機関などをご紹介いたします。

また、尿路結石は再発しやすい病気として知られています。そのため、再発を予防するために、運動を取り入れたり、1日2リットル以上の水分を摂取したり、カルシウムを多く摂取したりと、生活改善に関するアドバイスもおこなっています。