診療案内｜はつかいち乳腺クリニック

しこり

胸にしこりがあるのですが、何かの病気なのでしょうか？

乳がんの可能性もありますが、他の病気のこともありますし、何も異常がない場合もあります。まずは、受診をください。


自己検診でいう「しこり」とは、周りよりも硬い部分のことを言います。ただ、そのしこりが「乳がんなのか」「水がたまっているのか」「ただ乳腺の厚みがあるだけなのか」は検査してみないと分かりません。しこりがあると不安だと思いますので、まずは受診していただければと思います。

胸にしこりがある場合は、どのような検査をするのでしょうか？

まずは視触診やマンモグラフィ、超音波診断装置を使って検査をします。


胸にしこりがある場合、視触診・マンモグラフィ・超音波診断装置で検査をします。良性疾患の場合は経過観察となりますが、乳がんが疑われる場合は細胞診や針生検という検査をおこないます。検査結果に関しては、マンモグラフィと超音波は検査当日にお伝えできますが、細胞診や針生検は7から10日ほどかかります。

痛み

乳房が痛むのですが、どのような病気・原因が考えられるでしょうか？

乳房の痛みであれば、女性ホルモンのバランスが乱れている可能性があります。


チクチク、ズキズキといった乳房の痛みは、女性ホルモンが関係していることがほとんどです。そのため、周期的に痛みが出現することが多いと思います。正常範囲内での痛みのことがほとんどです。乳腺症・良性腫瘍・乳がんであることもありますが、皮膚のお病気や筋肉痛であることもあります。もし、乳房の痛みが続くようであれば、受診していただくのもいい方法かと思います。

乳房に痛みがある場合、どんな治療をしていくのでしょうか？

ホルモンバランスの乱れが原因にある場合には、基本的には生活習慣の見直しをおこないます。


乳房の痛みの原因がホルモンバランスの乱れにある場合、当クリニックでは生活習慣の現状・日々の環境の変化など、振り返るようにしています。いつの間にか自然に軽快していくことが多いかと思います。しかしなかなかよくならない場合には、漢方薬などを利用することで症状が軽くなることもあります。まずは患者さまと十分お話をして、原因・きっかけを見つけるように心がけています。

マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査のメリットは何ですか。痛みはありますか？

腫瘍の有無を検出できます。女性の診療放射線技師が痛みを和らげるように対応します。


マンモグラフィ検査では、視触診では発見できない乳がんを見つけることができます。当クリニックでは女性の患者さまの気持ちを理解できるように、女性の診療放射線技師が担当し、できるだけ痛くないように検査してまいります。なお、マンモグラフィ検査をご案内できない場合もございますので、詳しくはクリニックにてお問い合わせください。

検査時間や受診規定を教えてください。30歳でも受けるべきですか？

10分ほどで終わります。乳がんを早期発見するためにも検査をお受けください。


廿日市市・広島市・大竹市でも市内在住の40歳以上の女性を対象に、2年に1回マンモグラフィによる乳がん検診をおこなっています。当クリニックはこの乳がん検診実施医療機関であるため、対象になっている方は受診していただければと思います。

また、当クリニックでは任意による乳がん検診（※）も実施しています。30歳以上の方も乳がんを早期発見するために、検診を受けていただければと思います。そのほか、ホルモン補充療法を受けている方には1年に1回検査を受けるように推奨しています。

なお、乳腺の割合が多い場合（高濃度乳房の場合）は、マンモグラフィ検査では乳がんが見つけにくいこともあります。その場合は超音波検査を追加したりして、乳がんを見落とさないように注意しています。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

乳がんが見つかった場合の取り組み方や対応を教えてください。

乳がんの進行具合や性質、患者さまの心身の状態を確認しながら進めていきます。


私は乳がんの進行具合や性質、患者さまの体力、がんにたいする考え方などを考慮して、治療方針を決めるようにしています。そのため、まずは患者さまに「乳がんであること」を受け入れていただくように努めます。また、必要に応じて、ご家族やご友人の方にご協力いただくこともあります。そして、受け入れることができたと判断したら、その患者さまに必要な検査・治療を進めていきます。患者さまの意思を尊重しながら、専門性の高い医療機関と連携して治療してまいります。

超音波検査

超音波検査とはどのような検査ですか？

乳房に超音波を当て乳腺の状態を調べる検査です。


超音波検査とは乳房に超音波を当てて、しこりや乳腺の状態を調べる検査です。小さな腫瘤や細かな変化を捉えることができますので精密検査としてとても適しており、放射線被曝を避けたい時には第一におこなわれます。検査による痛みも少なく、マンモグラフィで高濃度乳房といわれている方の詳しく乳腺の状態を確かめることができます。