専門医インタビュー

専門医インタビュー(上山 茂充先生)|うえやま内科クリニック

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うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府)_専門医インタビュー(上山 茂充先生)の写真 糖尿病、消化器疾患、内視鏡などの経験を活かし地域の方々をサポート
院長 上山 茂充
取材日:2021年12月22日

上山 茂充先生(日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医)にインタビュー

勤務医時代は糖尿病から消化器がんの化学療法まで幅広い診療に従事する

糖尿病や消化器疾患を中心に診ていくことになった経緯を教えてください。
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 糖尿病や消化器疾患を中心に診ていくことになった経緯を教えてください。の写真
私は兵庫県姫路市の出身なのですが、周囲には自然も溢れていたので、子どもの頃はどちらかというと外で遊ぶことが多かったと思います。医師を目指したのは、人のために役立てる仕事だと思ったからです。大学院では、糖尿病の合併症に関する研究をおもにおこなっていました。

そのまま、糖尿病を中心に診ていこうと、兵庫県立成人病センターに勤務したのですが、途中から兵庫県立がんセンターと改称し、糖尿病内科を廃止し、がんを中心に診療していく方針に変わったのです。それをきっかけに、内視鏡検査や治療、消化器がんの抗がん剤治療に携わることになりました。勤務先の病院の方針転換がきっかけではありますが、結果的に糖尿病と消化器疾患について、幅広く経験を積むことができたのです。
そのほか、勤務医時代にはどのような経験を積まれましたか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) そのほか、勤務医時代にはどのような経験を積まれましたか?の写真
2008年からは、姫路にある新日鐵広畑病院(現・製鉄記念広畑病院)に勤務することになりました。ここでは、内視鏡とがん治療をメインに診療しており、糖尿病も診る機会がありました。新日鐵広畑病院をがん拠点病院にしたいという病院長の意向もあり、国立がんセンター中央病院(現・国立がん研究センター中央病院)に派遣されて、がんの化学療法に関する臨床研修も受けさせていただきましたね。

その後、新日鐵広畑病院で糖尿病の地域連携パスを導入することになり、その立ち上げにも参加しました。地域連携パスとは、かかりつけの医院と病院とが連携して、患者さまをサポートしていくシステムです。「日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医」として、システムの運用に関わり、地域の病診連携をスムーズにできるよう尽力しました。
開業されて、勤務医時代との変化を感じることはありますでしょうか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 開業されて、勤務医時代との変化を感じることはありますでしょうか?の写真
開業は、医師になった当初から考えていたことでした。ただ、ここまで幅広く診るつもりはなかったのですが、勤務医時代、取り巻く状況が変わったことで、自然と学ぶ必要が生じていったのです。周囲の状況の変化によるものではありますが、結果的に消化器疾患と糖尿病について、幅広く学ぶことができたのはよかったですね。

開業した今も、内視鏡検査をおこなっていますので、勤務医時代と基本的に大きな変化はありません。ただ、勤務医時代のようにがんの化学療法をクリニックで対応することはできませんので、近隣の病院にご紹介してお願いする形になります。消化器内科も糖尿病内科も、頼りがいのある先生方がたくさんいらっしゃいますので、必要に応じて、ご紹介させていただいています。

最近は、腹部エコー検査だけではなく、心エコー検査や頸動脈エコー検査にも対応するようになりました。月に2回、臨床検査技師が検査をおこなっています。

経験を活かし逆流性食道炎、大腸ポリープ、糖尿病などの治療にあたる

逆流性食道炎の検査や治療はどのようにおこなっているのでしょうか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 逆流性食道炎の検査や治療はどのようにおこなっているのでしょうか?の写真
逆流性食道炎の症状はさまざまですが、胸やけ、胸痛、呑酸、のどの痛みなどを訴えて来られる中高年世代の患者さまが多いですね。最近は、インターネットで病気に関する情報もいろいろと調べられるようになりましたので、症状から、「逆流性食道炎ではないか」ということを疑って受診される方も多くなったと思います。

胃内視鏡検査をおこない、逆流性食道炎と診断された方には、制酸剤を中心とした治療をおこなっています。内服薬のほか、食事についての注意もお話しします。寝る直前に食事を摂ると胃酸が逆流しやすいので、控えてくださいとお伝えしています。また、アルコール、甘いもの、脂っこい食事、炭酸などを摂ると逆流しやすいので、症状がある時には控えていただくようご説明していますね。
大腸ポリープと大腸がんの関係について教えていただけますか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 大腸ポリープと大腸がんの関係について教えていただけますか?の写真
大腸ポリープがあっても、自覚症状はありませんが、便通異常でご来院された患者さまや、健診の便潜血検査で異常を指摘された方に大腸内視鏡検査をおこなってみたところ、結果的に大腸ポリープが見つかるということも多いですね。健診の便潜血検査は大腸がんを見つけるための検査です。大腸ポリープは便潜血検査では見つけることが難しいため、40歳を過ぎたら一度、大腸内視鏡検査を受けていただくとよいでしょう。ポリープが見つかった場合には切除し、その後は定期的に検査を受けていただくと、大腸がんの予防につながるかと思います。

大腸内視鏡検査で見つかる大腸ポリープの中で多いのは、腺腫と呼ばれるもので、これは進行するとがん化のリスクがあります。切除したポリープは、病理検査に回して最終的な結果を確認し、患者さまにご説明しています。

食事と大腸がんとの関連性が指摘されることもありますが、はっきりとした予防法があるとは言い切れませんので大腸内視鏡検査を定期的に受けていただくことが予防のためには何よりも大事だと考えています。
1型糖尿病、2型糖尿病の治療で大事にしていることは何でしょうか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 1型糖尿病、2型糖尿病の治療で大事にしていることは何でしょうか?の写真
2型糖尿病は、健診で異常を指摘された方、ご紹介で来られる方、治療を中断し再開を希望される方などがご来院されます。1型糖尿病は、ご紹介でいらっしゃることが多いですね。1型糖尿病はインスリン療法が必須となりますので、当クリニックで1型糖尿病と診断した患者さまもまずは連携する病院にご紹介しています。

2型糖尿病は、治療を中断してしまう方も多いため、いかに治療をやめず継続していただくかということを大切にしています。患者さまの治療に対するモチベーションや目標はさまざまです。きちんとコントロールして合併症を抑えることは大切ですが、食事療法や運動療法を厳しく指導し過ぎて治療からドロップアウトしてしまうのでは本末転倒です。患者さまと話し合って、生活背景に合わせ無理なく治療を続けられる目標を設定し、伝え方もその方に合わせた話し方をするように工夫しています。

1型糖尿病は、病気を深く理解している患者さまが多いので、病気についての説明よりもいかにインスリン療法を続けていただくかといったところに気を付けています。

苦痛に配慮した胃・大腸内視鏡検査で病気の早期発見に努める

ピロリ菌に感染しているかどうかも検査で確認できるのですか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) ピロリ菌に感染しているかどうかも検査で確認できるのですか?の写真
ピロリ菌の感染は、慢性胃炎の原因となります。慢性胃炎の状態が長く続くと、胃の粘膜が萎縮する萎縮性胃炎となり、胃がん発症のリスクを高めるとも指摘されています。胃内視鏡検査で、ピロリ菌の感染が確認された方には除菌治療をおこないます。また、除菌治療後も、胃がんの早期発見のために1年に1回の頻度で、定期的に内視鏡検査を受けていただくとよいでしょう。

内視鏡検査はつらい検査というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、当クリニックでは、胃・大腸内視鏡検査はできるだけ苦痛に配慮しておこなうように努めております。鎮静剤も使用するため、ウトウトとした状態で検査を受けていただけます。イメージしていらっしゃるほどつらい検査ではないと思いますので、まずはピロリ菌に感染しているかどうかを検査でご確認いただきたいと考えています。
現在、業界内で注目していること、クリニックで力を入れていきたいことは?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 現在、業界内で注目していること、クリニックで力を入れていきたいことは?の写真
消化器内科の領域で、現在注目しているのはAIを活用した内視鏡検査です。内視鏡検査時に、AIの診断支援ソフトを導入することで、人間の目だけでは見落としてしまう恐れのある病変の発見や鑑別をサポートしてくれるのです。拡大内視鏡を用いれば、人間の医師も見落としを減らすことはできるのですが、さらにその見落としを減らすように支援してくれるのがAIです。こういった技術の進化は、がんの早期発見にもつながるものと思いますし、興味を持って注目しています。

当クリニックは2017年5月の開業から、胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査に注力してきました。それぞれの検査によって、当院では食道がんや胃がん、大腸がんが発見されています。今後も、事故がないように努めながら、早期治療に繋げるためにまずは病気の早期発見に努めていきたいと考えています。
地域の患者さまをどのようにサポートしていきたいと考えていますか?
うえやま内科クリニック 豊津駅(大阪府) 地域の患者さまをどのようにサポートしていきたいと考えていますか?の写真
「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」「日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医」として、消化器疾患や糖尿病に関して、専門性を活かした診療をおこなっていきたいと考えていますが、基本的には内科のクリニックとして、地域の患者さまが困っていらっしゃることに、幅広く対応していきたいと思っています。

私は、「日本内科学会認定 総合内科専門医」でもありますが、内科の医師としての役割のひとつは、疾患に合わせてふさわしい医療機関をご紹介するということです。当クリニックで対応が難しい疾患であっても、その疾患にふさわしい近隣の先生方をご紹介することが可能です。何かお身体のことで困ったことがあれば、まずは当クリニックまでご相談いただければ幸いです。

うえやま内科クリニックの基本情報

医院名 うえやま内科クリニック
診療科目 内科 消化器内科 糖尿病内科
診療内容

胃がん検診(胃内視鏡検査) 肺がん検診(胸部X線検査) 大腸がん検診(便潜血検査)

ネット受付
住所
アクセス
  • 阪急千里線豊津駅(大阪府)2番出口 徒歩4分 
  • 阪急千里線吹田駅(阪急) 徒歩8分 
  • 阪急千里線関大前駅 徒歩12分 
  • 東海道本線(JR京都線)吹田駅(JR) 徒歩17分 
  • 御堂筋線江坂駅 徒歩22分 
  • おおさか東線南吹田駅 車10分 
  • 阪急千里線千里山駅 車7分 
  • 南北線緑地公園駅 車13分 
  • 阪急千里線下新庄駅 車10分 

駐車場有り(10台)

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

9:00~12:00
13:00~16:00
16:00~19:00

13:00~16:00…予約検査

※日帰りの大腸ポリープ切除対応
※土曜日も内視鏡検査・午後診あり。
※胃カメラは受診当日の検査も可能ですが、予約検査の状況により検査をお受けいただけない場合がございます。
受診当日の検査をご希望の場合は一度お電話をお願いいたします。
※2023年2月より、研修のため、木曜日は当面の間、休診させていただきます。
※第2・第4木曜日午後13時~16時まで、予約検査:超音波検査(エコー)を行っております。

電話番号

06-6170-3339

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 日帰り手術(下肢静脈瘤や消化器疾患など)
待合室
  • 空気清浄器 加湿器 アルコール除菌 無料マスク
設備
  • バリアフリー 個室 ベビーカー置き場 駐輪場 駐車場
駐車場

駐車場有り(10台)

専門医
  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
健康診断・検査
  • 内視鏡専門(胃または大腸)
  • 麻酔下胃カメラ(内視鏡)
  • 麻酔下大腸内視鏡

対応可能な症状・疾患など

症状・疾患
  • 肝疾患
  • 肥満(大人)
  • 喘息(大人)
  • 糖尿病
  • 慢性疲労症候群
  • 痛風
  • 甲状腺疾患
  • 膠原病
  • 炎症性腸疾患
  • 脂質異常症
  • 物忘れ・認知症
  • 睡眠障害
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 骨粗鬆症
  • アレルギー(大人)
  • いびき/睡眠時無呼吸症候群
  • めまい
  • アレルギー性鼻炎
  • 心臓弁膜症
  • 不整脈
治療
  • 禁煙治療
  • 漢方
  • 高血圧

掲載している情報についてのご注意

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