診療案内｜東峯婦人クリニック

入院

入院中の食事について教えてください。

母乳の分泌を促進する、薬膳を中心としたメニューをご用意しています。


当クリニックは、19床の入院施設を備えており、落ち着いた空間でお産（※）前後の期間を過ごしていただけます。全室シャワー、トイレ、冷蔵庫、テレビ、ソファーを備え、日差しの入る明るく、広々とした作りです。特別室、一般入院用個室、大部屋からお好きな部屋を選んでいただくことが可能です。

入院中の食事は、産後のホルモン変化を考えて、浮腫や冷え、便秘、不眠、マタニティブルーなどの予防養生食をメニューに取り込んでいます。また、化学調味料は使用せず、野菜のもつ味を生かして薄味でおいしく仕上げております。アレルギーはもちろん、ベジタリアンやヴィーガンにも対応しております。

（※）費用については、料金表をご確認ください。

上の子と一緒に入院することは可能でしょうか？

子連れ入院にも対応していますので、ご相談ください。


当クリニックでは、上のお子さんを同伴して入院する子連れ入院（※）にも対応しています。3歳以上のお子さんには別にベッドをご用意させていただき、3歳以下のお子さんは同じベッドでお休みいただきます。出産にあたって、上のお子さんを預けることが難しい、面倒を見てくれる親族が近くにいない、という方にご利用いただければと思います。

また、パートナーの方やご両親が、妊婦さんの付き添いでお泊まり（※）いただくことも可能です。新型コロナウイルスの流行状況によっては、付き添いのお泊まりをお断りする場合もございますが、ご了承いただければ幸いです。ご希望の方はお問い合わせください。

（※）費用については、料金表をご確認ください。

分娩

無痛分娩を選ぶことはできますか？

自然分娩、無痛分娩、共にさまざまな選択肢をご用意しています。


当クリニックでは、妊婦さんご本人のご要望に合わせて、納得のいく分娩の方法を自由に選んでいただけるように、自然分娩（※1）、無痛分娩（※2）、共にさまざまな選択肢をご用意しています。

また、会陰切開についても、できる限り行わずに出産していただくことを基本としていますが、必要な場合には、医師の管理のもとで行い、切開後は縫合しています。縫合に使用する糸は、溶けて吸収される吸収性縫合糸を使用しております。

（※1）費用については、料金表をご確認ください。
（※2）は自由診療です。料金表をご確認ください。

お産に家族が立ち会うことは可能でしょうか。

陣痛室からパートナーや上のお子さんに立ち会っていただく、立ち会い出産も可能です。


当クリニックでは、立ち会い出産に対応しております。妊婦さんご本人が、納得した形で出産することが大切と考えています。後悔しない方法を選択し、納得のいく出産をしていただくことによって、お子さんに対する愛着が生まれ、愛情を持って育児を行っていくことができるのです。さまざまな妊婦さんのご要望に応えられるように、当クリニックでは多くの選択肢をご用意しています。

無痛分娩には、どのような方法がありますか？

笑気麻酔、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔などの方法があります。


無痛分娩（※）には、笑気麻酔を吸入する笑気吸入鎮静法、脊髄くも膜下麻酔や腰椎麻酔といった脊椎麻酔を行う方法、硬膜外麻酔を用いる方法と3つの方法があります。

当クリニックでは、おもに硬膜外麻酔による無痛分娩を行っています。硬膜外麻酔とは、脊髄に近い場所にある硬膜外腔にカテーテルチューブを通し、麻酔薬を投与する方法です。

無痛分娩を行う際には、「日本麻酔科学会認定 麻酔科専門医」が常駐した上で、お産を行ってまいります。

（※）は自由診療です。料金表をご確認ください。

産前・産後のケア

出産前のケアとして、どのようことを行っていますか？

マタニティクラス、出産準備クラス、胎教クラス、育児準備クラス、マタニティヨガを開き、出産に向けたアドバイスを行っています。


産前には、赤ちゃんを迎える準備として、マタニティクラス（※）、出産準備クラス（※）などを行っています。マタニティクラスは、妊娠12週～27週の妊婦さんが対象で、当クリニックで出産の予定のない方もご参加いただけます。食事や身体づくりなど妊娠中の生活に関するアドバイスや、母乳育児をするための準備などを行います。

妊娠28週頃からは、ご両親揃ってご参加いただける出産準備クラスを行っています。妊婦さんだけでもご参加いただけます。当クリニックで出産される方が対象で、出産や育児に向けて、具体的な心と身体の準備を行う教室です。
育児準備クラス（※）は、妊娠28週以降の妊婦さんが対象です。産後の養生と妊娠中から備えておくことに関するアドバイスや育児体験を行います。
胎教クラス（※）は、妊娠20週以降の妊婦さんが対象です。お腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションをとり、妊娠中から絆づくりをします。
マタニティヨガ（※）は、妊娠16週以降の妊婦さんが対象です。お産に必要な呼吸法はヨガの呼吸法と共通しています。呼吸法および日頃の体調を整えながら、出産に向けての体力づくりを行います。

（※）は自由診療です。料金表をご確認ください。

産後のケアはどのようなことを行っていますか？

産後2週間健診、産後ヨガ、母乳マッサージケア、日帰り型産後ケア、宿泊型産後ケアなどを行っています。


出産の後は、初めての育児で不安、母乳が出ない、授乳がうまくできないなど、さまざまな不安を抱えていらっしゃるお母さんも多いことと思います。当クリニックでは、産後2週間健診（※1）、産後ヨガ（※1）、母乳マッサージケア（※2）、日帰り型産後ケア（※2）、宿泊型産後ケア（※2）など、さまざまな産後ケアを行っています。

母乳マッサージケアは、母乳育児に不安がある方や、おっぱいに痛みがある、おっぱいの張りが取れないなど乳腺炎を起こしている方などを対象に行っています。

（※1）は自由診療です。料金表をご確認ください。
（※2）は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。自由診療となる場合もありますので、料金表をご確認ください。

日帰り型産後ケア、宿泊型産後ケアについて教えてください。

日帰り型産後ケアは日中に行うデイケア、宿泊型産後ケアは泊まりがけで行う産後ケアです。


日帰り型産後ケア（※）は、体調不良や育児に不安のある産後４カ月未満のお母さんと赤ちゃんを対象に行っています。日中の時間帯で、5時間滞在していただき、助産師に育児のことや母乳のことをご相談いただけます。赤ちゃんをお預かりし、その間、お母さんにはゆっくりと休憩していただくことも可能です。

宿泊型産後ケア（※）は、産後2カ月までの方が対象です。宿泊して、ゆっくりと休息を取っていただきながら、母体ケア、乳児ケア、育児相談、授乳相談などのケアを受けていただけます。

（※）は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。自由診療となる場合もありますので、料金表をご確認ください。

思春期のケア

中学生ですが、受診してもよいでしょうか？

当クリニックでは、思春期のケアも力を入れています。お気軽にご相談ください。


思春期は、子どもから大人へと移行して成長していく時期であり、月経が始まる大事な時期です。将来の妊娠に向けて、身体は準備をしていく時期ですが、受験勉強や激しいスポーツなどで、過度にエネルギーを消費し、ストレスがかかることによって、月経が止まる方もいらっしゃいます。当クリニックでは、この大事な思春期をどのように過ごしたらよいかという、アドバイスをさせていただきます。月経痛や月経不順など、月経に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

プレコンセプションケア（妊娠前・妊娠予備群）

プレコンセプションケアとは、どういった意味なのでしょうか？

将来の妊娠に備えて、あらかじめ心と身体を整えておくケアをプレコンセプションケアと言います。


コンセプションとは、「受胎」を意味する言葉です。プレコンセプションケアとは、妊娠・出産を具体的に考える前の段階で、将来の妊娠に備えて、子どもが欲しいと思った時すぐに受胎できるように心と身体を整えておくことを言います。

当クリニックでは、将来の妊娠に向けて、現在の健康状態をチェック（※）しています。20代から40代前半の女性の方が対象です。月経周期に異常がないかどうか、内診や細胞診によって子宮や卵巣に異常がないかどうかを確認し、性感染症の有無を検査します。また、血液検査ではホルモンの状態、甲状腺機能について確認します。

万が一、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が見つかった場合には、治療を行います。これらは、不妊の原因ともなる病気です。将来、妊娠をご希望されているのであれば、早めのチェックをおすすめいたします。

（※）は自由診療です。料金表をご確認ください。

更年期のケア

更年期の世代に対しては、どのようなケアを行っていますか？

更年期障害にホルモン補充療法を行っているほか、生活習慣病のケアやがん検診にも対応しています。


更年期と呼ばれる、閉経の時期を挟んだ前後約10年間は、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌が大きく低下していく時期です。そのため、のぼせ、ほてり、発汗、めまい、動悸、頭痛、肩こり、不眠、イライラ、落ち込みなど、多様な症状が現れます。日常生活にも支障をきたすほどの症状が現れる場合には、更年期障害と呼ばれます。当クリニックでは、更年期の不調や更年期障害に、ホルモン補充療法を行っています。

また、更年期は、糖尿病・脂質異常症・高血圧症といった生活習慣病が増えてくる年代でもあります。当クリニックでは、江東区の特定健康診査（※）にも対応しており、更年期の年代の方に生活習慣病のケアを行っています。また、江東区の子宮頸がん検診（※）も行っております。

（※）対象の方は公費負担で受けていただけます。料金表をご確認ください。

老年期のケア

60代を過ぎた女性でも婦人科を受診してよいでしょうか？

何歳になっても、女性のかかりつけとして、当クリニックをご利用いただければ幸いです。


老年期になると、骨盤底筋のゆるみから、子宮下垂、子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤などが起こりやすくなります。子宮下垂とは、子宮が正常の位置より下がった状態のことで、外陰部から子宮の一部が脱出した状態のことを子宮脱と言います。膀胱瘤とは、膀胱が下がった状態のことで、直腸瘤とは直腸が下がった状態のことです。

子宮下垂、子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤などが原因で、頻尿、尿漏れといった排尿困難、便秘などの症状が起こるほか、子宮脱が起こると膣にピンポン玉のようなしこりが触れている違和感や不快感が生じます。当クリニックでは、手術療法を行っています。

老年期を迎えると、婦人科を受診するのに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。当クリニックでは、老年期を迎えた女性のケアにも力を入れています。子宮下垂や子宮脱のお悩みに限らず、外陰部のかゆみや炎症などもお気軽にご相談ください。

人工妊娠中絶手術

人工妊娠中絶手術の相談はできますか。

はい、お気軽にご相談ください。女性医師が担当いたします。


当クリニックでは、基本的に妊娠11週までの人工妊娠中絶手術（※）に対応しております。1日入院または日帰りで対応しております。女性医師が全身麻酔で手術を行いますので、気兼ねなくご相談ください。

（※）は自由診療です。料金表をご確認ください。