診療案内｜森田内科・胃腸内科

麻酔下　大腸カメラ

大腸カメラの苦痛を減らすために取り組んでいることはありますか？

鎮静剤の使用はもちろん、患者さまごとにオーダーメイドの苦痛の少ない検査を提案いたします。


当院では「苦痛の少ない検査をおこなう」ことに力を入れています。そのために、「過去に内視鏡を受けたことがあるか」「受けた場合、痛みはあったか」「腹部の手術をしたことがあるか」など、患者さまの病歴なども含めてしっかりと問診します。そして、患者さまごとに下剤や麻酔の量や種類を調節し、4種類の内視鏡から患者さまに適した内視鏡を選択して、いわゆるオーダーメイドの胃・大腸カメラ検査をおこなうようにしております。

当院は「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」がすべての診察・検査を担当しており、麻酔や鎮静剤の使用にも対応しております。今までの診療などで培った知識や技術をさらに活かして「苦痛の少ない検査」が提供できるよう、事務員、看護師、医師が情報を共有して取り組むようにしています。

大腸カメラにはどのような種類があるのでしょうか？

外径約9mmの細径スコープはもちろん、全部で4種類の内視鏡から患者さまに合ったものを使用します。


大腸カメラ検査では、外径約9mmの細径スコープ（細く柔らかいため腸にやさしい）、硬度可変式細径スコープ（挿入部の硬さを手元で変えられる）、拡大内視鏡（拡大観察ができる）、口から小型カメラを飲むだけで検査ができる大腸カプセル（大腸カメラが入らない方用）の中から、患者さまに合ったものを使うようにしています。なお、検査中にポリープを発見した場合は、その場で切除することも可能です。

検査後には、撮影した全画像をご覧いただきながら「どのようにポリープを切ったのか」を説明し、治療後の注意点などをお伝えいたします。また、検査で異常がなかった場合でも、画面をご覧いただきながら患者さまと一緒に異常がなかったことを確認いたします。

麻酔下　胃カメラ（経口・経鼻）

胃カメラにはどのような内視鏡がありますか？

鼻から入れる経鼻内視鏡と口から挿入する経口内視鏡の両方を用意しております。


胃カメラ検査では、口から入れる経口内視鏡と、鼻から入れる経鼻内視鏡の2種類をご用意しています。どちらを使用するかは、患者さまのご要望や病状などにあわせて選択します。経鼻内視鏡のほうが苦痛は少ない傾向がありますが、胃がんの手術後など、詳細に観察する必要がある場合には経口内視鏡のほうが適しています。医師として長期的な視点をもって、患者さまにとってよりよい検査方法をご提案するように努めています。

また、大腸カメラと同じ、胃カメラでも麻酔・鎮静剤の使用が可能です。できる限り痛みや不快感を減らせるよう尽力しておりますので、胃がんなどの予防のためにも、定期的な検査の受診をご検討いただければと思います。

胃がん検診

高槻市の胃がん検診を受けることはできますか？

対応しています。対象となる方は無料で胃カメラを受けることができます。


対応しています。対象となる方は無料で胃カメラを受けることができます。
当院は高槻市の胃がん検診に（※）対応しております。対象となる方は主に満50歳以上の偶数年齢の方ですが（2022年10月時点）、無料で検査を受けられますので、ぜひご利用いただければと思います。ただし、高槻市の胃カメラでは麻酔や鎮静剤が使用できないため、条件を満たせば、経鼻内視鏡をご提案しております。詳しくは当院までお問い合わせください。

（※）は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。

クローン病、潰瘍性大腸炎などの治療にも対応していますか？

当院では免疫調節薬、各種生物学的製剤等による炎症性腸疾患の治療が可能です。


腸の病気には、クローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患と呼ばれるものがあります。これらふたつの病気はどちらも指定難病に定められており、はっきりとした原因が解明されていないことから、治療に対応できる医院は限られるはずです。当院の院長は勤務医時代に炎症性腸疾患を専門にあつかっていたため、クローン病、潰瘍性大腸炎に対する専門性の高い治療にも対応しております。

お仕事をしていると、なかなか大きな病院に通院することは難しいかと思います。当院は月・火・木・金は18時45分まで診療しており、土曜日9時～12時も診療しています。対応できる診療所をお探しの方はご相談にいらしてください。

原因不明の下痢と便秘を繰り返しているのは病気でしょうか？

過敏性腸症候群の可能性があります。当院で検査できますのでご相談ください。


機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群という病名を聞いたことはあるでしょうか。これらは、検査をしても異常が見つからないにもかかわらず、胸やけ・腹痛・便秘・下痢などの症状が続く病気です。自律神経の失調、ストレスによる精神面の影響など、さまざまな原因があると考えられていますが、お身体に合ったお薬が見つかれば症状が改善されることもあります。「体質のせい」とあきらめず、つらいときは相談にいらしていただければと思います。

また、便秘に関するお悩みもご相談ください。便秘にはさまざまなタイプがあるので、しっかりと診断して、患者さまに合った治療方法をご提案いたします。「便秘で病院に行ってもいいのかな？」と悩む必要はありません。ご自身に排便の悩みがあれば、遠慮せずに受診してください。ひとつの目安として、排便が週2回以下の方には診察をご提案いたします。