診療案内｜いなば耳鼻咽喉科

中耳炎

急性中耳炎になるとどんな症状があらわれますか？

急性中耳炎は痛みがあり、耳だれや発熱などの症状があらわれることもあります


急性中耳炎は鼓膜の奥の中耳に細菌やウイルスが感染することで発症します。お子さまが風邪の後にかかりやすい傾向にあります。耳が痛い、耳だれ、発熱などの症状がありますが、小さなお子さまの場合はうまく症状が説明できないため、耳を触る・不機嫌・夜中に突然泣き出すなど症状があれば急性中耳炎の可能性がありますので早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

急性中耳炎はどうやって診断、治療するのですか？またきちんと治りますか？

耳鼻咽喉科医が鼓膜をみて、発赤や腫脹を確認します。また、鼓膜の奥の中耳に膿がたまっていることが観察できることもあります。


基本的に抗生物質の内服や炎症を抑える点耳薬などで治療します。膿がたまって鼓膜のはれがひどく痛みが強いときや、高熱が出ているときは鼓膜切開すると早く治ります。急性中耳炎をくり返す場合には、何回も鼓膜切開が行われることもありますが鼓膜は切開しても通常数日でふさがりますので心配はいりません。
急性中耳炎はほとんどの場合は改善します。しかし途中で治療をやめてしまうと、滲出性中耳炎や慢性中耳炎に移行してしまうことがありますので耳鼻咽喉科で完全に治ったといわれるまで、きちんと治療をうけることが重要です。

中耳炎にかからないよう、ふだん気をつけることはありますか。

風邪をひいて、鼻汁や咳・たんが出る状態が長引くときは、耳鼻咽喉科を早めに受診しましょう。また、鼻のかみ方が悪いと細菌を耳の中に押し込んで中耳炎をおこすことがありますので、鼻は片方ずつゆっくりとかむようにしてください。

副鼻腔炎

副鼻腔炎になったかもしれませんが、どんな治療をしますか？

まずは鼻の内部を確認し、内服薬で治療します。改善しなければ手術ができる施設をご紹介いたします


副鼻腔炎の可能性があれば、まず、内視鏡等にて鼻腔内の検査をさせて頂きます。
急性副鼻腔炎の場合、内服薬と鼻の処置をあわせながら治療します。

慢性副鼻腔炎で手術が必要と判断をした患者さまは手術ができる医療機関にご紹介させて頂きます。

咽頭炎・扁桃炎等

高熱が出て、のどが激しく痛み、食事もとれないような状況です

急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍などの可能性があります。抗生物質の内服、場合によっては点滴による治療を行います。膿（うみ）が溜まっている場合は切開排膿が必要になる場合があります。


入院が必要なこともしばしばですのでなるべく早く耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。扁桃炎を頻回に繰り返す場合は手術を考慮します。

アレルギー性鼻炎

季節に関係なく、鼻水・鼻づまりなど鼻炎症状がひどくて困っています。

鼻炎には季節性（花粉症）と通年性（ハウスダストなど）のものがあり治療することで緩和が可能です。


アレルギー性鼻炎には花粉症のような季節性のものと、ハウスダストやダニが原因の通年性のものがあります。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状があり、原因となっている抗原（原因物質）と接触しないことが大切です。

当院では、アレルギー検査をおこない抗原を特定し、内服薬・点鼻薬・点眼薬などで症状を緩和します。重症な方、治療の改善がみられない方には手術をおすすめすることもあります。