
院長
木村 まき
取材日:2023年1月20日
木村 まき先生(日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医)にインタビュー
漢方薬を含むお薬など、一人ひとりが無理なく取り組める治療を提供
めまいの症状は、耳鼻咽喉科で相談しても大丈夫なのでしょうか?
めまいの厄介な点は、症状の詳細について医師側からは目に見えない点にあります。一言でめまいと言ってもその種類はさまざまで、問診などで患者さんのお話をよくうかがい、症状や原因を探っていくことが大切です。めまいの診療においては「患者さんのお話をしっかりと聞くこと」が重要となります。そのため、私も事前の問診は一人ひとりの様子に合わせて、丁寧に行うようにしていますね。
めまいは「目の病気なのか?脳の病気なのか?はたまた別の箇所に起因しているのか?」といった具合で、何の診療科に相談すればよいか、患者さんが度々迷われる疾患です。私を始め、医師・スタッフは皆さんの幅広いお悩みに親身に寄り添い、「いつ症状が起こるのか」などの不安を取りのぞけるよう、誠心誠意努めております。どうぞ気兼ねなくご相談ください。
めまいは「目の病気なのか?脳の病気なのか?はたまた別の箇所に起因しているのか?」といった具合で、何の診療科に相談すればよいか、患者さんが度々迷われる疾患です。私を始め、医師・スタッフは皆さんの幅広いお悩みに親身に寄り添い、「いつ症状が起こるのか」などの不安を取りのぞけるよう、誠心誠意努めております。どうぞ気兼ねなくご相談ください。
舌下免疫療法は、これまでのアレルギー治療とどう違うのですか?
舌下免疫療法とは、アレルギーの原因となる物質を含んだお薬を少しずつ投与していくことで、その成分に対する免疫を作って行き、アレルギーの症状を緩和するための治療です。元々、アレルギー治療においては減感作療法という注射での治療がメインでしたが、舌下免疫療法は注射による痛み・刺激もなく、お子さんなども受けやすい治療方法となっています。
一方で治療には平均3年ほどの時間がかかり、継続的な通院が必要となります。特にお子さんの場合は、親御さんのご都合などで定期的な通院が難しい場合もありますが、当クリニックはご家族全体が無理なく行えるスケジュールをご提案しておりますので、まずは一度ご相談ください。
治療に関するちょっとした不安などは、通院の必要なく、お電話でもお答えしております。
一方で治療には平均3年ほどの時間がかかり、継続的な通院が必要となります。特にお子さんの場合は、親御さんのご都合などで定期的な通院が難しい場合もありますが、当クリニックはご家族全体が無理なく行えるスケジュールをご提案しておりますので、まずは一度ご相談ください。
治療に関するちょっとした不安などは、通院の必要なく、お電話でもお答えしております。
漢方薬は、どのような症状や治療の時に活用していますか?
基本的にはめまいや耳鳴りなど、耳鼻咽喉科領域の疾患やお悩みに対する治療方法の一つとして、漢方薬をご提案しています。
漢方薬に関しては一人ひとりの体質によって合う・合わないがあり、独特な匂いに抵抗感を示す方も多いでしょう。そのため処方を無理強いするようなことはありません。しかし、漢方薬は特定の疾患以外にも、身体全身の健康に対してさまざまな作用があります。少しでも興味があるという方は、まずは一度、気兼ねなくご相談ください。
漢方薬に関しては一人ひとりの体質によって合う・合わないがあり、独特な匂いに抵抗感を示す方も多いでしょう。そのため処方を無理強いするようなことはありません。しかし、漢方薬は特定の疾患以外にも、身体全身の健康に対してさまざまな作用があります。少しでも興味があるという方は、まずは一度、気兼ねなくご相談ください。
医師としてだけではなく、一人の親として。親身な診療を心がける
お子さんや、お子さん連れの方の診療で工夫していることはありますか?
私自身、3人の子どもがいる母親なので、特に育児中の親御さんには共感できることも多いと思います。お子さんも年齢によって意識・注意しないといけないポイントもさまざまなので、医師として、そして同じ親として親身な診療を行いと思っています。
もちろんお子さんだけではありません。年代や症例を問わず、一人ひとりのご希望に寄り添った診療ができるように心がけていますね。薬の処方を求めているのか、お悩みをしっかりと聞いてほしいのか、患者さんのご意向はそれぞれです。特に耳鼻咽喉科は、ほかの科目に比べると患者さんの年齢層に偏りが少なく、年齢や性別問わずさまざまな方がいらっしゃいますね。患者さんの症状だけではなく、生活背景や考え方も考慮した上で治療を提案するようにしています。
もちろんお子さんだけではありません。年代や症例を問わず、一人ひとりのご希望に寄り添った診療ができるように心がけていますね。薬の処方を求めているのか、お悩みをしっかりと聞いてほしいのか、患者さんのご意向はそれぞれです。特に耳鼻咽喉科は、ほかの科目に比べると患者さんの年齢層に偏りが少なく、年齢や性別問わずさまざまな方がいらっしゃいますね。患者さんの症状だけではなく、生活背景や考え方も考慮した上で治療を提案するようにしています。
耳鼻咽喉科の医師として、どのような部分にやりがいを感じますか?
やはり、患者さんの状態がよくなった時にやりがいを感じます。耳鼻咽喉科の疾患は、全体的に症状が目で見て分かるものが多い傾向にあるんですね。そのため症状が緩和した時もハッキリと分かるものが多いです。症状がよくなり、元気になった患者さんのお姿を見て、私まで元気をいただいていますね。
年齢や性別を問わず、さまざまな方々を診療できることも耳鼻咽喉科の魅力だと思っています。先ほども申し上げた通り、本当にいろいろな患者さんがご相談にいらっしゃります。患者さんによって抱えている問題や不安は異なり、一人ひとりのご希望に寄り添うことは容易ではありません。しかし同時に、耳鼻咽喉科の医師としてやりがいを感じる部分であるとも考えています。
年齢や性別を問わず、さまざまな方々を診療できることも耳鼻咽喉科の魅力だと思っています。先ほども申し上げた通り、本当にいろいろな患者さんがご相談にいらっしゃります。患者さんによって抱えている問題や不安は異なり、一人ひとりのご希望に寄り添うことは容易ではありません。しかし同時に、耳鼻咽喉科の医師としてやりがいを感じる部分であるとも考えています。
大学医局に所属していた時のエピソードで印象に残っていることがあれば教えてください。
大学医局に所属していた時、私以外にも多くの医局員がいました。同僚や先輩・後輩の方たちと毎日のように意見交換を行っていたことが、今ではいい思い出ですし、私が医師として成長する上で大切なことだったと思っています。一つの分野や治療に対してもさまざまな意見があって、自分以外の人の考え方や意見を聞くことは、かけがえのない経験でした。
実は今でも当時の同僚たちとは連絡を取り合っているのですよ。ほかの医師たちから情報の共有やアドバイスをいただき、日々自分が成長できるように努力しています。クリニックには私以外には先生がいないため、たまに寂しいと言いますか、心細くなることもあって(笑)。そのため、年月がたった今も気兼ねなく相談できる関係を築けたことは、現在の診療に活きていると言えますね。
実は今でも当時の同僚たちとは連絡を取り合っているのですよ。ほかの医師たちから情報の共有やアドバイスをいただき、日々自分が成長できるように努力しています。クリニックには私以外には先生がいないため、たまに寂しいと言いますか、心細くなることもあって(笑)。そのため、年月がたった今も気兼ねなく相談できる関係を築けたことは、現在の診療に活きていると言えますね。
患者さんの希望や事情、不安な思いにまで寄り添った診療を
現在の診療の中で、先生が「課題」に感じられている事柄はありますか?
患者さんが求めるニーズに対し、できる限り親身に、そして丁寧に応えて行きたいですね。疾患の状態だけではなく、生活にどう影響しているのか、患者さんはどのような治療を希望しているのか…など、一人ひとりの事情に寄り添った治療を提供することが目標です。
ただ、クリニックにはどうしても繁忙期というものがあります。そういった時に、一人の患者さんに対して十分なお時間を取り続けることは、なかなか難しいというのが実情です。患者さんも忙しい中で時間を作って来院されているので、一人の患者さんに時間をかけ過ぎて全員を診療しきれない…などということになっては、本末転倒だと思います。
「多くの患者さんがいらっしゃる中で、より良い治療をいかに行うか」。昔も今もそして今後も、私にとっての大きな課題です。
ただ、クリニックにはどうしても繁忙期というものがあります。そういった時に、一人の患者さんに対して十分なお時間を取り続けることは、なかなか難しいというのが実情です。患者さんも忙しい中で時間を作って来院されているので、一人の患者さんに時間をかけ過ぎて全員を診療しきれない…などということになっては、本末転倒だと思います。
「多くの患者さんがいらっしゃる中で、より良い治療をいかに行うか」。昔も今もそして今後も、私にとっての大きな課題です。
今後、このような診療をして行きたいなど、展望があれば教えてください。
患者さんの性格なども把握した上で、一人ひとりに合った診療を提供できるようになりたいですね。耳鼻咽喉科疾患の相談にいらっしゃる患者さんは、症状や年代が幅広く、治療に対する考え方も異なります。勤務時代の先輩からも「患者さんが求めていることは人によって違う。同じ症状・疾患であっても、患者さんのそういった思いをくみ取って診療しなければならない」とアドバイスをいただいたことがあったので、その点は今後も重視して診療にあたっていきたいです。
また、患者さんの不安もできる限り取りのぞけるよう、親身な診療を心がけていきたいです。ただでさえ、病気や身体の不調で不安なお気持ちになっていると思うので、患者さんが心からほっとしてもらえるよう、努力したいと思います。
また、患者さんの不安もできる限り取りのぞけるよう、親身な診療を心がけていきたいです。ただでさえ、病気や身体の不調で不安なお気持ちになっていると思うので、患者さんが心からほっとしてもらえるよう、努力したいと思います。
最後に、患者さんへのメッセージなどありましたらお願いいたします。
「どのようなことで困っているのか」、「どのような治療を希望しているのか」。患者さんには、診療に関する思いを何でもお話ししていただきたいと思っています。病気や治療に限った話ではなくても結構です。普段の生活の中に、病気につながる要素が隠れていることもあるため、ほんの少しでも気になることがありましたらご相談ください。
私やスタッフも話しやすい雰囲気作りは心がけていますが、皆さんも「ささいなことだから」と遠慮することなく、私たちを頼っていただければ幸いです。
私やスタッフも話しやすい雰囲気作りは心がけていますが、皆さんも「ささいなことだから」と遠慮することなく、私たちを頼っていただければ幸いです。