耳鼻咽喉科

担当のスタッフがカルテを書き、医師はずっと患者さまだけを診ます
当院では診療において「患者さまが何を求めているか」を丁寧にお伺いしています。同じ症状であっても、患者さまごとにご要望は違います。そこで「一から診てほしいのか」、「検査を受けたいのか」、「お薬がほしいのか」といったことをしっかりとお伺いして、なるべくそのご要望にお応えしたいと考えています。
当院では診療前は看護師がご要望を確認し、診療中は医師事務作業補助者がカルテの記入を行い、医療の効率化に努めています。そうすることで、医師は一人の患者さまに十分な診療時間をとることができ、他の患者さまをお待たせする時間も減らせます。
当院には中耳炎、めまい、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、慢性上咽頭炎などでご来院する患者さまが多いですが、診療では視野を広く持つことを心がけています。たとえば、めまいは、耳の異常が原因とは限らず、疲れやストレス、睡眠不足のほか、脳疾患に由来することもあるからです。お子さまから大人の患者さままで、しっかりコミュニケーションをとりながら、患者さまの症状に合った医療をご提供できればと思います。
中耳炎

中耳炎とはウイルスや細菌によって、耳の奥にある「中耳」に炎症が起こる病気です。耳の痛みや発熱などの症状が見られ、長引くと鼓膜に膿(うみ)がたまって「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」に進行することがあります。治療方法は点耳薬や抗生物質を処方し、改善が見られないようなら鼓膜を切開して膿を取り出すことが一般的です。ただ、治療方法はあくまで目安なので、患者さまのご要望にできるだけ添うように診療できればと思います。
患者さまにはマイクロスコープ(顕微鏡)で耳の奥を拡大した映像をお見せします。中耳炎は症状が重いと治療に数ヶ月を要することもある病気です。そのため、画像で治療箇所を見てもらうことで患者さまにも状態がしっかり伝わり、通院するモチベーションにつながると思います。
中耳炎は小さいお子さまに多く見られる病気です。鼻水をためておくと中耳炎が悪化するので吸い出さないといけないのですが、お子さまによってはちょっと鼻にさわっただけでも怖がります。そこで、親御さまとご相談して、「今日は鼻の掃除だけにしましょう」といったように段階を踏んで治療を進めます。そのためにも、お子さまとのコミュニケーションを大切にします。
何度か通ってもらい、治療器具のスプレーや吸入器を見せるなどして当院の雰囲気に慣れてもらい、次は「スプレーをかけようね」「吸おうね」と約束をします。そうすると、ほとんどのお子さまが次にいらした際に治療を受けてくれるようになります。また、鼻水や鼻づまりでご来院されたお子さまは中耳炎であることも多いので、初診時には耳・鼻・のどをまとめて診察するようにしています。
めまい

めまいで受診する患者さまは、脳の検査をして異常がなかった方が多いです。それなら「三半規管のある内耳に異常がある」と思われがちですが、実際は疲れやストレス、寝不足、自律神経の乱れなどが原因である場合も考えられます。そのため、患者さまのお話をじっくりと伺い、根本的な原因を探って、改善を図れるように努めています。当院には体質改善を期待できる漢方薬も扱っているので、疲れ、ストレス、寝不足、自律神経の乱れなどが原因と考えられる患者さまには処方することもできます。
なお、めまいの原因には「脳腫瘍」や「脳卒中」といった命にかかわる病気も考えられるため、過去に1度も脳の検査を受けたことがない患者さまにはMRI検査を受けるようご提案しています。また、原因が「メニエール病(難聴になる病気)」の可能性もあるので、疑いがあれば何度も検査をして特定いたします。詳しい検査や治療が必要な際は、連携している病院をご紹介いたします。
副鼻腔炎

副鼻腔炎とは鼻の周りにある副鼻腔という空間が、風邪、インフルエンザなどのウイルスや細菌の感染によって炎症を起こす病気です。炎症が長引くと膿がたまって自力では排出できなくなることもあります。当院では「CTスキャン」を導入しており、空洞の大きさや形、影があるかどうかで炎症の有無を判断できます。なお、慢性副鼻腔炎になると治療に数ヶ月を要することもあるので、治療経過を画像で見比べることで改善具合を実感していただき、「治療を続けよう」というモチベーションにつなげていただいています。CTスキャンのご希望があれば、診察前に看護師がお伺いするので、お伝えください。
アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎と疑われる場合、まずは採血検査によってアレルギーの原因を特定します。治療はお薬を処方する以外にも、スギ花粉の患者さまに対する「舌下免疫療法」のご提案が可能です。これは舌の下にお薬を置いて、決められた時間経過してから飲み込む治療法です。治療を続けることでアレルギー症状を抑えられると期待されています。ただし、舌下免疫療法は12歳以上の患者さまが対象となります。
小学生以下のお子さまの場合、簡易検査でアレルギーの原因物質をお調べいたします。簡易検査では限られた項目しか分からないのですが、小さな針を指先に刺して採血できるので負担が少ないのが特徴です。ただし、花粉が原因であっても、スギなのかヒノキなのかを特定できないので注意してください。検査結果に応じてお薬を処方したり、必要なアドバイスをしたり、診療可能な小児科をご紹介したりいたします。
下甲介化学剤手術

アレルギー性鼻炎の治療は点鼻薬や内服薬が中心です。また、投薬によって十分な改善が見られない場合は、レーザーで粘膜を焼く、手術などの外科治療を行うことがあります。特に当院では「下甲介化学剤手術」をご提案しています。手術というと身構えるかもしれませんが、実際には鼻炎を起こしている粘膜に綿棒で薬品を塗るだけです。
粘膜をコーティングすることで、アレルギーの原因物質に反応しづらくなります。レーザー手術と比べて患者さまの負担が少ない治療法です。全ての患者さまに作用があるわけではないのですが、鼻づまりの改善を期待できますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。
扁桃炎

のどの左右にあるのが扁桃(へんとう)です。扁桃には普段から細菌が存在するのですが、免疫機能によって抑えられています。ただ、疲れやストレスで免疫が落ちてしまうと、細菌が増殖して炎症を起こして扁桃炎が生じてしまいます。扁桃炎になると発熱や強いのどの痛みが発生し、人によっては食事も困難になるほどです。
悪化すると膿がたまり、のどの奥にまで炎症が広がって呼吸困難になることもあります。当院では脱水対策と抗生物質の点滴治療を行っています。扁桃の免疫力は個人差があるので、点滴治療ですぐに改善が見られるかは患者さまによって違ってきます。なお、扁桃炎は早期治療よりも「いかに予防するか」が大事になるので、その指導もさせていただきます。また、肝臓、腎臓など全身の病気にもかかわるので、血液検査を行って全身の現状を把握し、症状が重ければ総合病院をご紹介させていただきます。
慢性上咽頭炎

慢性上咽頭炎とは鼻の奥にある鼻咽腔という空間に炎症が起きる病気です。風邪をひいたときに感じるツンとした痛みで、くしゃみに血が混じることもあります。また、風邪以外の原因でも慢性的に炎症が続くこともあり、鼻水や鼻づまり、頭痛、目の疲れなどの症状が起こります。治療方法は鼻からファイバースコープ(電子内視鏡)を差し込んで確認しながら、炎症を起こしている部分にお薬を塗るというものです。週に1回を基本として、15回を目安に繰り返し治療を続けます。なお、炎症が改善された後も定期的に治療を受けることで、慢性上咽頭炎を予防することも期待できるようになります。
山本耳鼻咽喉科の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 | |||||||||||||||||||||||||||
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住所 |
東京都町田市原町田5-5-5 -1F地図
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アクセス |
提携駐車場あり |
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診療時間・休診日 |
休診日 水曜・日曜・祝日 土曜診療
休診日/水曜日・土曜午後・日曜 祝日 |
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電話番号 |
042-710-1887 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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設備 |
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駐車場 |
提携駐車場あり |
専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
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おすすめポイント
ポイント1
日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医が診療
院長は、「日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医」です。アレルギー性鼻炎をはじめ、花粉症、副鼻腔炎、中耳炎などのお悩みを気兼ねなく相談できます。
ポイント2
各種医療機器があり、幅広く検査を行える体制
CT・電子内視鏡・顕微鏡・超音波診断装置などの医療設備が導入されています。そのため、さまざまな検査や治療に対応可能となっています。
ポイント3
衛生管理対策にも注力
三密回避の対策をはじめ、手指除菌や換気、マスクの着用、検温などを徹底されています。感染症対策にもしっかりと配慮されている耳鼻咽喉科医院です。