診療案内｜伊藤皮フ科

紫外線による光線治療

紫外線で皮膚の治療ができるのでしょうか？

紫外線の波長をうまく利用することで特定の疾患の治療が可能です。


紫外線といえば、日焼けやシミ、皮膚がんなどのイメージが強いかもしれませんが、紫外線の波長を利用した光線治療という治療法があり、特定の疾患の治療が可能です。当院では、紫外線の中でも特定の皮膚病に作用する「医療用紫外線照射装置」を使っています。

光線治療（紫外線療法）ではナローバンドUVBを用いており、主に尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎などの治療に対して取り入れています。

尋常性乾癬や尋常性白斑の治療はどのようにおこなわれますか？

まずは外用薬で治療を進めていき、必要に応じて紫外線による光線治療をおこなうことがあります。


尋常性乾癬とは、皮膚の表面に炎症が起き、銀白色の鱗屑（皮膚の粉）をともなった紅斑が全身に出る皮膚疾患です。場合によっては関節症状を伴うことがあります。
また、尋常性白斑は皮膚のメラノサイト（色素細胞）が減少する皮膚疾患で、皮膚の色が白く抜けていくのが特徴です。

治療についてはまず外用薬で対処し、必要に応じて紫外線による光線治療をおこなっていきます。光線治療は1回の照射で改善するというものではなく、継続しておこなっていただく必要があります。もちろん事前にしっかり説明をおこない、患者さまとともに治療方針を立て、納得していただいた上で治療を進めてまいります。

液体窒素によるいぼ治療

手足にいぼができたのですが、治療できますか？

1cm未満のいぼなら液体窒素による凍結療法で改善が期待できます。


いぼは形や大きさ、症状などさまざまですが、1cm未満でしたら液体窒素による凍結療法によって改善が見込めます。

凍結療法とは、超低温の液体窒素で患部を凍らせ壊死させる治療法です。継続的な治療が必要ですが、治療自体はむずかしいものではありませんので、一度ご相談ください。

1㎝以上でしたら、別の疾患の疑いも含めてしっかり診断させていただいた上で、外科的治療や手術が必要な場合には連携している医療機関をご紹介いたします。