診療案内|山本醫院

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広島県福山市引野町北2丁目8-28 (地図)
  • 土曜診療

外科

身体的にも経済的にも負担の少ない治療方法の提案に努めます

外科では下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)、痔、巻き爪などの手術を日帰りでおこなっています。術後の経過観察のために通院が必要となりますが、お忙しい方にも受けていただきやすいと思います。

下肢静脈瘤は立ち仕事の方、経産婦の方などに多く見られる病気です。血液の逆流を防ぐ弁が壊れることで、静脈血が逆流して下肢にうっ滞し、静脈が瘤(こぶ)のようにふくらんで、足のだるさやむくみ、皮疹などの症状が現れます。

下肢静脈瘤は見た目の問題があるものの、だるさや痛みなどの症状はゆっくりと進行していくため、慣れてしまい、たいしたことはないとがまんする方も多くいらっしゃいます。しかし、放置しておくと重症化し、足の皮膚が茶褐色になって厚く硬くなったり、潰瘍(かいよう)ができたりします。また、瘤の中にできた血のかたまり(血栓)が肺に飛んで、肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)に陥るリスクがあります。

仕事や家事などで忙しいため、治療を受けていない方が多くいらっしゃいます。入院の上での治療でしたら患者さんの負担も大きいでしょう。しかし、当院は、下肢静脈瘤、痔などの日帰り手術を専門にしています。手術は、30分から1時間程度で終わります。巻き爪は、超合金のワイヤーなどの専用器具を使った矯正治療(※)もおこないます。患者さんの病状や爪の状態に合わせたより良い治療法をおこなうことができるのが当院の強みです。

(※)は自由診療です。料金表をご確認ください。

下肢静脈瘤(レーザー治療)

下肢静脈瘤とは、足の静脈が瘤(こぶ)のようにふくらむ病気です。静脈には血液の逆流を防ぐ弁があります。この弁が壊れてしまうと、血液が逆流して、足がだるい、重い、痛い、むくむ、疲れやすいなどの症状が出てきます。立ち仕事の方や妊娠・出産をした女性の方に発症することが多い病気ですが、男性にも少なからず発生します。下肢静脈瘤が疑われる際は超音波検査をおこなって診断し、治療方針を立てていきます。

下肢静脈瘤には、病気の進行度合いによってさまざまなタイプが見られます。ごく初期の状態で、日常生活に支障がない段階であれば、圧迫してうっ滞を和らげて血液を流れやすくする「弾性ストッキング」を着用することで症状が緩和される場合があります。あわせて生活習慣の改善などもおこない、症状が進行しないように経過を診てまいります。

網目状や蜘蛛の巣状の静脈瘤に対しては、硬化剤と呼ばれる薬を注入して瘤(こぶ)をつぶす硬化療法をおこないます。注射をするだけのため、治療は5~10分で終わります。症状が進行した静脈瘤は手術が必要ですが、日帰りで終わる処置です。保険も適用されるため、患者さんの経済的負担も少なくて済みます。なお、日帰り手術は経過観察のために術後の通院が必要です。

手術は、瘤(こぶ)ができた静脈内にレーザー光を焼灼して閉じてしまうレーザー治療(血管内レーザー焼灼術)を主におこないます。痛みはほとんどなく、傷跡も小さく済む治療方法ですので、一度ご相談いただければと思います。

肛門外科

痔は、注射で治療できる場合もあります。痛みもほとんどありません

肛門外科では、痔核(いぼ痔)、痔ろう(穴痔)、裂肛(切れ痔)などの診療をしています。痔の治療は患者さんの症状によって、座薬や軟膏を肛門に注入する保存療法や、ジオン注射による痔核硬化療法、痔の切除をする手術療法を使い分けていきます。痔は手術が大変だと思って受診を敬遠する患者さんもいますが、現在は痔の治療も大きく変わって患者さんの負担は少なくなっています。

痔は昔からある誰にでも起こりえる病気です。長い間悩まれている方も多くいると思いますので、ぜひ相談にお越しください。女性の患者さんは少しでも不安をなくせるように、治療には女性スタッフが付き添います。

内痔核(4段階注射法)

痔核(いぼ痔)は、直腸と肛門のつなぎ目にある、歯状線と呼ばれる部分を境として、内側(口側)にできる内痔核と外側にできる外痔核に分かれます。直腸肛門部の血行が悪くなって、血管がふくらむことで起こります。痛覚のない直腸にできるため、初期はほとんど痛みがありません。しかし病状が進むにつれてふくらみは大きくなり、やがて肛門の外にいぼが飛び出してしまい(脱肛)、腫れ、痛み、出血などの症状が現れます。

痔の治療と聞くと大変なイメージを持たれる患者さんが多いと思いますが、内痔核はジオン注射と呼ばれる注射療法によって改善が期待できます。一つの痔核を四つの部分に分けてそれぞれの部位に薬剤を注入する、4段階注射法と呼ばれる方法です。

痛みを感じない部分に注射する治療法のため、治療にともなう痛みはほとんどありません。注射後は30分~1時間ほど経過を観察し、とくに問題がなければ帰宅していただけます。注射後、1週間~1ヶ月の間に痔核が小さくなっていくため、通常、注射をした1週間後と1ヶ月後に来院していただいて経過を確認します。なお、妊娠中や授乳中の方、腎臓の働きが弱っている方はジオン注射の適応外となります。あらかじめ、ご了承ください。

外痔核

外痔核は、歯状線より外側にいぼ痔ができた状態です。外痔核のうち、血栓性外痔核は、肛門の周りが腫れて痛みを感じます。肛門の皮下にある静脈のうっ血が原因なので、強い痛みをともなうことが多く、座るのも困難になる方もいます。指で触るとコリコリとした硬いしこりを確認できます。

治療方法は、軽度のものは軟膏を塗るなどの保存療法をおこなって経過を観察し、痛みが強い場合は、局所麻酔下で血栓を取り除く方法(血栓摘出術)をご提案します。

痔ができても、恥ずかしがって医療機関を受診しない方が多いと思いますが、早期に発見して治療を開始すれば、座薬や内服薬などによる保存療法で改善できることも多くあります。市販の薬や自己流の対処法をおこなう方もおられますが、他の病気と同じく、痔も早期診断・早期治療が大切です。悪化してしまうと、手術や入院が必要になることもあり、治療の負担が大きくなることがあります。自分で判断し、自己流の対処をするのではなく、できるだけ早く受診していただければ幸いです。

裂肛

裂肛(切れ痔)は硬い便を出そうといきみ過ぎて、便が肛門管を通る時に上皮が裂けて傷ついた状態です。便秘になりやすい女性に多く見られます。裂肛になると排便する時に痛むため、トイレをがまんして便が硬くなり、症状が悪化してしまうことがあります。そうなると、傷が慢性化して肛門潰瘍ができ、肛門が狭くなってますます便が通りにくくなるという悪循環に陥ります。

典型的な裂肛は、肛門の皮膚にふくらみができ(見張りいぼ)、裂肛(傷)の奥にポリープをともないます。治療は、軟膏を塗り、排便の仕方を改めるようお話しします。症状が軽ければ数日で痛みや出血が軽減しますが、改善が難しい場合や再発を繰り返す場合は手術が必要になることもあります。

痔ろう

痔ろう(穴痔)は、直腸と肛門のつなぎ目にある歯状線の小さなくぼみに下痢や軟便が入って、大腸菌や細菌に感染して起こります。小さなくぼみなので通常は便が入り込まないのですが、下痢をしていると便が入りやすくなり、感染して化膿し、膿が溜まってしまいます。やがて、肛門と肛門周囲の皮膚の間に膿のトンネルができてしまいます。この膿のトンネルが、痔ろうです。肛門の周りが硬くなって排便時以外にも痛みが出る、発熱し皮膚から膿が出るなどの症状が起こります。膿が出てしまえば痛みは軽くなりますが、トンネルができてしまったため、その後も膿が溜まりやすくなります。裂肛が女性に多く見られるのに対し、痔ろうは男性に多く見られる病気です。

治療は、抗生剤などの投与による保存療法が奏功することもあります。ただし、手術が必要になるケースも多くあり、瘻孔が複雑な走行を示す場合には入院の上での手術が必要になることがあります。やはり、早期受診、早期診断、早期治療が重要です。

肛門掻痒症

肛門掻痒(そうよう)症は、肛門や肛門の周囲にかゆみを感じる状態をいいます。皮脂が少なくなる高齢者や妊娠中の女性に多く見られます。入浴後や就寝時など身体が温まった時にかゆみが強くなることが多く、無意識にかきむしってしまうことがあります。かき続けると皮膚が弱くなり、かゆみが出やすくなるなど、悪循環に陥ってしまうこともあるため注意が必要です。

肛門の清潔が保てていない、温水トイレでの過度な洗浄、便秘・痔などが主な原因となります。また、石けんやボディーシャンプーのアレルギー、糖尿病や肝硬変などの病気、真菌などの感染、ストレスが原因の場合もありますので、きちんとした診断や検査が必要です。かゆみ止めや抗ヒスタミン軟膏など症状を抑える薬を処方するほか、菌の感染が判明したら抗菌薬を投与するなど、原因に応じた治療をおこないます。

巻き爪

巻き爪のお悩みは、症状に合わせて矯正治療や手術をご提案いたします

巻き爪は、よく見られますが、爪が皮膚を傷つけてしまうと、傷口から菌が入り込んで化膿することもあるため注意が必要です。第1趾(親指)に発症することが多く、とくに親指に痛みがある場合は、身体を支える重要な部位なので、ひざや股関節、腰にも負担がかかってひざ痛や股関節痛、腰痛にもつながりかねません。

巻き爪が発症する原因は、履いている靴が足に合っていない、つま先に負担のかかる立ち方をしている、パンプス、ヒールの高い靴を履くことが多い、爪を切り過ぎているなどです。また、体質的に爪がうすくて柔らかい方は巻き爪になりやすいようです。当院では下記の矯正治療や手術によって改善を目指します。

矯正治療1)ワイヤー矯正(※):爪の先端に超合金のワイヤーを1~2ヶ月間装着する治療方法です。穴を開けてワイヤーを装着する必要があるため、爪が伸びていないと使えませんが、しっかりした矯正力があることが特徴です。

矯正治療2)巻き爪用クリップによる矯正(※):軽度な巻き爪に対し、チタン製のクリップ部と形状記憶合金のワイヤー部でできている矯正器具を使用する治療方法です。クリップは爪の厚さ、爪の硬さ、爪の幅をしっかりと確認し、患者さんに合ったサイズを選んでいきます。形状記憶合金は経年変化で矯正力が低下したり、ワイヤー部が折れたりすることがあるため、定期的な交換が必要です。なお、重度な巻き爪を治療した後に使用することで、再発予防が期待できます。

矯正治療3)ガター法(※):巻いた爪が肉に食い込んでいる場合に、塩化ビニール製のチューブを爪と肉の間に差し込んで爪の端を覆う治療方法です。爪が肉へ食い込むことを防ぐとともに、爪の先端を延長させていきます。この治療をおこなうことで、痛みの緩和が期待できます。

巻き爪の手術は、フェノール法をおこないます。局部麻酔をした後、肉に食い込んでいる爪の側端部分を大きい場合は3㎜幅で切除します。その後、フェノールに浸した綿を切除部に当て、爪が生えてくる爪床を焼いて爪の巻いた部分が生えてこないようにしていきます。ただし、爪を切除する方法は、将来、爪の変形が起きて足のさまざまなトラブルにつながる可能性があるため、適応を厳しく制限しています。

患者さんの症状に合わせて治療方法を説明し、それぞれの患者さんの病状に応じてより良い治療方法を選択します。再発防止につながる爪の切り方や靴の選び方も合わせて説明いたします。

(※)は自由診療です。料金表をご確認ください。

消化器内科

消化器内科治療が得意な院長が、隠れた病気を見逃さないように診療

院長は消化器内科の診療を得意としています。「日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医」「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」「日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医」の資格を取得しています。近年は逆流性食道炎の患者さんが増えています。さまざまな原因で胃の内容物が食道に逆流し、胃酸によって食道が炎症を起こす病気です。逆流性食道炎の原因となる食道裂孔ヘルニアの方がたくさんおられます。

当院では普段から日常生活の指導や、病気の早期発見のための内視鏡検査(※)をおこなっています。検査中に異常が見つかれば、ごく少量の組織を採取して(生検)、病理学を専門とする医師が顕微鏡で観察して確定診断をします。ポリープがある場合、適応があればポリープ切除術をおこないます。なお、ポリープの大きさや形状等によっては、入院設備の整った医療施設へ紹介します。

(※)は自由診療の場合もあります。料金は料金表をご確認ください。

胃内視鏡検査

胃内視鏡検査(※)は胃や食道の病気が増えているためおこなっています。健診などで胃に異常が見つかった後に受ける検査は保険が適用されます。病気の早期発見に欠かせない検査のため、定期的に受けることをおすすめしています。当院は予約制となっているため、事前にお申し込みください。

当院では鼻と口、どちらから内視鏡を挿入するか決めていただけますが、基本的には鼻から挿入することをおすすめしています。舌に触れずに食道・胃へ挿入できるため、嘔吐反応が起こりにくい利点があるためです。

(※)は自由診療の場合もあります。料金表をご確認ください。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査(※)は、大腸内の便を洗い流す前処置が必要となります。検査前日は午後9時までに夕食を済ませ、就寝前に下剤を飲んでいただきます。

当院では患者さんのプライバシーに配慮して、お一人で使っていただけるトイレ付きの個室をご用意しています。大腸がんは、長さ約1.5~2mの大腸(盲腸・結腸・直腸・肛門)に発生します。初期では自覚症状がほとんどありませんが、早期発見ができればより良い治療につなげられる可能性が高まります。

(※)は自由診療の場合もあります。料金表をご確認ください。

山本醫院の基本情報

診療科目 外科 肛門外科 消化器内科 麻酔科
標榜科目 麻酔科(山本 裕)
診療内容

胃がん検診 胃がん検診(胃内視鏡検査) 大腸がん検診 大腸がん検診(大腸カメラ)

住所
アクセス
  • 山陽本線東福山駅 徒歩10分 
  • 山陽本線福山駅 車20分 

・JR福山駅バスターミナルから
中国バス2番のりば/深津隧道経由鋼管病院行き「緑ヶ丘小学校前」バス停1分
・JR東福山駅からタクシーで4分

駐車場有り (11台)

福山東ICから車で約 8分(蔵王南交差点を左折)

診療時間・休診日

休診日

木曜・日曜・祝日

土曜診療

9:00~11:30
17:00~18:30

火曜は午後休診

当院は予約制ではございません。
受付8:30より

電話番号

084-943-2777

特徴・設備

設備
  • 駐車場
駐車場

駐車場有り (11台)

福山東ICから車で約 8分(蔵王南交差点を左折)

専門医
  • 日本外科学会認定 外科専門医
  • 日本救急医学会認定 救急科専門医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
  • 日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
健康診断・検査
  • 麻酔下胃カメラ(内視鏡)
  • 麻酔下大腸内視鏡

関連リンク

掲載している情報についてのご注意

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おすすめポイント

ポイント1

土曜日も午前と午後に診療しています

月・火・水・金・土曜の午前は9時から11時半まで、月・水・金・土曜の午後は17時から18時半まで診療しています。平日お忙しい方も受診しやすい医院です。

ポイント2

院長は日本消化器病学会認定 消化器病専門医です

山本裕院長は、麻酔科標榜医。日本外科学会認定 外科専門医・日本救急医学会認定 救急科専門医・日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医など複数の資格を持っています。

ポイント3

駐車場は11台。福山東ICから車で約8分です

山陽本線「東福山駅」徒歩約10分、車で約4分。山陽新幹線「福山駅」から車で約20分。福山駅バスターミナルからバスで「緑ヶ丘小学校前停留所」下車、徒歩約1分です。

 

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