心療内科
患者さまとの対話を通じて、心と身体のトータルケアをしていきます
心療内科では、うつ病・適応障害・不安症・パニック症・不眠症・心身症・自律神経失調などの病気を診ております。心の病気は身体にも症状が現れます。たとえば、長引く胃の痛みや下痢などの症状がストレスの原因だったということがあります。そうしたことも踏まえながら、心身総合クリニックとして、両方の状態を意識して診療にあたっています。
診察では対話を大切にしており、なるべく患者さまに治療の選択肢を選んでいただけるようにお話を進めております。とくに初めて来院される方は不安だと思います。そのため、急に悩みや体調面のことを伺うのでなく、「今日は暑いですね」「今日来るまでにどれくらいかかりましたか」などお尋ねし、何でもお話しできるよう患者さまの緊張をほぐすことを大切にしています。一度ご来院していただければ、不安もなくなるかと思います。
うつ病
うつ病は、真面目な方・頑張りすぎる方に多く診られる病気で、ストレスにより脳のエネルギーが低下することで発症します。原因はまだよくわかっていないのですが、ストレスや環境の変化などの負担が重なり脳の神経伝達物質が減少することで発症すると言われています。とくに現代社会は仕事における責任や競争により、ストレスをため込みやすくなっています。また、逃げ道がなくなり、行き場を失ってしまうことで心に負担がかかり、結果、うつ病を発症してしまうのです。
診療では、患者さまご自身に病状を理解していただけるよう、自転車のパンクに例えて説明していきます。まず、パンクしているのかどうかをチェックするために、空気を入れて確かめていきます。もし、タイヤに穴が空いているようであれば、その穴を見つけて塞いだり、タイヤを交換したりしなければなりません。
うつ病も同様です。重症度を診るために休養を取っていただき、それでも改善されなければお薬をお出しします。対応が早ければ早いほど、症状も軽くなっていきます。うつ病の治療は、患者さまとのやりとりが大切になるため、治療経過もわかりやすくお話しすることを心がけております。症状が重くなる前にお聞かせいただければと思います。
不安症
社会で生きていく中で、誰しもが不安や緊張を経験するでしょう。ただし、それが「不安症かどうか」を線引きするのは、難しいものです。もし、患者さまが不安によって、生活に支障がでたり身体症状が出ていましたら、ご来院いただければと思います。
不安症の治療では、気持ちを落ち着かせるためにお薬を処方しますが、実はそれだけでは根本的に克服できたとは言えません。なぜなら、不安の原因になるものに対して、向き合うことが大切になるからです。たとえば、電車に乗ることに恐怖を覚える患者さまには、お薬を飲んだ後に電車に乗る訓練をして、徐々に慣らしていくことが必要になります。
このような経験を積み上げていくことが、不安を克服していく第一歩になります。苦手なものに向き合うのはエネルギーを使うことですので、患者さまの頑張りを認める意味でも、医師としてほめることを大切にしています。このような形で、患者さまの自信につなげられるよう導いていきます。
人が不安を抱えるのは、脳が悪いことも記憶してしまうことにあります。ただし、一度入ってしまった情報は、都合よく消すことはできません。だからこそ、現実をしっかりと見据え、嫌なことがあったとしても、前向きにとらえることが大切になります。また、焦ったり追い込まれたりすると、目の前のことにとらわれてしまいますので、「別の視点に立って把握するように」とお話しします。いつもとは違う不安がありましたら、無理をせずにご来院ください。
心身症
人の心は、脳の働きによって生み出されます。脳は身体とつながっているため、ストレスがかかりすぎてしまうと、体調を崩しやすくなったり、病気の治りが悪くなったりします。また、身体に異常があるにも関わらず、検査をしても原因が見つからないことはあります。このように心の問題にともなって、身体に影響が現れる病気を「心身症」と呼びます。心身症にはさまざまな身体症状があり、たとえば、下痢や頭痛などを引き起こしてしまう場合もあります。
当クリニックでは部分的に症状を診るのではなく、全体的に診るようにしています。もし、精神面から身体症状が現れているようであれば、仕事の悩み・夫婦間の問題などをお伺いして、心の負担を軽くしていきます。さらに、必要に応じて、仕事が原因であれば診断書を書いたり、夫婦間の問題が原因であればパートナーさまにお話をお伺いしたりします。
ただし、中には助言をしてもお悩みが改善されない方もいらっしゃいます。そのような場合にはストレス源からの回避も大切です。医師として、色々な道筋、やり方をお伝えして、患者さまの背中を押していくことも大切な役割だと考えています。
内科
心と身体を同時にケア。訪問診療にも対応しております
内科では、風邪をはじめとする感染症、高血圧症、脂質異常症、糖尿病など幅広く対応しております。中でも、生活習慣病は今まで不規則であった運動・食事の習慣を見直していきながら、薬で健康的な身体を目指していきます。生活習慣病にともなう合併症を予防するためにも、健診で何かしらの異常を指摘されたらご相談いただければと思います。
また、当クリニックは心療内科を併設しているため、身体だけでなく心のケアも重視しています。そのほか、介護やもの忘れ、指定難病などの相談(※)は予約制でお受けしています。こちらで治療・検査が難しいようであれば、連携の医療機関をご紹介いたします。
さらに、訪問診療ではがんや指定難病、認知症などで通院が困難な方を対象に行っています。患者さまとご家族が生活しやすいように、訪問歯科診療・訪問看護・薬局・ケアマネジャーと連携して在宅生活を支えていきます。かかりつけのクリニックとして、地域の皆さまの健康をサポートしていきます。困りごとがありましたらご相談ください。
(※)は自由診療です。料金表をご確認ください。
生活習慣病
糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病は、自覚症状が少ない病気です。そのため、健診などで指摘を受けたら、一度ご来院いただければと思います。患者さまに生活習慣病が疑われる場合、血液検査や尿検査、心電図といった検査を行います。また、経過を観察しながら、必要があればレントゲン撮影などを行う場合もあります。
治療は、まず生活習慣の改善を図ることが大切です。具体的な方法は病状などによって異なります。たとえば、高血圧症の場合は塩分制限を行い、糖尿病や脂質異常症の場合は食事療法と運動療法を指導します。なお、このような治療をしても症状の改善が難しい場合は薬を処方します。当クリニックでは糖尿病治療に用いるインスリン注射の処方も可能です。ただし、あまりにも血糖値や血圧が高い方には、はじめから薬を使用しながら治療をするケースもあります。
生活習慣病を治療せずにいると動脈硬化が進行し、脳血管障害や虚血性心疾患などの重篤な病気につながります。糖尿病の場合は糖尿病腎症・糖尿病網膜症・糖尿病神経障害などを引き起こす危険性もあります。そのため、万が一合併症を発見したり、その疑いがあったりした場合は、患者さまの希望や病状、重症度に合わせて対応可能な医療機関へご紹介いたします。
認知症
認知症は患者さま自身で病気を自覚することは少なく、ご家族や周りの方が異変に気付くケースが多くみられます。当クリニックでは認知症に関する電話相談を承っていますので、ご家族に認知症の疑いがあればお電話いただければと思います。なお、ご来院の際はご家族の方だけですと診断ができませんので、患者さまと一緒にお越しください。
認知症の疑いがある場合は認知症の評価スケールを行い、MRIなどが必要であれば基幹病院をご紹介しています。そして、検査結果に応じて、進行予防のための治療や取り組みをご提案いたします。認知症の患者さまは、将来的に通院することが困難になるケースがあります。そのような場合は訪問診療を行い、継続して受診していただけるようにしています。
かつしか心身総合クリニックの基本情報
診療科目 | 心療内科 内科 | |||||||||||||||||||||||||||
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住所 |
東京都葛飾区東金町1-41-1 -2F
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アクセス |
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診療時間・休診日 |
休診日 水曜・土曜・日曜・祝日
【心療内科 永井斐子医師 】 |
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混雑の目安 |
午前中 ※混雑状況の目安は各医院への取材情報を元にして掲載しておりますが、実際の状況とは異なる場合がございます。あくまでも参考の一つとしてご活用ください。 |
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電話番号 |
03-3627-0233 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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専門医 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
金町駅より徒歩約2分とアクセス良好
JR常磐線「金町駅」より徒歩約2分、京成金町線「京成金町駅」からは徒歩約3分の場所にあります。院内に昇降機があり、足の不自由な方でも通院しやすい環境です。
ポイント2
プライバシーに配慮した診療環境
診察室は受付や待合室から遠ざけたり、防音設備を導入したりするなどプライバシーに配慮されています。そのため、周りの目を気にすることなくお話ししていただけます。
ポイント3
ネットからの再診予約に対応
適応障害や不安症、パニック症、不眠症、心身症などで一度受診されている方は、ネットから予約ができます。ご自身のご都合に合わせた通院が可能です。