和高医院のこだわり
医師・スタッフの専門性
訪問診療で地域貢献
この辺りの地域は、足の続く限りは「大きい病院に通いたい」という方が多く、通えなくなって「もうだめです」と当院に来られます。急病の往診には対応いたしますが、本来の訪問診療は、当院に通っていらっしゃった患者様が通えなくなったときに行うものです。訪問診療のみでも受け付けておりますが、どちらの場合も訪問診療を行う前に一度ご家族等を交えてご相談いただくことが必要です。
訪問は在宅訪問と施設訪問があります。当院で在宅医療を受けている方の半数は呼吸不全ですので、呼吸リハビリのやり方も教えています。お風呂で深呼吸をすると水圧を使って呼吸訓練になります。リハビリや訓練には、訪問看護師に行ってもらうこともあります。また、高齢になってくると心臓病ではなくても合併症としての心不全という問題がでてきます。心不全は心臓病より多いかもしれません。急なできごとにも対応できるようにしています。
十分な説明
お薬に対する固定概念を取り払ってください
例えば高血圧のお薬などは、「薬をのみはじめたら長くのまないといけないんでしょう？」と訊かれることが多いです。長くのむイメージはありますし、一定期間(半年～1年)はのみ続けていただきますが、期間後に再評価して、良くなっていればもちろん終了です。患者様のお薬に対しての抵抗感がありますので、しっかり検査をした上で服用した方がよいと判断すれば、きちんとご説明をします。
納得しないお薬の処方では、その場では医師に反論できずに薬を持ち帰っても、きちんと服用されなかったり、それ以降来院されなくなったりして余計に危険な状態を引き起こします。呼吸器疾患の際に使用される吸入薬も変化してきています。以前は発作時のみの使用が主でしたが、今は長期間の使用でゆっくり炎症を抑えるものが主流です。しかし患者様の中でも使用方法に誤解があります。
当院では写真付きの一覧表をお見せしながら詳しくお話しをします。今まで使ったことのある薬が載っていると親近感もわきますので、そこで改めて吸入薬の使用方法をご説明します。治療もお薬も患者様が納得されることを心がけています。
院内設備
小さいけれど、優れものです
気管の炎症状態をみるため、呼気一酸化窒素(NO)濃度測定を始めました。吐く息の一酸化窒素(NO)の濃度を測定して、気管の炎症がアレルギーによるものか、風邪なのか、ウイルスに侵されているのか、喘息なのか等を見分けます。これらの違いは喉を診て赤いというだけでは区別をつけることができませんので、この検査は喘息（ぜんそく）の疑いがある方に有用です。
白血球は身体に病原菌が入ると増殖して異物を退治しますが、白血球の中にも種類があります。細菌やウイルスなどによる感染症およびタバコの煙などの刺激物質に対しての炎症の際は好中球という成分が増え、アレルギー物質の侵入による炎症、喘息の場合は好酸球という成分が増えます。呼気中の一酸化窒素は好酸球による炎症が起きている場合に上がります。そこで呼気中の一酸化窒素(NO)の濃度を測ることで、風邪か喘息かすぐにわかります。また一酸化窒素(NO)量を測ることで、お薬も長く続けた方がいいか、症状があるうちだけでいいかを判断します。呼気を測るだけの簡単な検査で、患者様の負担なく検査ができます。
プライバシーへの配慮
患者様に対する気遣いを忘れません
当クリニックは、プライバシーに配慮して検査・診療を行っています。診察室は個室なので診療の声が漏れることがなく、診察内容などのプライバシーを守りながら診療を行うことができます。女性を診察するときには看護師や受付スタッフなどに入ってもらい、ふたりきりになることはありません。聴診は薄手のシャツや下着の上から行います。帯状疱疹やヘルペスの発疹があるときは直接見たり、触ったりしないといけないときはありますが、なるべく少ない範囲に抑えて行っています。
衛生管理面は、患者様用にも自由にお使いいただけるアルコール消毒薬をご用意しています。また無料マスクも置いていますので、ぜひお使いください。呼吸器内科ですので、咳をされる患者様が多く来院されます。これらのほかにも空気清浄機や加湿器などを置き、院内感染防止に努めています。診察については、患者様毎に変えられるものはすべての診察器具、治療器具を使い捨てにしています。また医療ゴミはきちんと仕分けて廃棄しています。ノロウイルス、ロタウイルス等の感染性胃腸炎、お年寄りの家の中での熱中症、不定愁訴の改善には点滴、注射なども行いますので、針の処理に気をつけています。
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