多彩な診療科
地域の皆さまが健康的な日々を送れるように努めています
当院には、内科、外科、整形外科のほか、それぞれの疾患に重点を置いた、腎臓内科、糖尿病内科、アレルギー・リウマチ内科、ペインクリニック整形外科、もの忘れ治療など、多彩な診療科があり、それぞれに専門医が在籍しております。
年々、細分化・専門化してきた医療は「細部を見て全体が見えていない」と言われます。
当院では、診療科を超えて医師同士が情報を共有し、患者さまを総合的に診療しています。長く治療を続けていれば、新たな症状が出たり、思わぬ疾患やケガをすることもあります。新たな疾患が、かかりつけの医師の専門外であれば、他科の医師にコンサルトし、複数の医師が共同して治療にあたることもあります。「こんなことを聞いたらおかしいかしら…」と遠慮せず、お気軽にご相談ください。
腎臓内科
近年、新たな国民病とも言われている慢性腎臓病(以下CKD)。これは、病名というよりは腎臓の機能に何らかの異常が疑われる状態が存在することを示しています。
腎臓は、体内の老廃物を排出し電解質などを整え、血圧を調整する、造血ホルモンを産生するなど生体の恒常性を維持するために非常に重要な働きを担っています。しかし、CKDでは程度の差は幅広いものの、これらの機能が低下し、ある程度まで進行すると、むくみや貧血、夜間に何度もトイレに行くなどの特徴的な症状がみられます。しかし、なかなか自覚症状が乏しいため、自身では『なんともない』と多くの方が感じていらっしゃいます。さらに進行すると、最終的には末期腎不全の状態となり、生体の恒常性を維持するために血液透析・腹膜透析・腎移植などの腎代替療法が必要となる可能性もあります。
もし、健康診断などで尿タンパクや血尿などの異常が見つかった場合や、腎機能の異常を指摘された場合は、一度ご相談にいらしてください。健康診断はあくまでもスクリーニングを目的とした簡易検査です。原因をある程度特定する、あるいはさらに詳細な検査が必要かどうかを判断する必要があります。
CKDは生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、肥満など)と非常に関連が深く、生活習慣病はCKDの原因となり得るため、これらにもしっかりと対応いたします。もちろん、その他いわゆる腎炎などの腎臓そのものの病気が潜んでいるかどうかの見極めも行います。
糖尿病内科
生活習慣病の一つに糖尿病があります。
血糖値の高い状態がつづくと、血管を傷つけたり、血栓を作ったりと、血管に負担をかけてしまいます。そして、その状態がさらに続くと動脈硬化が進行し、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害といった合併症だけでなく、脳梗
塞や心筋梗塞などの病気をひきおこす恐れもあります。そのため、血糖値のコントロールが大事になってきます。
血糖値が空腹時≧126mg/dl、OGTT2時間≧200mg/dl、随時≧200mg/dlのいずれかに該当する方や、HbA1c(NGSP)≧6.5%の方は、継続通院が必要な可能性が高いと考えられます。受診して適切な検査を受けていただくことをお勧めいたします。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は血糖値とは異なり、食後に急上昇することがなく、過去2カ月の血糖値の平均が反映されます。この数値や追加検査の結果をもとに、生活習慣のアドバイスと適切にお薬を組み合わせて処方することで、合併症を予防できるように治療を行ってまいります。
脳神経内科(神経内科)
神経内科は、脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。この科目に関わる症状は、もの忘れ、めまい、頭痛、手足のしびれ、筋肉のけいれんなどと多岐にわたります。認知症やパーキンソン病などの病気も扱うため、当院では「日本神経学会認定 神経内科専門医」が診察やMRIといった検査を組み合わせて診断します。パーキンソン病であれば早期内服で進行を和らげたり、脳梗塞は術後のリハビリで再発を防げたりします。もし気になる症状がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
リウマチ科、アレルギー・リウマチ内科
当院のリウマチ科には「日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医」をはじめ、「日本整形外科学会認定 整形外科専門医」や「日本内科学会認定 総合内科専門医」などの資格を持つ医師が在籍しています。各分野の専門医が協力して、薬物治療や外科的手術(人工関節手術)などの治療を行います。
アレルギー・リウマチ内科では、各種アレルギー疾患や膠原病(こうげんびょう)の診察をします。スギ花粉やダニによるアレルギーでは舌下療法にも対応しております。膠原病の治療では患者さまがかかりつけの医院や日本医科大学付属病院と連携して総合的な医療をご提供いたします。
もの忘れ治療
認知症は加齢によるもの忘れとは違い、もの忘れをした自覚がない、ヒントがあっても思い出せない、食事をしたことすら忘れるなど、日常生活に支障をきたすような症状を伴います。そのため、認知症治療においては、患者さまやご家族さまのためにも早期に発見して、介入することを大切にしています。
当院では認知症の診断ができるように、MRI検査とスクリーニングテストを用意しました。検査の結果、もし認知症であると分かれば、患者さまにあわせた治療を行い病状を悪化させないように努めます。また、病気について説明するときには、なるべくご家族さまにも来ていただいてお話しします。
乳腺外科
乳房には乳腺や乳管、脂肪などがあり、乳腺から発生したがんのことを「乳がん」と言います。主に乳房にしこりがある、乳首から分泌物がでるなどの症状がありましたら、乳がんの可能性がありますので、専門である乳腺外科を受診してください。
当院では、女性医師の診察とともに、女性技師によるマンモグラフィ・乳房エコー検査が受けられる曜日を設けております。乳腺外科の診察は予約制になりますので、ご希望の方はお電話にてお問い合わせください。
また、しこりなどの自覚症状はないけれど心配な方のために「乳がん検診(※)」を行っております。年齢的に心配であったり、親族に乳がん患者さまがおられる方は気になることと思います。船橋市在住の30代・40代の女性を対象とした船橋市特定健診も行っております。対象の方には船橋市から受診券が郵送されますので、どうぞご利用ください。
(※)個人で行う健診は自費診療のため、費用につきましては料金表をご確認ください。
婦人科
婦人科では月経トラブルや性感染症、更年期障害など、一般的な婦人科のお悩みに幅広く対応しています。診療では必要に応じて、問診、内診、検査などを行って、患者さまと相談しながら今後の治療方針などを決めていきます。より詳しい検査や治療などが必要であれば、設備の整った医療機関をご紹介いたします。
当院では「婦人科検診(※)」もお受けいただけます。婦人科検診では、子宮がんや子宮・卵巣の異常を調べる検査を行います。婦人科検診と乳がん検診を同じ日にお受けになることもできますので、予約される際にはスタッフへお伝えください。
(※)個人で行う健診は自費診療のため、費用につきましては料金表をご確認ください。
予防医療
当院では「治療」だけでなく「予防」にも力を入れています
近年、医療現場では「どのように健康寿命(健康な状態で日常生活を送れる期間)を延ばすか」が課題になってきています。その一つの方法として症状が出てからの「治療」ではなく、「予防」にもっと意識を向けていただくというものがあります。たとえば、ご自分のことを分かってくれているかかりつけの病院を見つけておくこと、ご家族さまに負担をかけないように自立してイキイキと生活することなどが大事です。
ただ長生きするだけではなく、より楽しく自分らしく生きることを目指しましょう。
人間ドック・脳ドック・各種健康診断
当院では「予防医療」の観点から、健康診断を重視しています。
船橋市特定健診、企業健診、個人による健康診断(※)、人間ドック(※)、脳ドック(※)など様々なコースとオプション検査をご用意しております。
お仕事をされている方は会社の健康診断をお受けになれますが、主婦の方や、小さなお子さまがいるお母さまは、なかなか健康診断を受ける機会が作れないものです。
当院では、人間ドック・脳ドック・健康診断を受診される方のお子さま(生後2か月~就学前)を院内保育室でお預かりするサービスを行っております。日々お忙しくて、ご自身のことをついつい後回しにしてしまいがちですが、お子さまやご家族さまを支えている主婦の方にこそ、健康診断をご利用いただきたいと思います。
また、基本となるドック・健康診断のコースに、特に心配されている項目をオプション検査からお選びいただき追加することができます。
たとえば、多くの方が気にされているがん検査では「AICS」と呼ばれる「がんリスク検査」がお勧めです。従来は、がんが発生しているかどうかを臓器ごとに調べるため、胃カメラ検査や大腸内視鏡検査を定期的に受ける必要がありました。
AICS検査は1回の採血で、胃がん・肺がん・大腸がん・膵臓がん・前立腺がん(男性)・乳がん(女性)・子宮がん(女性)・卵巣がん(女性)にかかる可能性(リスク)を評価する検査ですので、痛みも少なく早期がんの状態を検出することができます。ご希望の方やご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
(※)健診は自費診療のため、費用につきましては料金表をご確認ください。
救急医療
24時間体制で患者さまを受け入れ、処置後のケアにも対応します
当院は年間約2,000台の救急車を受け入れています。救急搬送される方に多いのが、高齢の方の骨折や肺炎、脱水症状、心筋梗塞などです。治療や処置をした後、もしも入院が必要になった場合には受け入れも可能です。
当院は船橋市の救急隊との連携も強く、急な体調変化やケガで苦しむ患者さまが迅速に治療を受けられるよう、救急応需の体制には特に力を注いでいます。
在宅医療
患者さまが家族と一緒に自宅で療養を続けられるようにサポートします
当院は1999年から在宅医療をはじめ、通院が困難な方、自宅療養をご希望される方、生活する上でサポートを必要とする方などを対象に、医師や看護師が定期的にご自宅を訪問しています。ご自宅にうかがって行う「在宅医療」では、特に患者さまやご家族さまとのコミュニケーションを大切にし、思いやりの心をもって接するように心がけています。
万が一、急にご様子が変化された際には24時間365日救急診療対応をしております。入退院を繰り返していくうちに、より周囲のサポートが必要になることもあります。退院した後も在宅療養を継続できるかどうか、ご家族さまは不安に思われるでしょう。そんな時には、医療相談員にご相談いただければ担当のケアマネージャーさんと連携して、介護の不安を軽減するためにできることを話し合わせていただきます。福祉用具レンタルの手配、介護サービスの調整依頼や、訪問診療の回数を増やして細やかなケアを行うなど、ご自宅にあっても可能な限り患者さまやご家族さまの日常を支えます。
板倉病院の基本情報
診療科目 | 内科 アレルギー科 リウマチ科 外科 心療内科 脳神経内科 脳神経外科 呼吸器外科 腎臓内科 整形外科 皮膚科 婦人科 糖尿病内科 リハビリテーション科 麻酔科 乳腺外科 形成外科 | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
診療内容 |
インフルエンザ予防接種 MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査 人間ドック |
|||||||||||||||||||||||||||
住所 |
千葉県船橋市本町2-10-1
|
|||||||||||||||||||||||||||
アクセス |
駐車場有り(20台) |
|||||||||||||||||||||||||||
診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
※午後の診療時間は、診療科によって14:00または14:30から開始となりますので、お電話または公式ホームページにてご確認ください。 |
|||||||||||||||||||||||||||
電話番号 |
047-431-2662 |
特徴・設備
設備 |
|
---|---|
駐車場 |
駐車場有り(20台) |
専門医 |
|
健康診断・検査 |
|
対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
|
---|---|
治療 |
|
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告