検診・人間ドック｜鶯谷健診センター

当院は「健康で豊かなくらしの、一生のパートナー」を理念として、70年前に開業いたしました。当初から地域住民の健康管理に欠かせない存在として親しまれています。近年では、胃・大腸内視鏡検査や、女性特有の疾患に対しての受診者さまが増えてきており、個々の健康意識の高まりは強くなっているように感じます。今後もこうした方々のニーズに応えられるような医療を提供できるよう、努めていきたいと考えています。

これから高齢化社会を迎えるにあたり、診断治療を中心とした保険医療では担えない部分も出てくると思っています。そこで大事になるのが予防医療であり、健診結果をもとにして個々の受診者さまのニーズにお応えしたフォローをしていくのが、われわれの役目だと考えます。ライフスタイルなど生活背景はそれぞれ異なりますので、うまくヒアリングをしてニーズにお応えできるよう心がけております。

一般的な健康診断というのは、決まった項目を決まった時期に受けるものです。一方人間ドックは、それぞれの受診者さまが心配な点を集中的に見るなど、臨機応変に対応していける検査です。もちろん全身を総合的に診ることもできますので、疾患の早期発見にはつながりやすくなります。人生100年時代をこれから迎える日本ですが、いかに健康でいられるかを考えたときに、人間ドックは必要不可欠であると思っています。

基本的にX線検査は、アレルギーをお持ちの方や直近で開腹手術をされた方は実施が難しいです。そのため、そうした方には胃カメラ（経鼻or経口）の受診を推奨しています。また便秘の方でも、胃部X線検査に苦労される方が多いため、胃カメラ（経鼻or経口）へ移行したりしています。過去に何らかの所見のあった方など、総合的に見て胃カメラ検査のほうが粘膜の細かい部分まで診ることができるためおすすめではあります。

胃・大腸疾患は40歳を過ぎると発症しやすくなりますので、40代の方には受診をお勧めしています。また、婦人科健診に関しては近年若い世代の発症が増加しているため、20代からの受診を推奨しています。受診頻度としては年に1回が理想ですが、基本的に人間ドックは疾患の早期発見につなげるものなので、何か気になることや不安なことがありましたらすぐに受診されるとよいでしょう。

健診施設に来られる受診者さまは、基本的には自覚症状のない方がほとんどです。そのため、気乗りしない検査をしていただくために、気持ちよく受診できるような心がけをスタッフ一同しています。受診者さまが快適に検査を受けていただくことがわれわれの喜びでもあり、そうした想いを持って健診に取り組んでいることがこの健診センターの強みだと思っています。また、過去の膨大な健診データを活用し、学会発表なども積極的に行うことでスタッフの技術向上につながると考えています。

多くの健診施設がある中で、当院を選び来てくださった以上、また来たいなと思っていただける環境を目指しています。男女別フロアにするだけでなく、設備、アメニティ、食事、接遇など行き届いた健診サービスをご提供することがリピーターさまの獲得につながると考えます。細かいところ一つ一つに気を配り、喜んでいただけるよう日々努めています。

当院で働くスタッフは全員、ホワイト500取得の医療機関として健康意識を非常に高く持っており、その気持ちを来られる受診者さまの方々に接遇としてご提供しています。1日に多くの受診者さまを受け入れている施設ですので、経験値も高く、さまざまな状況に臨機応変に対応できるのも強みです。また、検査内容をバーコードで管理することで、スムーズな検査進捗と検査漏れを防止しています。