歯並びを治すためには
●* 矯正治療とは *●
歯ならびを整え、親身共に健康を増進する医療です。
健康的な笑顔をはだれもが願うものです。
歯ならびについて疑問があれば遠慮せずにスタッフに相談して下さい。
歯並びがわるいと…
食べかすが溜まりやすく、歯ブラシもとどきにくいため虫歯や歯槽膿漏にかかりやすくなります。
また上下の歯が正しく咬みあわないため十分にものを咬み切れません。
そのため、顎の関節や消化器官にまで負担がかかります。心理的にコンプレックスを感じ精神的な負担となることがあります。
●* 悪い歯並び(不正咬合)が及ぼす影響について *●
悪い歯並び(不正咬合)はなぜ治さなければならないのでしょうか?
見た目がわるいから。それもありますが、他にも良く考えてみて下さい。
みなさんは、どこの歯を使ってよく噛みますか?それは奥歯ですね。
つまり奥歯がきちんと噛める状態になっていなければ、前歯の見た目だけが良くても何もならないのです。一旦悪くなった歯ならびは自然に治ることはありません。
そればかりか、変な噛み方を一生続けていくことになるので、顎の骨の形が歪んでしまったり、顎の関節痛、肩凝り、頭痛、腰痛が続いたりすることがあります。
単に見た目のみにとらわれず、正しく噛めると言うことの重要性に気付いて下さい。
●* 治療開始時期 *●
治療開始時期はお口の中の状態によって異なります。
受け口・出っ歯などのように顔の形にまで影響を及ぼす歯ならびの場合は早期からの治療が必要です。
また、思春期に至るまで成長をコントロールする必要がありますので治療期間も長くかかります。
八重歯・乱ぐい歯などの場合は永久歯がある程度はえそろってから始める場合もあります。
いずれの場合も気が付いた時点で早めに相談して、適切なアドバイスを受けて下さい。
●* 矯正治療の通院期間について *●
生きている歯を一本一本動かしていきますので、どうしても長期間になります。
歯ならびは、たとえご兄弟であっても全く違います。
それは、歯の大きさや生えてくる順番、顎の大きさなどが微妙に違うからです。
そのため、治療期間も個人によって全く違ってきます。
生きている歯を一本一本動かしていきますので、どうしても長期間になります。
奥歯まできちんと治すといった全体的な治療になりますと少なくとも2年以上かかることが多いです。
1ヶ月に1回の通院で約30分から1時間の治療時間が基本になります。
通院は月1回程度で、おおむね成長が終了し、永久歯が完全にはえそろうまでの管理が必要です。
●* 歯を抜くことも… *●
歯を抜くことがあります。
歯を並べるための場所がどうしても確保できない場合、歯の数を減らして並べます。抜いたあとに隙間が残ったり、咬みにくくなったりということはありません。
●* 治療中は… *●
治療中はお口の中にさまざまな装置が入ります。
歯ブラシの指導を行いますので、食後には歯を磨くようにして下さい。
歯が動き始めると3~4日間その歯が浮いたような感じになり、少し痛みがでることがあります。
●* あと戻り *●
あと戻りを防ぐため、治療後も1~2年間は簡単な装置で管理しなければなりません。
●* 成人の矯正治療 *●
大人になってからでも治療はできます。
装置の中には透明で目立ちにくいタイプのものもあります。
歯槽膿漏がひどい場合、そちらの治療を優先させる場合があります。
●* 矯正装置 *●
矯正装置は大きく二種類に分かれます。
一つはご自分で取ったりはめたり装置(可撤式装置)、もう一つは、お口の中に接着してしまう装置(固定式装置)です。(固定式装置には透明の目立たないものもできました。)これらは不正咬合の状態によって使い分けます。可撤式装置の場合、ご本人は長時間はめていただかないと効果が上がりません。また、固定式装置の場合は、歯磨きに少し時間がかかります。
●* 治療の流れ *●
●* STEP1 *●
治療開始時期についてのアドバイス。矯正治療に対する疑問にお答えします。
●* STEP2 *●
治療方針を立てるためのさまざまな検査を行います。
●* STEP3 *●
精密検査の資料をもとに治療方法、期間、費用などについてお話をします。
●* STEP4 *●
本人と家族の方が十分に納得したうえで治療に入ります。
治療は長期に及びますので、途中で挫折しないようがんばって通院して下さい。
●* STEP5 *●
あと戻りしないよう1~2年は引き続き通院して下さい。
●* 医療費控除 *●
家族の医療費が合計10万円を超えたら、医療費控除の申告をすると税金が戻ってきます。
実際に支払った額で、健康保険の補填分や生命保険から入通院保険給付を受けた分などは、控除の対象にはなりません。
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告