痛みが苦手な方への配慮！表面麻酔と電動麻酔などの工夫
患者さんの中には、受診したいけれど治療の痛みが苦手でなかなか通院できずにいる方もいます。こちらの歯医者さんは、痛みが苦手な方にさまざまな工夫をおこなっています。例えば、表面麻酔という薬液を染み込ませたガーゼやコットンを歯茎にあてて感覚を麻痺させるほか、電動麻酔で注入圧を一定に保ちながら麻酔液を注入するなどです。そうすることによって、麻酔時における痛みが軽減されるため、痛みが苦手な方でも落ち着いて受診できます。
院内感染の不安を軽減！器具の滅菌処理や空気感染予防にも配慮
院内感染は、治療に使う器具が原因になるだけでなく、空気からも感染することがあるため、空気感染予防にも配慮しなければなりません。こちらの歯医者さんは、器具の滅菌処理と空気感染予防に注力しています。滅菌器を使って器具を清潔な状態に保っているほか、口腔外バキュームで歯の削りカスや細菌をお口の外に飛び散らないようにしているため、院内感染の不安を感じることなく、リラックスしながら治療に臨むことができます。
予防歯科
～毎日の歯のケアを患者さんご自身にしていただくために～
自分の歯をできるだけ長く保つには、毎日のケアが大切です。
歯にトラブルが生じてから初めて歯科医院に行くと、大切な歯を削ることになり、削った歯は元どおりにはなりません。そんな歯のリスクをできるだけ避けるためにも、歯の予防について、今一度考えてみましょう。
●患者さんに伝えたい予防の大切さ
～歯科医ができることは治療だけです～
毎日歯のお手入れをされている患者さんの行き届かない部分は、私たちプロの歯のクリーニングでフォローできますが、普段のケアを怠っている歯は、たまに来ていただいて歯のクリーニングをするだけでは間に合いません。
虫歯や歯周病は、口の中に歯垢が付着している場所があるために細菌の感染で起こります。私たち歯科医が虫歯を治療して口の中をきれいにしても、患者さんご本人が歯磨きをきちんとできないと、また虫歯になります。歯科医は歯を治すお手伝いはできますが、残念ながら、その後の歯の管理まではお手伝いできないのです。
●予防歯科メニュー
～虫歯と歯周病チェック、歯のクリーニングまで～
当院では、患者さんが歯をきちんと管理されているかチェックし、歯の磨き方を指導、プロの手による念入りな歯のクリーニングを積極的に行っています。
1）虫歯と歯周病予防・・・・スケーリング（歯石の除去）を行い、歯垢がつきにくいように歯の表面を整えます。
2）磨き残しがないように、歯の磨き方を指導します。
3）PMTC（プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング）と呼ばれる歯科衛生士がおこなう歯のクリーニング・・・・口の中をブラッシング→歯垢の染め出しをして、磨き残しをチェック→専用のペーストをつけた回転ブラシで歯をよく磨いて、歯垢を除去→水と空気を吹き付けてペーストを洗い流す→最後にフッ素を塗布して仕上げます。
●定期検診のすすめ
歯のお手入れは、患者さんご自身に委ねられています。当院ではそのことを促すためにも、患者さんひとりひとりに葉書を出して、定期検診をおすすめしています。
定期検診のサイクルは、歯の管理をきちんとされている方は半年に1度。あまりうまくできていない方の場合は、3ヶ月または4ヶ月に1度という具合に、患者さんによって異なります。
定期検診は、虫歯や歯周病の予防と早期治療、患者さんの歯への意識を高めることに効果を発揮しています。
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