消化器内科
胃がんや大腸がんなど消化器系のがんも「早期発見」が大切です
消化器疾患では、過敏性結腸や胃潰瘍の患者さまの受診が多かったのですが、近年では胃潰瘍の患者さまは減少しています。その理由はいくつか考えることができ、ひとつはプロトンポンプ阻害剤(PPI)という胃酸の分泌を抑制する薬ができたことです。胃潰瘍は強酸である胃酸によって胃粘膜が傷つけられることによって生じる疾患ですが、PPIによって胃酸による胃粘膜のダメージを抑えられるようになりました。
ほかにも、胃潰瘍の原因がピロリ菌であることが判明し、除菌治療を受ける方が増えたことも理由のひとつだと考えられます。ピロリ菌は胃潰瘍だけではなく胃がんも引き起こすといわれております。除菌治療を希望される方はどうぞご相談ください。
胃がん
どのような原因で胃がんになってしまうのですか?
原因のひとつにピロリ菌があります。予防するにはピロリ菌の除菌治療が有用です。
胃がんの原因のひとつはピロリ菌です。ピロリ菌は慢性胃炎を引き起こし、胃がんにつながる可能性があります。ピロリ菌だけが胃がんの原因ではありませんが、胃がんを予防するにはピロリ菌の除菌治療が有用です。検査の結果、ピロリ菌感染症であるとわかりましたら除菌治療をご提案します。
胃がんを早期発見するためにも、1年に1回は胃カメラを受けることをご提案します。胃がんの検査といいますと、以前は造影剤であるバリウムを飲んでX線撮影をしていたのですが、現在では胃カメラ(内視鏡)による検査が主流となっています。
胃カメラの検査の前には6時間程度の絶食が必要ですが、牛乳や繊維質以外の水分(水やお茶)であれば摂取してもかまいません。午前中に検査を受ける場合であれば、前日の夜に食事をしていただき、朝食だけを抜いてお越しいただければ検査を行うことが可能です。
鎮静剤を使用した際は、検査後1~2時間休んでいただきます。検査は基本的に午前中のみなので、10時半までに来院してください。
大腸がん
大腸がんになりやすい人の特徴はありますか?
運動不足で太り気味(肥満)の方は大腸がんのリスクがあります。
大腸がんは、食習慣・肥満・遺伝の三つが主な原因です。食生活の欧米化が進み、脂肪分の多い食事をたくさん摂るようになったことが大腸がんの一因と考えられます。運動不足で肥満の方も大腸がんのリスクが高まるため、脂っこい食べ物が好きで、運動不足、太り気味(肥満)という方は要注意です。
大腸がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。大腸がんのほとんどはポリープ(腸内のいぼのようなもの)から進行していきます。ポリープの段階で切除しておけば、大腸がんの発症の予防につながります。初期のポリープは潜血反応もありませんので、大腸カメラ(内視鏡)による検査で発見します。ポリープが見つかれば、その場で内視鏡を使って切除することができます。
肛門外科
肛門周囲のお悩みを診療。外科的処置にも対応します
当クリニックの院長は胃がんや食道がんなど、消化器系外科手術に携わってきました。現在、当クリニックではこうした外科手術には対応していません。
肛門からの出血や肛門に痛みがある場合は痔の疑いがありますし、肛門の周囲から膿が出るような場合は「肛門周囲膿瘍」の可能性があります。当クリニックでは「肛門周囲膿瘍」の切開が可能です。ほかにも、大腸がんなどで肛門からの出血がありますから、いずれの場合もまずは肛門外科を受診してください。痔にとって好ましくないのは便秘や便が硬いことです。そのような場合には便を軟らかくする内服薬や座薬を処方します。また、肛門を清潔に保つこと、無理に便を出さないようにするなどの指導も行います。
肛門からの出血や痛みがあって痔が疑われる場合、恥ずかしさを感じてしまいなかなか受診されない方も多いのが実情です。しかし、痔を放置すると括約筋が緩くなって脱肛になることもあります。肛門周囲に異常や違和感がある時には、早めにご相談ください。
内科
単なる風邪だと考えず、受診するようにしましょう
内科には風邪症状で受診される患者さまが多くいらっしゃいます。当クリニックでは消化器に強いことを生かし、単なる風邪として診療するだけではなく、消化器系の疾患にも着目した診療を行っています。特に下痢の症状がある患者さまはウイルス性の胃腸炎や、消化器系の大きな病気を疑うこともあります。
風邪のほかにも、内科で多く受診されるのは生活習慣病の患者さまです。コレステロール値が高い、血圧が高い、血糖値が高いという患者さまには、お薬の処方と食事療法・運動療法などの生活習慣を見直すのためのアドバイスをします。説明をする際には冊子を使用するなど、患者さまにわかりやすくお伝えするよう心がけております。説明がわからない場合は気兼ねなく質問してください。そのほか、インフルエンザの予防接種(※)にも対応しています。
当クリニックでは、訪問診療にも対応しています。週に4日(月曜日・火曜日・木曜日・金曜日)の12時半から16時までは訪問診療を行っています。当クリニックから20キロ程度の範囲になり、一人の患者さまに対して月1~2回の訪問をしています。当クリニックへの通院が困難な方、そのご家族の方は、訪問診療についてご相談ください。
(※)は自由診療です。料金表をご確認ください。
放射線科
検査の結果、異常があれば当クリニックから連絡をいたします
放射線科では、CT(コンピューター断層撮影法)による検査を中心に行っています。以前は造影剤であるバリウムによって胃・大腸の透視検査も行っていましたが、近年では少なくなっています。CTは、肺がんや膵がんが疑われる患者さまの診断や、がんの転移を発見するために有用な検査法です。
内視鏡やエコー検査は放射線の心配がありません。バリウム検査で異常が見つかった場合、再び内視鏡による検査が必要となります。患者さまの負担を減らすため、初めから内視鏡検査をするケースが多くなりました。
エコー検査では、腹痛を訴える患者さまに腸閉塞や胆石が発見されることがあります。腹痛のある方に大腸の内視鏡検査をする前には、エコー検査を行って腸閉塞がないことを確認します。さらに、当クリニックは心電図検査に対応可能です。なお、がんの診断は、検体による検査(病理検査)によって行います。2~6日で検査結果がわかり、もし異常があれば当クリニックから連絡をします。異常があった場合は再度ご来院いただき説明をします。なお、外科的、付加的な処置が必要と判断される時には、対応できる医療機関をご紹介します。
石本胃腸肛門クリニックの基本情報
診療科目 | 消化器内科 肛門外科 内科 放射線科 外科 循環器内科 | |||||||||||||||||||||||||||
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標榜科目 | 循環器内科(※月2回土曜日に循環器内科担当の先生がきます。診察日は当院ホームページ、もしくは電話にてお問い合わせください。) | |||||||||||||||||||||||||||
診療内容 |
インフルエンザ予防接種 健康診断 胃がん検診 胃がん検診(胃内視鏡検査) 肺がん検診 大腸がん検診 大腸がん検診(便潜血検査) |
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住所 |
和歌山県和歌山市田中町3-1
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アクセス |
駐車場(計24台分) ※玄関前に2台、第1駐車場に16台、第2駐車場に6台分 |
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診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
水・土曜AMのみ 臨時休診あり |
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電話番号 |
073-422-6524 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場(計24台分) ※玄関前に2台、第1駐車場に16台、第2駐車場に6台分 |
健康診断・検査 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
内視鏡検査によるがんの早期発見に注力
消化器疾患や外科の診療経験を持つ院長が、内視鏡検査によるがんの早期発見に注力しています。かかりつけとして、お悩みの症状を相談しやすいクリニックです。
ポイント2
和歌山駅から徒歩約7分、計24台駐車可能
最寄り駅はJR紀勢本線・和歌山線「和歌山駅」から徒歩約7分の場所です。計24台分の駐車場があり、電車でもお車でも通院しやすい環境です。
ポイント3
待ち時間削減と感染予防としてネット受付に対応
感染予防と待ち時間対策のため、ネット予約を導入しています。キャッシュレス決済や一部の2次元コード決済にも対応しており、接触リスクの軽減にもつなげています。