専門医インタビュー

専門医インタビュー(井上 洋二先生)|森泌尿器科クリニック

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森泌尿器科クリニック 県病院前駅_専門医インタビュー(井上 洋二先生)の写真 排尿障害のつらさに寄り添い、患者さまに合った治療の提案に注力する医師
院長 井上 洋二
取材日:2022年11月29日

井上 洋二先生(日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医)にインタビュー

あらゆる病気の可能性を見極め正しい診断により患者さまに適した治療を提案

まず、前立腺肥大症の診療をする際のこだわりを教えてください。
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 まず、前立腺肥大症の診療をする際のこだわりを教えてください。の写真
前立腺肥大症の主な症状として、頻尿があげられます。ただ頻尿は、水分の取りすぎや前立腺がんの場合でも起こり得ます。そのため、まずはがんや他の病気の可能性も視野に入れつつ、丁寧に見極めるよう心がけています。

診断後は、IPSS・QOLスコアという質問表に沿ってお答えいただき症状を定量化した上で、患者さまがどの程度困っているかを把握し、納得いただける治療を一緒に考えながら治療を進める方針です。場合によっては、お薬の投与などをすぐには始めず、日常生活での排尿の時刻と排尿量を記録していただくなど、詳細データを集めて分析してから治療を始めることもあります。また、重症の場合には、近隣の病院での手術を提案いたします。なお、その場合は、手術後のフォローまで一貫して担当させていただいています。
内服で改善しない過活動膀胱については、どのような治療を提案しますか?
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 内服で改善しない過活動膀胱については、どのような治療を提案しますか?の写真
過活動膀胱は基本的に内服薬で治療を行います。ただ、頻尿・尿意切迫感といった症状の中には、尿路結石や膀胱がんなどが原因の場合もあるので、まずは尿検査やエコーなどを行った上で、これらの可能性を排除します。そして、過活動膀胱と診断した場合は、パンフレットなどを活用しながら病状を説明し、まずは患者さまに納得いただけるお薬で治療を進めていきます。

さらに、内服薬で治療が難しい場合は、難治性過活動膀胱としてボトックス療法という、ボツリヌス毒素を膀胱内に注入する治療方法を提案します。外来通院での治療が可能で当クリニックでも行っており、局所麻酔で行う手術で、一度打つと半年くらいは作用が続きます。

なお、内服薬にもいくつか種類があるので、患者さまにとって、日常生活がしやすくなったかどうか、などについて定量評価しながら、一人ひとりに合ったお薬を選ぶようにしています。
先生が注力されてきた、間質性膀胱炎についても教えてください。
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 先生が注力されてきた、間質性膀胱炎についても教えてください。の写真
膀胱炎の中には、急激に発症し、排尿時に強い痛みが生じる急性細菌性膀胱炎のほかに、間質性膀胱炎というものがあります。また、排尿痛の症状は、尿路結石や膀胱がんが原因の可能性もあるので、まずは丁寧な診断が大事だと思っています。急性細菌性膀胱炎の場合は、抗生物質を投与しますが、それで症状が改善しない場合は、間質性膀胱炎などの可能性を検討します。

膀胱の痛みという症状としては、共通していますが、間質性膀胱炎の場合、尿がたまってくると膀胱に痛みを感じて、排尿すると楽になるという特徴があります。そのため、まずは膀胱鏡検査で粘膜を観察し、間質性膀胱炎に特徴的なハンナ病変の有無を調べます。治療としては、抗炎症作用のあるお薬(漢方薬も含む)を内服するほか、膀胱の中にお薬を注入する方法(保険適用)もあります。

排尿障害の研究に注力。診断・手術・術後のケアまで一貫してサポート

前立腺肥大症に対する手術治療とは、どのようなものですか?
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 前立腺肥大症に対する手術治療とは、どのようなものですか?の写真
前立腺肥大症の手術治療として、さまざまなものがありますが、なかでも私はHoLEP(経尿道的前立腺レーザー核出術)に力をいれてきました。HoLEP(経尿道的前立腺レーザー核出術)とは、内視鏡の先についたレーザーメスで、肥大した前立腺の腺腫をくり抜く手術です。尿道から内視鏡を挿入するためおなかを切る必要がなく、手術時の出血や術後のトラブルも少ないのが特徴です。低侵襲な方法なので、患者さまの負担も少なく、より早く社会復帰ができるかと思います。

手術を提案し、患者さまに納得いただけた場合は、主に私が以前務めていたマツダ病院にご紹介する形になりますが、そこで私が執刀することもできますし、術後のフォローもしっかりといたします。
勤務医時代から排尿障害について注力して学ばれていたのでしょうか。
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 勤務医時代から排尿障害について注力して学ばれていたのでしょうか。の写真
そうですね。私が、広島大学病院に勤務していたときに、排尿障害の研究に力を入れているグループに入ったことがきっかけで、前立腺肥大症、過活動膀胱、間質性膀胱炎などについて、詳しく勉強する機会があり興味を持つようになりました。とくに間質性膀胱炎の患者さまの中には、なかなか改善しない膀胱炎に悩み、病院を転々としている方や、特に検査で異常がないということから、抗うつ剤を処方されるといった方も見受けられました。

そういう状況を目の当たりにしたことから、間質性膀胱炎の診療に注力することが、私の人生の中で大切な使命だと感じるようになりましたね。勤務医時代に排尿障害に悩む、さまざまな患者さまと向き合ってきた経験が、今の診療にもいきていると思っています。
泌尿器科の診療に携わることの魅力について、教えてください。
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 泌尿器科の診療に携わることの魅力について、教えてください。の写真
患者さまのお悩みに対して、親身に受けとめることから始まって、病気の診断、手術を含めた治療、その後のフォローまで一貫して担当できる点は魅力ですね。

良性疾患だけでなく、がんなどの命に関わる重い病気を扱うこともあり、患者さま一人ひとりの人生と向き合えるので、医師としての責任とやりがいを感じています。

訪問診療や完全予約制に対応し、地域の方が受診しやすい環境づくりに尽力

訪問診療としては、どのような取り組みや工夫をしていますか?
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 訪問診療としては、どのような取り組みや工夫をしていますか?の写真
「おしっこのことでトラブルがあるけれども通院が難しい」、「おむつの中にうまく排尿できない」などといったことでお悩みの患者さまに対して、ご自宅に訪問して排せつ用のカテーテルを入れたり、定期的に交換したりしています。長期間カテーテルを留置していると膀胱からの出血や膀胱結石など合併症が生じることがあります。そういったトラブル時には、クリニックに移動していただき手術を行うこともありますし、緊急で往診させていただくなど、さまざまなお手伝いをさせていただいています。

また、患者さまのご家族に対しても、困っていることや気になることがあれば、いつでもご相談いただきたいと思っています。訪問診療でご自宅に伺い、生活環境を直接見て気づいたことがあれば、「こういうところに気をつけると合併症予防になりますよ」などと随時お伝えするよう心がけています。
泌尿器科の診療における今後の課題は、どのようなことだと思いますか?
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 泌尿器科の診療における今後の課題は、どのようなことだと思いますか?の写真
ご自宅から移動するのが難しい患者さまでも、膀胱の内視鏡などの検査ができるようなシステムができるとよいですね。現状では、エコー検査などはできますが、膀胱の出血の確認などは、どうしてもクリニックに移動していただけないとできないので。より詳しい検査・治療を住み慣れた環境で行えるようになってほしいと願っています。
排尿に関してお悩みの患者さまに、一言、メッセージをお願いいたします。
森泌尿器科クリニック 県病院前駅 排尿に関してお悩みの患者さまに、一言、メッセージをお願いいたします。の写真
排尿に関するお悩みはデリケートなものなので、「泌尿器科を受診するのは恥ずかしい、勇気がいる」と思われる方もいらっしゃるかと思います。そこで、当クリニックでは、患者さまが負担を感じないようさまざまな工夫をしています。

例えば、完全予約制を取り入れることで、密を避け、待ち時間をより軽減し、スムーズにご案内できるよう努めています。また、お悩みを打ち明けやすい雰囲気づくりにも努め、スタッフとともに、笑顔で患者さまをお迎えしていますので、排尿についてお悩みの際にはいつでも気兼ねなく、まずはお電話でご相談いただければ幸いです。

森泌尿器科クリニックの基本情報

医院名 森泌尿器科クリニック
診療科目 泌尿器科
ネット受付
電話問合せ

0066-9801-0227884

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住所
アクセス
  • 広電1系統県病院前駅 徒歩2分 
  • 広電1系統宇品二丁目駅 徒歩2分 

駐車場有り(共用)

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

9:00~12:30
15:00~18:00

泌尿器科は予約優先制のため、事前にお電話での予約をお願いします。

電話番号

082-254-2120

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 院外待機が可能 訪問診療
待合室
  • 空気清浄器 アルコール除菌
設備
  • 駐車場 手術設備
駐車場

駐車場有り(共用)

専門医
  • 日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医

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