少しずつ高齢の来院者も増えてきているため、訪問診療なども行いながら地域医療を支えています。
当院は「日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医」、「日本内分泌学会認定 内分泌代謝専門医」などが在籍し、医師の数も多いのが特徴です。
また、院長は腎臓疾患への見識が深く、多くの受診者と向き合ってきました。
腎機能は、高血圧や糖尿病がベースにあることで自然悪化しやすく、加齢とともに機能が落ちていくと言われています。
「尿たんぱく良性」の場合も腎臓が悪くなるリスクがありますが、このようなリスクは専門知識がなければ、その危険性に気がつかないことも多いです。
しかしながら、腎臓を専門にする医師は全体的に少なく、さらには症状があらわれにくい部位のため罹患者数も多く、とくに注視しなければいけない臓器です。
当院では、半年に一回のペースで院内の勉強会を実施し、専門である腎臓や高血圧・糖尿病について啓蒙する活動も行っています。
人間ドックでは、自覚症状が出る前に病気を見つけることが大変重要です。
腎臓病をはじめ、高血圧・糖尿病は自覚症状があらわれにくい分、症状に気がついたときにはすでに病気は進行しています。
人間ドックや健診はそのような体の異常をいち早く見つけて対処するためのものです。
まずは検査で健康状態を確認し、治療が必要な際は当院で初期段階から対応いたしますので、苦手意識を持たずに受診しにいらしてほしいと思います。
こだわり
40代に受診を推奨。血管病を注視した「人間ドック」を提供
当院の「人間ドック」は一般的な検診コースで、上部消化管検査は胃カメラで実施します。
当院では胃カメラ検査に経鼻方式も導入し、受診者の負担が軽減されるように配慮しています。
胃カメラ検査時は静脈麻酔ではなく、経口方式の場合は咽頭の麻酔を、経鼻方式の場合は鼻腔への麻酔を行い、喉や鼻を広げる方法を採用しています。
いずれも麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドラインに則った方法で行います。
胃カメラでの上部消化管検査に加え、がんリスクを調べる腫瘍マーカーや腹部の病気を発見するための腹部エコー検査、頸動脈エコー検査、血管年齢を測る検査も取り入れているのが当院の「人間ドック」の特徴です。
一般的には、悪性腫瘍や病変を発見することが健診の主な目的です。
当院では悪性腫瘍はもちろん、糖尿病や腎臓病などの「血管病」に関わる疾患を注視しています。
40代の働き盛りでは、仕事が忙しいといった理由で健診をおろそかにする人もいるのではないでしょうか。
当院の「人間ドック」は、働き盛りの年代の人にこそ受診してほしいと考えています。
とくに肥満体型の人や血圧が高い人、メタボリックシンドロームと診断された人など、血管病リスクが高い人には受診を推奨します。
会社の健診だけでは見逃す病気もあるかもしれません。
生活習慣病リスクのある人は、病気を発症する前に早めの受診・対処を行い、重篤な疾患の予防をすることが肝心です。
内分泌代謝専門医・糖尿病専門医を配置/食生活は栄養士が指導
代謝の病気といって「糖尿病」を思い浮かべる人は多いと思います。
血糖値が高いだけであれば問題ありませんが、高血糖状態が何年も続くことで目・腎臓・神経などを司る細い血管が障がいを起こし、糖尿病や網膜症を発症します。
糖尿病によって失明することや透析が必要になるなど、さまざま疾患リスクをもたらします。
また、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まるため、注意しなければならい病気の一つです。
内分泌に関する疾患はあまり知られていませんが、特殊なホルモンの病気はたくさんあります。
その中でも多いのが甲状腺の病気です。
若い女性はとくに甲状腺の疾患リスクが高い傾向にあります。
甲状腺ホルモンの異常によって鼓動が早まることや疲れやすくなるなど、些細な症状から病気が発見されることもあるので、定期的に健診を受けることが有効です。
一般診療の糖尿病の人を診ていると、間食が非常に多いことがわかります。
とくにお菓子は血糖を上げる原因になるため、食生活については詳しくたずねることもあります。
基本的には栄養士に食事の見直しをしてもらって、食生活の改善に役立ててもらいます。
普段忙しくて運動量が少ない人もいますが、食事量と運動量、またはどのくらいの時間運動しているかを確認し、生活習慣に関するアドバイスを行っています。
まずは健診やドックで現在の健康状態を把握し、生活習慣を見直すことから始めていきましょう。
結果報告は対面での説明にこだわり、今後の方針を決定
万が一、胃がんが発見された時は、当院ではなく、米子市内にある他の総合病院や大学病院をはじめとする医療機関へ紹介いたします。
当院と医療連携している病院は4施設です。
どの医療機関もアクセスしやすい場所だと思いますので、受診者の希望に合わせて紹介するようにしています。
検査で異常があったところを説明するために、来院が原則ですが、中にはどうしても来ることが難しいという人もいるので、その場合は郵送にするケースもあります。
検査結果が出揃ったら事務スタッフが電話連絡し、結果報告のための来院を促します。
その際に来院ができない人に対しては郵送にて結果を送付します。
郵送物は基本的に半月程度で届くように設定しています。
結果説明時は、内分泌代謝の疾患に関しては既成のパンフレットでの説明ですが、腎臓疾患については当院でパンフレットを作製しています。
口頭だけでなく、目で見てわかるようなかたちで伝えられるように工夫しています。
管理栄養士が生活改善をサポート/バリアフリーなど受診しやすい環境の整備
そして、そのまま当院の一般診療にて治療を開始する場合には、定期的に指導点が改善されているかどうかを評価します。
せっかく検査を受けるのであれば「病気を見つけておしまい」ではなく、その後の健康状態が改善できるようフォローにも力を入れています。
受診者の中には、栄養管理を行うことで治療開始時よりも投薬量を減らせるケースなど、栄養指導によって、目に見えて状態が改善する人も多いです。
そのような人を見ていると、減塩に真面目に取り組むといった栄養指導のアドバイスをきちんと実行することが重要なのだと感じます。
たとえば、設置しているマガジンラックの雑誌は、幅広い世代で興味が持てるような内容のものを多く選ぶように意識しています。
また、フリーWi-Fiも導入しています。
そのほか、エントランスはスロープを取り付けるとともに、トイレを改修して現在はバリアフリー化しました。
高齢者や車いすでも来院しやすいよう、また大人から子供まで居心地がよく過ごせるような工夫を行っています。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8:30~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 休 | 休 |
15:00~18:00 | ● | ● | ● | ● | ● | 休 | 休 |
インタビュー
自覚症状の出にくい腎臓病・血管疾患・糖尿病の早期発見をおこないます。
当院では腎臓病、血管疾患、糖尿病を専門とした医師も多くおります。これらは自覚症状が出にくく、発見された時には進行しているケースも多いため、早期発見が非常に重要となります。通常の人間ドックコースに、血管を調べる検査も含まれているのが当院の大きな特徴ですので、ぜひ自覚症状の出る前にご受診ください。訪問診療にも力を入れていますので、外出の難しい高齢者の方にも気軽にご利用いただける医院となっています。
医師・スタッフ
-
医師:福井 毅顕 先生地域の皆さまが健康な毎日を過ごすことができるよう、各種人間ドックを通じてサポートしてまいります。
代謝の病気や腎機能に不安があるといった人は、一度ご受診ください。検査から健診後の改善サポートまで、こまやかな対応で健康増進に寄与してまいります。【略歴】【略歴】
2004年 鳥取大学医学部 卒業
2004年 鳥取大学第二内科入局
【資格】
日本内科学会認定 総合内科専門医
日本腎臓学会認定 腎臓専門医
日本透析医学会認定 透析専門医
写真
-
スタッフ:受診しやすい環境作りにも注力し、地域の皆さまの健康増進をサポートいたします。
-
スタッフ:暴飲暴食をついついしがちな人、お酒が好きな人など、5年後、10年後を見据えた健康作りをしていきませんか。受診をお待ちしております。
-
設備:胃カメラ検査は経鼻・経口からお選びいただけます。受診者の負担を考慮し、静脈麻酔ではなく局所麻酔を行います。
-
設備:山陰では珍しい甲状腺機能を測定する機械を導入しています。動悸や疲れやすさなどが気になる人はご相談ください。
-
設備:エコー検査を行います。
-
設備:血圧脈波検査を行います。動脈硬化の進行度を調べるのに有用です。
-
設備:X線検査を行います。
-
設備:管理栄養士による栄養指導、生活習慣の見直しを実施しています。
-
設備:血圧を測定します。
-
設備:基本的には対面で結果をご説明します。パンフレットや図解などわかりやすい説明を心がけています。
-
院内:受付はこちらです。明るくあいさつをするよう心がけています。
-
院内:腎機能に不安のある人、高血圧だと診断された人などの受診をお待ちしています。
-
院内:イスだと足がしんどく感じるという受診者にも配慮し、畳の待合スペースも設けています。
-
院内:明るく広々とした待合ロビーです。快適に過ごしていただけるよう、マガジンラックを設置しています。
-
院内:当院では、待ち時間をストレスなく過ごしていただけるよう、フリーWi-Fiを導入しています。
-
院内:バリアフリーにも力を入れています。お手洗いは段差をなくし、手すりも付けました。
-
院内:玄関です。スリッパをご用意しています。
-
院内:ウォーターサーバーを設置しています。
-
外観:杖や車いすのでの来院時にも不安なく出入りできるよう、入り口にはスロープを設置しています。