國重 義文先生(日本整形外科学会認定 整形外科専門医)にインタビュー
人との関わりを通じ人間として成長したいという思いから医師の道に進む
大学のある奈良県橿原市は、大阪や京都へのアクセスも便利な場所です。医学部時代は、医学の勉強を中心に学生生活を思い切り謳歌しました。勤務医になってからは、社会の厳しさを学んできたと思います。
しかし、当時の担任の先生から、「研究に人生を捧げるのもいいが、人との接点を持った方が人間として成長があるのではないか」というアドバイスをもらいました。そこで、進路を変更して医学の道に進むことにしたのです。今となっては本当にその通りだったと思っています。
このような経緯で医師を志すことにしましたが、「私などが人間の尊い命に携わるのはおこがましいのではないか」という思いも抱いていました。生死に直結する疾患が少ないというのも、整形外科という診療科目を選んだ理由のひとつです。
「日本整形外科学会認定 整形外科専門医」を取得して良かったと感じるのは、患者さまのご不安の軽減に繋がるということです。大学病院や総合病院は、さまざまな症状の患者さまがご来院されますので、実際に資格を活かす場ももっとあるかと思います。しかし、地域の患者さまの健康を支えるクリニックであっても、幅広い疾患の経験を持つ「日本整形外科学会認定 整形外科専門医」がいるということは、ご不安なく通っていただくことに繋がるのではないかと考えています。
骨粗しょう症の早期発見・治療に注力し、定期的な骨密度検査を提案する
「背中が曲がっている」、「以前よりも身長が低くなった」といった変化に気づかれたことはないでしょうか? それは、背骨の圧迫骨折(脊椎椎体骨折)によって、知らず知らずのうちに背骨がつぶれているからです。骨粗しょう症になると骨がもろくなるため、転倒や尻もちのようなちょっとしたはずみでも骨折を起こしてしまいます。
「背骨がつぶれている」と聞くと驚きますよね。しかし、骨粗しょう症自体は自覚症状のない病気のため、検査をしないとわからないのです。
骨を丈夫にするためには、カルシウムを十分に摂取することが大切です。「カルシウムは普段の食事から気を付けて摂るようにしています」という方も多いとは思いますが、残念ながらそれでは追いつきません。
地域の皆さま方が気兼ねなく相談できるクリニックを目指しSNSも活用
医療機関というのは、必要にかられなければなかなか足の向かない場所ではないかと思います。患者さまにとってもっと身近な存在でありたいと考え、当クリニックではSNSを導入いたしました。SNSを取り入れることで、患者さまにとっても相談する際の選択肢が増え、便利になったのではないでしょうか。患者さまがご不安を感じることなく、受診いただける場であることを心がけています。
当クリニックは、老若男女問わず、幅広い世代の方のご相談に対応しています。気になることがありましたら、SNSも活用して気兼ねなくお問い合わせください。「日本整形外科学会認定 整形外科専門医」として、ご質問にお答えいたします。