糖尿病内科に注力しようと思ったきっかけや理由を教えてください。

若い頃は、心臓・血管や小児の外科手術、内科では白血病治療など、いわゆる花形医師に憧れた時期もありました。しかし、糖尿病などの慢性疾患はゆりかごから墓場までといわれるように、長期的に病気とつきあっていく必要があります。そのため、医師と患者さまとの信頼関係が大切になってくるのですが、長期的に信頼関係を築くことは大変難しいです。ただ、その分やりがいも感じました。糖尿病患者さまに寄り添うには、医療の知識だけでなく、社会学、経済学、哲学、心理学、宗教、行政などさまざまな分野の情報収集を行い、広く総合的な知識を要します。そういった面にもおもしろさを感じ、糖尿病内科に注力いたしました。

説明・カウンセリングで重視していることはありますか？

診療やカウンセリングで大切なことは、医師が治療方法を決めてから説明するのではなく、医師からの説明を受け、話し合いの結果に患者さまがご自身で方針を決めること（シェアード・ディシジョン・メイキング）や、患者さまとの会話から原因を探り対処する（ナラティヴ・アプローチ）ことだと考えています。また、患者さまの治療意欲や行動別にあわせた指導（行動変容ステージモデル）をおこなっています。患者さまがどの意欲段階にいるのか分類してから、治療をご提案いたします。患者さまの治療意欲だけでなく、家庭環境、経済状況など社会的背景を含めて包括的に分析いたします。

待ち時間を少なくするために工夫されていることはありますか？

当院では、待ち時間削減と感染症対策のため、初診と病状が急変した方を除き、再診の方には予約制にご協力いただいています。事前にご予約をいただくことで、診療日までに担当の看護師が療養指導スケジュールを立てて必要な準備をしています。混雑回避のためでもありますが、お一人おひとりの患者さまにあわせた対応をおこなうためでもあります。

今後力を入れていきたいと考えている治療について理由と共に教えてください。

当院では、糖尿病の治療として、負荷と休憩を交互に繰り返すトレーニング法（HIIT）を取り入れた運動療法をおこなっています。運動療法のオンライン指導は、端末でQRコードを読み取り、初級・中級・上級の中からご自身に合った運動をお選びいただけます。コロナ禍の影響で対面指導が難しい患者さまもいらっしゃるため、オンライン指導に対応する予定です。また、糖尿病患者さまが運動療法を取り入れやすいよう、費用負担の軽減を求めるアプローチを検討しています。治療が患者さまにとって押し付けにならないよう、私たちは患者さまをサポートする存在であることを忘れず、寄り添った医療の提供を心がけていきます。

スタッフとのコミュニケーションで取り組んでいることはありますか？

業務が円滑に回りスタッフ間で意見の相違が生じないように、定期的にミーティングや面談をおこなっています。チームやセクションごとのSNSなどの連絡網だけに頼らず、診療の前後にはできるだけ声がけなどのコミュニケーションを取るように心がけています。

先生が患者だった場合の病院選びのポイントを教えてください。

新しい機械や知識を取り入れることも必要ですが、それよりも大切なことは、患者さまにとって気軽に話せて相談しやすい環境を提供することだと感じています。たとえ新しく医学的によいとされる治療が試せたとしても、治療に不安や不満を持って通院している時点でよい治療だとは思えません。言いたいことが言える、話し合いができる、自分で治療方法が決められるなど、不安を感じずにコミュニケーションが取れる関係性が大切だと思います。

《ネット受付可》林医院(西宮市｜甲子園口駅)

糖尿病の診療に注力。医師のほか管理栄養士、理学療法士がチームで患者さまを支えます

おすすめポイント

日本糖尿病学会認定糖尿病専門医による診療

日本糖尿病学会認定糖尿病専門医である院長が診療を担当しています。患者さまの生活など細かな社会的背景を考慮した治療を受けることができます。
管理栄養士や理学療法士も在籍

糖尿病の治療に注力する院長のもと、理学療法士、管理栄養士、糖尿病に関するフットケアを担当する看護師などによるサポートを受けることができます。
木曜日を除き平日19時まで診療。土曜診療あり

平日は木曜日を除き19時まで診療しており、木曜日・土曜日は午前のみ診療をおこなっています。夕方以降や土曜日でも受診することができます。

特徴 1

糖尿病内科

患者さまの症状・個性にあわせた治療プログラム

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特徴 2

医師・スタッフの専門性

当院に対する改善案、向上案を毎月話し合っています

こだわり【医師・スタッフの専門性】をもっと見る

特徴 3

相談・教室が充実

糖尿病についてご理解を深めていただくことが治療へとつながります

こだわり【相談・教室が充実】をもっと見る

特徴 4

院内設備

12個の電子カルテで、患者さまの情報を共有

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診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

	月	火	水	木	金	土	日	祝
9:00～12:00	●	●	●	●	●	●	休	休
16:00～19:00	●	●	●		●		休	休

午前の受付は11:45まで／午後の受付は18:45まで
【休診日】木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

交通案内

兵庫県西宮市甲子園口3丁目9-23

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アクセス

東海道本線(JR神戸線)甲子園口駅徒歩3分
東海道本線(JR神戸線)西宮駅(JR) 車11分
阪急神戸本線西宮北口駅車12分
阪急今津線阪神国道駅車10分
阪神本線甲子園駅車9分
阪神本線久寿川駅車11分
阪神本線鳴尾・武庫川女子大前駅車10分
阪急今津線今津駅(兵庫県) 車12分
東海道本線(JR神戸線)立花駅車15分

駐車場（近隣のコインパーキングをご利用ください）

医院写真

医院外観
玄関・待合室
受付
診察室
栄養指導室
リハビリルーム
リハビリルーム
処置室

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特徴

特徴 1

糖尿病内科

患者さまの症状・個性にあわせた治療プログラム

当院の院長は、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医です。院長の指示のもと、チームで糖尿病の患者さまをサポートしております。お薬やインスリンでの治療のほか、院内には治療を指導するための部屋を設け、管理栄養士による栄養指導や、理学療法士による運動指導をおこなっています。生活習慣改善のプログラムでは、当院が作成した食事療法をご用意しております。

患者さまの家庭環境、食事の考え方、経済状況などの社会的背景も考慮しながら、多様化した生活に寄り添った治療をご提案いたします。一方的に用意した治療を押し付けるのではなく、患者さまご自身の意思で治療法を選択いただいております。必要に応じて行政や各団体とも連携してサポートいたします。

糖尿病に関しては、大学病院と同等の治療を目指して体制を整えております。1型、2型糖尿病どちらでも、お子さまからご年配の方まで対応しております。医師・スタッフともに日々進歩していく医療を患者さまにご提供できるよう勉強しております。お一人おひとりにあわせて対応してまいりますので、まずはご相談にご来院ください。

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特徴 2

医師・スタッフの専門性

当院に対する改善案、向上案を毎月話し合っています

糖尿病の治療には、チーム医療で支えることが大切だと考えています。運動療法には理学療法士が携わり、食事療法には管理栄養士が携わり、医療機器を使用する際は臨床検査技師や看護師がサポートいたします。糖尿病によりフットケアが必要な患者さまには、フットケア担当の看護師が対応いたします。

医師だけでは診療時間が限られるため、患者さまを包括的にサポートするためにはチーム医療が必要だと考えています。ミーティングや全体報告をおこないながら、問題や改善点を探り向上に努めています。

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特徴 3

相談・教室が充実

糖尿病についてご理解を深めていただくことが治療へとつながります

しっかりと糖尿病についての情報を知っていただくことは、治療においてとても重要なことです。当院では、どなたでも参加していただける、糖尿病についての教室を開催しています。慢性疾患は長期にわたって治療を続ける必要があります。だからこそ、療養生活には糖尿病についての情報が必要になるのです。

患者さまはもちろん、ご家族にも参加していただいています。中でも1型糖尿病は2型糖尿病よりも患者数が少ないため、患者さまやご家族が周囲の理解を得づらい傾向にあります。同じように病気を抱えている人がいると知るだけでも、不安が緩和され、患者さま同士の連帯感が高まります。また、当院では治療中の患者さまが孤独に陥らないように、コミュニケーションの場を設けています。コロナ禍でもオンライン上で開催しています。

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特徴 4

院内設備

12個の電子カルテで、患者さまの情報を共有

当院では、患者さまがご来院してからお帰りになるまで、電子カルテで管理しています。医師がお一人おひとりの病状を考えた治療計画を立て、栄養指導・運動指導・療養指導の3本柱をもとに、計画に沿った指導をおこなっています。それぞれの指導には、管理栄養士、理学療法士、担当の看護師が対応いたします。

ほかにも、オンライン上でご確認いただける血糖値などの数値管理システムを使いながらコントロールしています。日時や細かな数値の変動をご確認いただけるため、薬や食事の調整に役立てています。

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インタビュー

社会的背景と治療意欲を考慮し、一人ひとりにあわせた治療をご提案します

糖尿病内科に注力しようと思ったきっかけや理由を教えてください。
説明・カウンセリングで重視していることはありますか？
待ち時間を少なくするために工夫されていることはありますか？
今後力を入れていきたいと考えている治療について理由と共に教えてください。
スタッフとのコミュニケーションで取り組んでいることはありますか？
先生が患者だった場合の病院選びのポイントを教えてください。

糖尿病内科に注力しようと思ったきっかけや理由を教えてください。: 若い頃は、心臓・血管や小児の外科手術、内科では白血病治療など、いわゆる花形医師に憧れた時期もありました。しかし、糖尿病などの慢性疾患はゆりかごから墓場までといわれるように、長期的に病気とつきあっていく必要があります。そのため、医師と患者さまとの信頼関係が大切になってくるのですが、長期的に信頼関係を築くことは大変難しいです。ただ、その分やりがいも感じました。
糖尿病患者さまに寄り添うには、医療の知識だけでなく、社会学、経済学、哲学、心理学、宗教、行政などさまざまな分野の情報収集を行い、広く総合的な知識を要します。そういった面にもおもしろさを感じ、糖尿病内科に注力いたしました。

説明・カウンセリングで重視していることはありますか？: 診療やカウンセリングで大切なことは、医師が治療方法を決めてから説明するのではなく、医師からの説明を受け、話し合いの結果に患者さまがご自身で方針を決めること（シェアード・ディシジョン・メイキング）や、患者さまとの会話から原因を探り対処する（ナラティヴ・アプローチ）ことだと考えています。

また、患者さまの治療意欲や行動別にあわせた指導（行動変容ステージモデル）をおこなっています。患者さまがどの意欲段階にいるのか分類してから、治療をご提案いたします。患者さまの治療意欲だけでなく、家庭環境、経済状況など社会的背景を含めて包括的に分析いたします。

待ち時間を少なくするために工夫されていることはありますか？: 当院では、待ち時間削減と感染症対策のため、初診と病状が急変した方を除き、再診の方には予約制にご協力いただいています。事前にご予約をいただくことで、診療日までに担当の看護師が療養指導スケジュールを立てて必要な準備をしています。混雑回避のためでもありますが、お一人おひとりの患者さまにあわせた対応をおこなうためでもあります。

今後力を入れていきたいと考えている治療について理由と共に教えてください。: 当院では、糖尿病の治療として、負荷と休憩を交互に繰り返すトレーニング法（HIIT）を取り入れた運動療法をおこなっています。運動療法のオンライン指導は、端末でQRコードを読み取り、初級・中級・上級の中からご自身に合った運動をお選びいただけます。

コロナ禍の影響で対面指導が難しい患者さまもいらっしゃるため、オンライン指導に対応する予定です。また、糖尿病患者さまが運動療法を取り入れやすいよう、費用負担の軽減を求めるアプローチを検討しています。

治療が患者さまにとって押し付けにならないよう、私たちは患者さまをサポートする存在であることを忘れず、寄り添った医療の提供を心がけていきます。

スタッフとのコミュニケーションで取り組んでいることはありますか？: 業務が円滑に回りスタッフ間で意見の相違が生じないように、定期的にミーティングや面談をおこなっています。チームやセクションごとのSNSなどの連絡網だけに頼らず、診療の前後にはできるだけ声がけなどのコミュニケーションを取るように心がけています。

先生が患者だった場合の病院選びのポイントを教えてください。: 新しい機械や知識を取り入れることも必要ですが、それよりも大切なことは、患者さまにとって気軽に話せて相談しやすい環境を提供することだと感じています。たとえ新しく医学的によいとされる治療が試せたとしても、治療に不安や不満を持って通院している時点でよい治療だとは思えません。

言いたいことが言える、話し合いができる、自分で治療方法が決められるなど、不安を感じずにコミュニケーションが取れる関係性が大切だと思います。

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医師・スタッフ

医師院長林　功

院長の林功（はやしいさお）と申します。病気を抱えることはつらいことです。当院は、そのような時に一人で抱えこまず、何でも相談できるクリニックを目指しております。当院へお越しいただくことで、つらい症状がやわらぎ、気持ちが少しでも楽になればと思っています。

患者さまのご不安を少しでも軽減して、楽になっていただくことが私の仕事です。健康に関することであれば、どのようなことでもご相談ください。病気を抱えている人は、心の苦しみも同時に抱えていると考えています。患者さま一人ひとりの心に寄り添い、不安なく通院できるようサポートさせていただきます。

経歴: 1999年関西医科大学　卒業
2000年市立伊丹病院　研修
2003年大阪大学付属病院分子制御内科　病棟主任
2007年吹田市民病院　内分泌代謝内科　科長
2008年独立行政法人労働者健康福祉機構関西労災病院　糖尿病内分泌内科　医長
2014年内科・糖尿病内科「林医院」　開院
現在に至る
専門医・取得資格: 日本糖尿病学会認定糖尿病専門医

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専門医	日本糖尿病学会認定糖尿病専門医