田巻 達也先生(日本整形外科学会認定 整形外科専門医)にインタビュー
年を取っても自身の足で歩けるよう、ご希望に寄り添った診療を心がける
「以前より疲れを感じやすくなった」「身体の節々に痛みがあって行動を制限される」などの問題があってお困りの方は、一度ご相談いただきたく思います。当院ではレントゲン・エコー検査に対応しており、さらにCT・MRIなど専門的な検査が必要な際は、提携している病院へ紹介することができます。
そのほか、診療の際は症例だけではなく、患者さまの生活背景やご希望もしっかり把握できるように心がけています。症状や治療についての不安や分からないことなども、遠慮なくご質問ください。
大半の症状はレントゲンやエコーなどの検査で発見することができます。症状が悪い場合は人工股関節置換術などを検討する場合もありますが、当院では投薬治療やリハビリテーションなど、患者さまの生活に極力影響しない保存的加療で、症状の緩和をできる限り試みています。手術に関しても、筋肉を切らずに人工股関節を入れる「前方進入法」を行うため、お身体にかかる負担も少ないです。手術後のリハビリテーションは、理学療法士と作業療法士などとチーム一丸となってサポートし、患者さまお一人おひとりにあった治療プランを提案いたします。
一方で変形性膝関節症は、加齢によって起こるケースの多い点が異なります。患者さまの年代も、膝関節症の方が全体的に高く、必然的に高齢の患者さまが多い傾向にありますね。
股関節症と同様、基本的には保存的加療を主軸に、生活に極力影響しないように配慮しつつ症状緩和を目指していきます。しかし症例次第では関節鏡視下手術や骨切り手術、人工膝関節置換術などが必要です。これらの手術は当院で対応可能です。股関節の可動域が狭い、膝に痛みがある場合は一度ご相談にいらしてください。
臨床研修医や勤務医時代の経験をいかし、予後も視野に入れた手術に注力
現在では「日本整形外科学会認定 整形外科専門医」の資格を取得するに至りました。しかし、私個人としては資格の有無は関係なく、いつも新しい知識を取り入れ、自分自身をアップデートするように努めています。整形外科に限らず、医療は日々進歩していますから。患者さまによりよい診療を提供できるよう、日々取り組んでいます。
その後はとある関東の整形外科で10年ほど勤務し、外傷の処置や手術・人工関節置換術などを担当していました。単純に手術の知識や技量を身につけるだけではなく、患者さまの予後をいかにいい方向へ持って行くかなども、その時の経験で得たものになります。
整形外科領域の診療では、「元の状態よりもよくすること」を目的にしています。膝や股関節の手術後に後遺症もなく、元気になった患者さまの姿やお声には、とても励まされています。
来院される患者さまは京都周辺にお住まいの方々が多いですが、四国や九州など離れた地域からお越しになる方もいらっしゃいます。この地に開業した理由も京都が魅力的な都市であるのと、色んな地域からアクセスしやすいと思ったからです。足腰が動かしにくいなどのお悩みがありましたら、ぜひご相談いただけると幸いです。
ご希望や生活背景をくみ取り、一人ひとりに合った診療を提供
当院は保存的加療を主軸に、患者さまの生活にできる限り影響を与えずに診療を進めていくことを目標としています。症例によっては手術が必要になる場合もありますが、当院では手術を行っており、入院設備もございます。基本的には院内で治療が完結する仕組みとなっているため、まずは気兼ねなくご来院・ご相談ください。
本院・分院は医師やスタッフが頻繁に行き来し、情報の共有に努めています。現在は紙カルテでの共有がメインになりますが、今後は電子カルテを導入し、より密接な連携を実現していきたいですね。どちらの医院も基本的な診療体制のほか、リハビリテーション施設や入院設備を整えております。ご都合のいい方へ、お越しいただければと思います。
院長の私を始め、理学療法士や作業療法士たちが連携を取り合いながら、チームで対応させていただきます。リハビリや日常でできるエクササイズの指導を通じて、患者さまの症状緩和を目指します。もちろん、こちら側が一方的に治療を押しつけるようなことはせず、ご希望や生活背景などを丁寧に伺った上で、ご納得いただける診療をご提供します。
当院は手術設備を整えていますが、むやみに手術をすすめるような方針ではありません。患者さまのご希望に寄り添い、普段の生活に極力支障が出ないように配慮しながら症状緩和を目指していきます。