診療案内｜後藤クリニック

高血圧症

健診で高血圧を指摘されました。

家庭内血圧を計測することで、一時的な高血圧か高血圧症かを判断します。一度ご相談ください。


血圧の高さを指摘された方には、まず1週間程度ご家庭で血圧を測定していただきます。家庭内血圧を計測することで、一時的な血圧上昇なのか高血圧症なのかを判断しています。

健診や診療時など、一時的に血圧が上昇する方は白衣高血圧・心因性高血圧の可能性があります。この場合もいずれ高血圧症に変化する可能性があるため、リスク管理が大切です。

血圧が高い場合、どんなことに気を付ければよいですか？

食事から摂取する塩分を減らしたり、適度なペースで運動を行ったりする必要があります。


治療では内服薬を用いますが、生活習慣の指導も行っています。具体的には、尿検査で身体の塩分濃度を計測し食事から摂りすぎている塩分を計算し、減塩指導を行っています。現在の食事からどのくらいの塩分を減らせばよいのか、具体的な提案をさせていただきます。

また、患者さまの体格や筋力、日頃の運動量に応じた運動療法のご提案も行っています。身体的機能や認知機能の低下が見られるフレイル（虚弱）という状態にも注意して対応しています。

脂質異常症（高脂血症）

脂質異常症（高脂血症）とはどんな病気ですか？

コレステロール値や中性脂肪値が高い方のことです。生活習慣が原因の場合と、遺伝の場合があります。


脂質異常症（高脂血症）とは、生活習慣によるものと家族性（遺伝性）のものがあります。コレステロール値が上昇する原因としては、食べすぎ、糖質や炭水化物の過剰摂取が考えられます。そのため、食事の際は食物繊維から食べ始めるといった、食生活のアドバイスを中心に行っております。

血液検査の結果、家族性の脂質異常症の可能性があると判断した場合は、対応する医療機関をご紹介します。経過観察など日々のサポートは当クリニックで対応させていただきますので、コレステロール・中性脂肪の数値が気になる方はご相談ください。

動脈硬化

なぜ動脈硬化に気を付ける必要があるのですか？

動脈硬化はさまざまな疾患を引き起こす原因になるため、早期発見と治療が必要です。


動脈硬化とは、心臓から押し出された血液が通る動脈の壁が硬く厚くなり、血液の通り道が狭くなる状態です。血管が詰まったり、弱くなり破れたりすることで命に関わる疾患を発症することもあります。

動脈硬化から起こる疾患には、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、腎不全などがあります。このほか、視野欠損、失明、下肢の痛みや壊疽（えそ）を起こすこともあります。

動脈硬化の有無はどのような検査で分かりますか？

当クリニックはいくつかの検査を併用して動脈硬化の発見に努めています。


当クリニックでは、FMD検査（血管内皮機能検査）を行い、動脈硬化の早期発見に力を入れています。頸動脈エコー（超音波）や心臓エコーの検査と併用することで、脳梗塞や心筋梗塞、弁膜症などの早期発見に役立てています。

必要に応じて、近隣の総合病院や大学病院などと連携して患者さまをサポートいたしますので、不安がある方はご相談ください。