病気について|かさい内科クリニック

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岐阜県岐阜市上尻毛日吉125 (地図)
  • 土曜診療

病気について

 

肥満・脂肪肝・食後高脂血症に始まり、糖尿病・高血圧・脂質異常症を合併すると、さらに血管のエイジング(老化)が進行し、脳卒中・心筋梗塞などの重大な疾患に陥ることになります。いずれの段階においても、これらの疾患を予防・治療し、健康寿命の延長を図りましょう。

 

 


■肥満には、2つのタイプがあります!
内臓のまわりにつくタイプの「内臓脂肪型肥満」と、下腹部・腰まわり・太もも・おしりまわりなどの皮下に脂肪がつくタイプの「皮下脂肪型肥満」があります。
内臓のまわりにつくタイプの「内臓脂肪型肥満」は、通称「上半身型(りんご型)」と呼ばれます。
下腹部・腰まわり・太もも・おしりまわりなどの皮下に脂肪がつくタイプの肥満は、通称「下半身型(洋ナシ型)」と呼ばれます。

■メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)の判断基準
【内臓脂肪蓄積】
ウエスト周囲径
男性≧85cm 女性≧90cm (内臓脂肪面積 男女とも≧100cm^2)

上記に加え以下のうち2項目以上

高トリグリセライド血症≧150mg/dL
かつ、または
低HDLコレステロール血症<40mg/dL(男女とも)


収縮期血圧≧130mmHg
かつ、または
拡張期血圧≧85mmHg


空腹時高血糖≧110mg/dL

 

 


脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が、正常値を超えて高くなった状態が続く病気です。
痛みやかゆみなどを自覚症状がなく、治療をする必要性を感じにくいために放置されがちですが、血中のコレステロールや中性脂肪が多すぎると「動脈硬化」を引き起こしてしまいます。
そのまま放置すると、やがては「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの危険な病気にかかりやすくなり、最悪の場合には「突然死」にもつながります。
脂質異常症には、悪玉コレステロール(LDL)が増えた血中の状態、善玉コレステロール(HDL)が減った血中の状態、中性脂肪(トリグリセリド)が増えた血中の状態を指します。
 

 


糖尿病は今や国民病ともいわれ、日本全国で約1000万人の患者さんがいるといわれています。
糖尿病治療の目標は血糖値をコントロールし、合併症を予防することによって健康な人と変わらない日常生活を送ることです。
そのため「いかにうまく血糖コントロールを行うことができるか」がとても重要なポイントになります。
よくみられるのは、下記のような症状です。


糖尿病の症状

  • □疲れやすい
  • □尿の量や回数が多い
  • □のどが渇き、水分を多くとる
  • □体重が急に減る
  • □視力障害(失明することあり)
  • □手足の痺れ・ちくちくした痛み・感覚異常
  • □化膿しやすくなる(壊疽を起すこともある)
  • □皮膚のかゆみ
  • □腎臓の機能の悪化(末期には腎不全となり、透析が必要なことも)
  • □狭心症、脳卒中(心臓や脳にいく血管がつまりやすくなるため)


このような症状のときには、お気軽にご相談ください。

 

 


一般的には血圧が、最高血圧130以上ないしは、最低血圧が80以上のときに高血圧といいます。
ただし、その人の年齢や他の危険因子(糖尿病、喫煙、肥満等の動脈硬化の原因となりえる因子)によって、治療を開始すべき血圧の値や目標とすべき血圧の値は変わってきます。
当院では高血圧ガイドラインに基づいてその点を十分に御説明した上で、患者さんと一緒に目標設定をしていきます。
 

 


脳卒中とは、突然に意識障害や運動障害(手足がしびれたり動かなくなる)を引き起こしたり、言葉が話せなくなったりする発作のことをいいます。以前は中気や中風ともいわれていました。

脳卒中は、脳の血管が破れたり詰まることにより脳に血液が供給できなくなって、脳の組織が傷ついてしまう病気です。
脳卒中は、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が裂ける脳出血、脳の血流が一時的に悪くなって神経症状が出現しますが、すぐに改善する発作である一過性脳虚血発作などに分類されます。

 

 


心筋に酸素と栄養素を送る冠動脈の内部が狭くなって血流が悪くなり、そこで血液が固まって血栓ができたり、他の場所でできた血栓がそこに詰まると血流が途絶えてしまいます。

すると、冠動脈の詰まった先の心筋には血液が流れないため、酸素欠乏や栄養不足になった心筋細胞が次々と壊死していきます。このような状態を心筋梗塞といいます。

 

 


50歳以上の日本人の7割近くの方の胃の中にピロリ菌はいると言われています。(2004年現在)
胃・十二指腸潰瘍の原因になるばかりでなく、胃癌の原因であることもわかってきました。
当院ではピロリ菌の除菌を行っています。

 

 


いわゆる「もの忘れ」は誰でも年をとればみられるものです。
一方、病的なもの忘れは、放っておくと危険です。
認知症は、新しく経験したことを記憶にとどめることが困難になったり(記憶障害)、今がいつなのか、どこにいるのかがわからなくなったり(見当識障害)、計画を立てる、順序立てる、判断するなどが困難になる(判断力の低下)などの症状が見られます。
また、その他認知症に伴ってよくみられる周辺症状として、易怒性、無気力、抑うつ、不穏、幻覚、妄想などが挙げられます。
早期発見により、病状の進行を遅らせて日常生活に支障がないよう、対策ができますので、お気軽に当院にご相談ください。

 

 


骨粗鬆症とは粗はあらいと云うことで、鬆の髟は「かみがじら」と云って髪の毛を表わします。
また鬆の松は松の葉を表わします。どちらも向こうが透けて見えるので、鬆は透けていることを表わします。ですから骨粗鬆症は骨の中があらくなり、スカスカで透けたようになる病気で骨の量は少なくなり弱くなって骨折しやすくなります。

日本で骨粗鬆症にかかっている人は1000万人位といわれ女性と男性の比率は8:2です(2015年現在)。

骨粗鬆症でよく骨折を起こすところは手首、背骨(圧迫骨折)と寝たきりの原因となる大腿骨の付け根です。このように骨粗鬆症は放置すると怖い病気ですが、最近は簡単に骨量を測ることが出来るようになりましたので、早期発見をすることができるようになりました。
早く治療をすれば病気の進行を止めることができるだけではなく、骨量を増やすこともできますから、決して恐ろしい病気ではありません。

 

 


タバコは、一般的に知られているように、胃がん、肺がん、食道がん、喉頭がんなどや、慢性気管支炎、肺気腫などの慢性呼吸器疾患、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈といった疾患を引き起こす要因となります。
また同居するご家族にも病気を引き起こします(子どもの喘息・気管支炎・中耳炎・奥さまの肺がんなど)。
しかしタバコは、ニコチンの作用による脳や身体への快感(身体的依存)だけでなく、ほっとする、間がもつ、すっきりするといった気持ちの上での依存(心理的依存)が重なっているため、ご自身の意思の力だけではなかなかやめることができません。
そこで当院では、ニコチンが脳神経に作用するのを止めて中毒症状を緩和するお薬や、家庭医としての生活指導などを駆使した禁煙のお手伝いをしております。

 

 


COPDとは、気管支に炎症が起きたり、酸素の交換を行う肺などに障害が起きる病気です。
COPDは一つの病気ではなく、慢性気管支炎や肺気腫などによって長期に渡り気道が閉塞し、肺への空気の流れが悪くなる病気の総称です。
COPDの主な原因はタバコです。また他人のタバコの煙(受動喫煙)も発症原因となる可能性が高いと言われています。肺機能は加齢とともに低下していきますが、喫煙が加わると急速に低下が進み、発症するといわれています。
代表的な症状は息切れです。階段や坂道で息が切れたり、重たい荷物を持つと苦しくなったり、風邪が長引いて咳が止まらない、朝起きると痰がからむ等の症状が頻繁に出ることもあります。
薬物療法などの医師判断以外にも、栄養管理や禁煙など、患者さん主導で行う非薬物療法もあります。
当クリニックでもお薬による禁煙治療を行っています。

 

 


当院では、月・火・木・金の午前中に予約制で「栄養相談」の時間を設けています。
内容は、個別対応ですので、おひとりおひとりのご要望や必要に合わせたものとなります。
方法は、初回に生活習慣や嗜好調査、今までの体重変化などを伺い、体脂肪や体格指数(BMI)を求めます。次に患者様自身が「どのような自分になりたいか」という目標を決めていただきます。
たとえば「体重をあと5kg落としたい」「血糖コントロールの指標であるヘモグロビンAlcを6%台に下げたい」など、具体的に数字で決めていただけます。2回目からは、その目標に近づくために改善できることを、いくつか紹介し、その中から、実際にできることを一緒に話し合って決めていきます。
目標を達成していただけるように、栄養学の知識を勉強していただくこともあります。具体的な献立やお勧め食材を知りたいと言われる患者様には、一緒に考えながらアドバイスをさせていただき、病態別のパンフレットをお持ち帰りいただきます。患者様から教えていただくことも多いので、その知識をまた他の患者様に還元することもしばしばです。又、栄養学など日々日進月歩しており新しい情報の提供もしていきたいと思っております。
食事だけでなく、たとえば家庭血圧の測り方、入浴前後の水分補給の仕方、服薬忘れがないかなど生活習慣全般についてのお話もさせていただきます。
時には、「院長には恥ずかしくて聞けないわ」とおっしゃる患者様のご質問を代わりにお聞きすることもあります。その場合は院長に私どもより確認し、後日ご返答させていただくか、または院長より診察時にご返答をいただく手はずをとるようにさせていただいております。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
次回はぜひ直接お話しできますよう、お待ち致しております。

 


 

検査について

当クリニックでは2人の臨床検査技師が、血液や尿、皮膚などの検体検査、及び心電図や肺活量などの生理検査を実施し、日常の診療に、迅速かつ正しく反映できるよう、日々努力しております。

以下の検査は直ぐに測定できます。

  • ★血管年齢…動脈硬化の指標となる血管の硬さを表す脈派伝播速度(CAVI)、血管のつまりを表す足関節上腕血圧比(ABI)測定

  • ★肺年齢…呼吸機能検査(肺活量測定)によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の評価

  • ★骨年齢…今後10年間に予想される骨折リスクを計算

  • ★糖尿病コントロールの指標…血糖・HbA1c測定

  • ★糖尿病性腎症の早期発見…尿中微量アルプミン測定

  • ★不整脈、虚血性心疾患…心電図、ホルター心電図(24時間携帯心電図)

  • ★禁煙…タバコに含まれる有害物質である一酸化炭素を呼気で測定

  • ★貧血検査…自動血球計算機でのヘモグロビン、赤血球数などの測定

  • ★炎症反応…自動血球計算機での白血球数、CRP(炎症反応物質)測定により感染の程度を測定

  • ★糖尿病、腎症、膀胱炎…試験紙による尿糖、尿蛋白、尿潜血顕微鏡で尿中の細菌や赤血球などを観察

  • ★水虫…顕微鏡で皮膚や爪の白癬菌などの真菌を観察

  • ★ウィルス、細菌感染…インフルエンザウィルス、RSアデノウィルス、マイコプラズマ、アデノウィルス(1才未満又は重篤な心疾患)、溶血性レンサ球菌の迅速検査

リハビリテーションのご案内

2016年の国民生活基礎調査によると「気になっている症状」の男性の1位は腰痛、2位は肩こり、女性の1位は肩こり、2位は腰痛となっており男女ともに肩こり、腰痛に悩まされています。当院のリハビリテーションでは、ウォーターベッドと自動間欠牽引装置を導入しております。どうぞお気軽にご相談下さい。

 

リハビリ機器のご紹介

当院のリハビリ機器のご紹介を致します。


自動間欠牽引装置

頚椎、腰椎の牽引が寝たまま出来ます。緊張感の少ないリラックスした状態で牽引ができ、少ない牽引力で治療を行うことができます。頚部・腰背部の筋緊張の改善やマッサージ作用、椎間開大の神経への影響をやわらげます。

 

 

ウォーターベッド

パワフルな水圧刺激による全身のマッサージ作用(指圧のような力強い感触)、リラクゼーション作用により血行改善、筋肉の痛みの緩和をします。

 

 

干渉電流型低周波治療器

4極の導子で交差させるように通電し干渉波により広範囲を刺激し、吸引導子により吸引マッサージと干渉治療のマッサージ作用が相乗されます。身体の深部まで治療ができ、通電の苦痛もなく高い治療作用があります。 

 
 

マイクロ波治療器

体の深い部分の組織や、関節の内部まで暖め、骨関節及び周囲の炎症や機械的障害、筋肉のしこりなどの痛みを緩和します。



 

 

 

院内設備紹介

 

経鼻内視鏡

内視鏡洗浄器

超音波診断装置

 

 

心電計

自動血球計数CRP測定装置

一酸化炭素濃度計

 
 

HbA1c / 尿中微量アルブミン バイエルメディカル

血圧脈波検査装置 肺機能検査機器 

掲載している情報についてのご注意

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