専門医インタビュー

専門医インタビュー(清水 裕子先生)|清水眼科

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清水眼科 武蔵境駅_専門医インタビュー(清水 裕子先生)の写真 日進月歩の眼科医療、新しい機器や知識の導入で患者さまへ還元を目指す
院長 清水 裕子
取材日:2021年9月17日

清水 裕子先生(日本眼科学会認定 眼科専門医)にインタビュー

手術により直接的に患者さまの状態を快方できる点に魅力を感じ眼科の医師に

医師になろうと思ったきっかけがあれば教えていただけますか?
清水眼科 武蔵境駅 医師になろうと思ったきっかけがあれば教えていただけますか?の写真
私の家は祖父の代から医師で、父も医師でしたから、子どもの頃から、医師という職業は身近なものだったような気がします。父の職場に遊びに行って、患者さまや看護師たちを目にする機会も多かったのです。

具体的に医学部に進もうと決めたのは、高校の2年か3年生の時だったと思います。理系・文系と進路が分かれる時に理系を選んでいたので、理系の職業の中ではやはり医師がいいのではないかと母からもすすめられました。祖父と父に加え、叔父も医師でしたので、周りに医師が多い環境だったということもあって、私も医師になろうと決意しました。
眼科の医師になろうと思った理由を教えてください。
清水眼科 武蔵境駅 眼科の医師になろうと思った理由を教えてください。の写真
眼科の医師を選んだのは、物理が得意だったためです。眼鏡やコンタクトレンズには、光学技術が利用されていますので、物理や光学の考え方を理解していれば、活用できるのではないかと思いました。

また、眼科の魅力は、直接的に医師が患者さまの治療に関与して、症状の緩和をはかることができるというところです。内科は、患者さまを診て、多くの知識をもとに診断を下します。診断や治療方法の提案は医師が行うとはいえ、患者さまの状態を改善するのに薬の果たす役割が大きいと感じました。それよりも、自分が手術をすることで、直接的に患者さまの状態を緩和できるような診療科目の医師になりたいと思ったのです。

臨床研修は、東京大学医学部附属病院の眼科で行いました。夕方までかかってた外来診療が終わった後に当直や緊急手術、そのまま朝になり翌日の診療を行うこともあり大変でした。緊急手術が必要な方は、交通事故や網膜剥離の患者さまたちです。多忙な日々でしたが、いろいろな患者さまを診ることができて、とても勉強になりましたね。
眼科の医師としてやりがいを感じるのはどんな時でしょうか?
清水眼科 武蔵境駅 眼科の医師としてやりがいを感じるのはどんな時でしょうか?の写真
その後、勤務医を経て、出産を機に開業しました。1987年のことです。開業した当時は、今ほど緑内障について知られていないような時代でした。理由がわからないまま、徐々に視野が欠け見えなくなっていく患者さまの緑内障を発見し、目薬でなんとか失明を防ぎ現状を維持することができた時には、とても感謝していただき、やりがいも感じました。白内障手術も、今と違って当時は手術を行っているクリニックはほとんどなかったため、手術をして視力が改善されると患者さまは喜んでくださいました。

また、なかなか眼鏡が合わないという方の中には、斜視の方もいらっしゃいます。左右の視線のずれを矯正するプリズム眼鏡を処方することで、見えやすくなったという方もいらっしゃいました。やはり、患者さまに喜んでいただけると、医師になってよかったとやりがいを感じますね。

開業した当時と比べると、検査機器も随分と進化しました。また、緑内障の薬も進歩したおかげで、手術をしないですむような方が増えてきました。症状が進行しないようにずいぶん薬で抑えられるようになってきたと思います。

すぐに視力が快方が快方に向かうことが期待できる白内障手術は医師としてもやりがいを感じる治療

緑内障の治療で大切なことは何でしょうか? 教えてください。
清水眼科 武蔵境駅 緑内障の治療で大切なことは何でしょうか? 教えてください。の写真
緑内障は、視神経が傷んで徐々に視野が狭くなっていく病気です。傷んでしまった視神経を元に戻すことはできないので、早期に発見して、点眼薬による治療を行い、病気がこれ以上進行しないようにしていくことが大切です。

初期の段階では自覚症状がほとんどなく、視野が欠けていると自覚した時には、既に病気がかなり進行した状態です。当院では、結膜炎やコンタクトレンズの処方などで受診された方に対しても緑内障を発症していないかどうか、確認するようにしています。また、武蔵野市の眼科健康診査(※)にも対応していますので、40代になったら年に一度は健診を受けていただくのがよいかと思います。

緑内障は、症状がない段階で治療を始めるため、治療を中断してしまう方もいらっしゃるのですが、病気を進行させないためには、一日一回の点眼を根気よく続けていただくことが大切です。

(※)詳しい費用は料金表をご確認ください。視力・眼圧検査のほか、眼底検査も行っていますので是非ご利用ください。
白内障とはどんな病気でしょうか? また、手術についても教えてください。
清水眼科 武蔵境駅 白内障とはどんな病気でしょうか? また、手術についても教えてください。の写真
白内障のおもな原因は加齢によるものです。紫外線にさらされることも原因のひとつと言われますが、一種の老化現象ですので、年を重ねれば誰もがなる病気です。視界のかすみ、光をまぶしく感じる、視力低下といった症状が現れたら、ご相談いただきたいと思います。白内障であれば、手術によって症状の快方が期待できます。

白内障の手術は、かつては入院が必要な手術でしたが、現在は日帰りで行うことが可能になっています。手術後に経過観察のため通院していただく必要はありますが、手術をしたらその後すぐに視力が改善されるというところは、患者さまにとってもメリットではないかと思いますし、医師としてもやりがいを感じるところです。

濁った水晶体を取り除いてそこに眼内レンズを挿入する手術を行いますが、眼内レンズについても、これからさらに進化していくのではないかと思います。現段階でも自由診療であれば、遠くも近くも見える多焦点レンズ(※)をお選びいただけます。また遠くから中間までなら保険適用の多焦点レンズもあります。

(※)は選定療養です。料金は料金表をご確認ください。
加齢黄斑変性症の治療はどのようなものがあるのか教えていただけますか?
清水眼科 武蔵境駅 加齢黄斑変性症の治療はどのようなものがあるのか教えていただけますか?の写真
加齢黄斑変性症は、視界の中心が歪んで見える、暗く見えるといった症状が現れる病気です。若い方にはあまり見られない病気で、原因は加齢と喫煙であると言われています。高齢化社会が進む現代では、増えている疾患のひとつです。

治療は、硝子体注射(抗VEGF療法)が基本です。加齢によって網膜の中心にある黄斑に異常をきたすことが原因なので、ダメージを受けたまま長く放置しておくと黄斑を元に戻すことはできません。小康状態を保ち、これ以上、悪くならないようすることが治療の目的です。硝子体注射は、まずは1カ月に一回の頻度で、3カ月続けて行います。その後は、打つ間隔を1カ月半に一度、2カ月に一度と広げていき、定期的に注射を続けながら経過観察を続けます。3カ月に一度の注射の方もいらっしゃいます。そのほか、必要に応じてレーザー光凝固術を行う場合もあります。

患者さまのため新しい機器や知識をどんどん取り入れていくことを目指す医師

今後、「日本眼科学会認定 眼科専門医」として力を入れていきたいことは?
清水眼科 武蔵境駅 今後、「日本眼科学会認定 眼科専門医」として力を入れていきたいことは?の写真
白内障手術は、多焦点レンズ(※)や乱視用眼内レンズなど、新しいレンズがどんどん出ていますので、それに対応できるようにしていきたいと思います。患者さまの目の状態に合わせた乱視用眼内レンズを正しく選ぶためには、乱視を正しく測定する機器が必要です。今も導入していますが、新しい機器が出れば、入れ替えていきたいですね。

緑内障に関しても、医学の進歩と共に、新しい点眼薬が発売されています。加齢黄斑変性症も、今後、新しい薬が出てくることでしょう。薬に関する知識も、アップデートしていきたいと思います。患者さまにとって、よりよい治療を提供できるように、私自身も努力を重ねていきたいと考えています。

当院は、大学病院から複数の先生方に非常勤として来ていただき、診療をお願いしています。大学病院は、新しい知識が入って来るところなので、そういった先生方からも新しい情報を吸収して、知識をアップデートするように努めています。

(※)は選定療養です。料金は料金表をご確認ください。
今後、取り入れていきたいと考えていることがあれば教えてください。
清水眼科 武蔵境駅 今後、取り入れていきたいと考えていることがあれば教えてください。の写真
眼科の領域は日進月歩なので、新しい機器が出れば、できるだけ導入するようにしてきました。今後もそれは続けていきたいと考えています。開業した当初と、機器は随分と入れ替わりました。レーザーの機器も、開業当初から随分と進化したと思います。OCT(光干渉断層計)による断層撮影では、網膜のむくみも確認できますし、眼の長さや乱視を測定する機器も性能が良くなり、白内障手術で使用する眼内レンズを正しく選ぶことができるようになりました。

コロナ禍以前は、他の先生方と交流する機会もあり、新しい機器について実際に使ってみた感想を聞くこともできたのですが、最近はそういった機会が減ってしまっているのが少し残念ですね。

交流と言えば、開業医は大学病院と違って、他の科目と連携しての診療を行いにくいのが課題だと感じています。糖尿病網膜症の患者さまには、内科の受診をご提案するのですが、実際に受診されているのかどうか、血糖値のコントロールの状態はどうなのか、確認しにくいことも多いです。他の診療科目ともカルテ共有などができるようになるといいですね。
最後に、読者の方に向けたメッセージをお願いできますでしょうか?
清水眼科 武蔵境駅 最後に、読者の方に向けたメッセージをお願いできますでしょうか?の写真
眼科の疾患は、早期発見して治療につなげることで、重症化を予防できる疾患も多いので、年に一回は眼科健康診査(※)を受けていただきたいと考えています。そして、治療が必要になったら、ご提案する治療方法をきちんと守って、継続していただければと思います。

当院では、正しい診断を行い、患者さまにふさわしい治療方法をご提案できるよう努めています。その上で、当院で対応が難しい疾患に関しては、対応可能な医療機関をご紹介するようにしています。病気ときちんと向き合って、できるだけ緩和できるようにしていきたいと考えています。目について、何かお悩みがあれば、気兼ねなくご相談ください。

(※)は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。自由診療となる場合もありますので、料金表をご確認ください。

清水眼科の基本情報

医院名 清水眼科
診療科目 眼科
ネット受付
住所
アクセス
  • 中央本線武蔵境駅北口 徒歩1分 
  • 総武線三鷹駅 徒歩20分 
  • 中央本線東小金井駅 車8分 
  • 西武多摩川線新小金井駅 車10分 
  • 西武新宿線田無駅 車14分 

駐車場有り(30台)※有料

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

9:30~12:30
13:30~15:30
13:30~17:00
電話番号

0422-55-8377

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 院外待機が可能
設備
  • バリアフリー
駐車場

駐車場有り(30台)※有料

専門医
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

対応可能な症状・疾患など

症状・疾患
  • 眼精疲労
  • 斜視・弱視
  • 加齢黄斑変性症
  • 色覚異常
  • 緑内障
治療
  • 眼のアレルギー
  • 多焦点眼内レンズ治療

掲載している情報についてのご注意

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