耳鼻咽喉科
耳、鼻、喉に直接治療をすることで早めの改善をサポートします
耳鼻咽喉科では、耳、鼻、喉のさまざまな症状の診療を行います。耳の症状としては、痛みや痒み、耳鳴りやつまった感じ、聞こえの悪さ、耳だれ、耳垢などを診療します。鼻の症状は、鼻水や鼻づまり、鼻血、嗅覚異常などを診療します。鼻水や鼻づまりの原因となる、アレルギー性鼻炎や花粉症に対しては、対症療法のほか、レーザー治療や舌下免疫療法も行っています。喉の症状は、痛みや咳、痰(たん)、声のかすれ、むせる、飲み込みにくい、味覚異常などに対応しています。
また、めまいの治療も行います。めまいは脳に原因がある場合もあるため、特に注意している症状のひとつです。めまいの検査は、赤外線CCDカメラを用いた眼振検査、重心動揺検査などを行うほか、難聴の症状も起こっている場合には聴覚検査を行います。治療は、めまいの原因によっても異なりますが、薬物療法や理学療法などを組み合わせて行っています。
そのほか、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査と治療にも対応しています。いびき、寝ている時に呼吸が止まる、日中に強い眠気があるといった症状でお悩みの方はご相談ください。
耳鼻咽喉科では、患部に直接処置をして症状を緩和したり改善したりすることが可能です。耳、鼻、喉の奥を直接治療するための器具がそろっている点が、内科との違いと言えるでしょう。風邪でも、咳や鼻水など、部分的な症状が強い場合は、より早い改善が見込めると思います。
耳・鼻・喉の疾患には、目で見て診断できる疾患も多いため、当院では、できるだけ不要な検査はしないよう努めています。検査が必要な場合は、その理由と費用の説明をしっかり行い、患者さまに負担がかからないよう配慮しています。薬だけに頼らず、生活習慣改善のアドバイスも行っています。
患者さまの中には、受診することを遠慮されて重症化してからご来院される方がいらっしゃいますが、どのような疾患であっても、早めに対処することが大切です。症状を我慢せず、受診してよいのか迷うような段階で、早めにご相談いただければ幸いです。また、どこの診療科目を受診してよいかわからない症状も、まずは気兼ねなくご相談ください。他の診療科目を受診した方がよい疾患であれば、他の医療機関をご紹介いたしますので、まずは地域の相談窓口としてご利用いただければと思っております。
治療を行う際には、患者さまのご希望をお聞きしながら治療をすすめてまいりますので、何でも気兼ねなくご相談ください。
医師・スタッフの専門性
院長はめまいや嚥下障害を得意とする日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医
当院の院長は、「日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医」の資格を有しています。めまい、嚥下障害、咽喉頭異常感症、喉頭疾患などの診療を得意としています。
めまいは脳の重大な病気が原因として起こっている場合があるため、しっかりと検査を行って重病を見逃さないよう尽力しております。検査は、赤外線CCDカメラによる眼振検査や重心動揺検査、聴力検査などを行います。めまいの原因はさまざまで、治療の方法はめまいの原因によって異なりますが、良性発作性頭位めまい症という耳石が原因のめまいであれば、理学療法によって改善を目指します。
院長は、東京医科大学病院で、嚥下障害の診療に携わっておりました。加齢や脳神経の疾患などが原因で、食べ物を飲み込むことが難しくなることを嚥下障害と言います。当院では、内視鏡を使った検査で現在の状態を把握した後、食べ方の指導を行います。また、嚥下障害の方は誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。誤嚥性肺炎を起こすリスクを軽減するため、口腔内を清潔に保つ口腔ケアの指導も行っています。
咽喉頭異常感症とは、「喉がつかえる感じがする」「喉がしめつけられる」といった、喉に違和感や異物感を覚える症状のことです。違和感の原因がはっきりとしないことが多い疾患でもあります。逆流性食道炎や喉のアレルギー症状として起こる場合もあるので、がんの可能性がないかどうかも含めて、咽喉頭の状態を確認し原因を探っていきます。
また、院長は耳・鼻・喉の状態を目で見てしっかりと確認すると共に、局所処置を大切にした診療を心がけています。お子さまの鼻汁吸引や耳垢除去の処置も行っていますので、ご家庭での対処が難しい場合には気兼ねなくご来院ください。
院内設備
電子スコープ、重心動揺計、赤外線CCDカメラなど各種検査機器を備えています
当院は、オージオメータ、ティンパノグラム、電子スコープ、レントゲン、赤外線CCDカメラ、重心動揺計といった各種検査機器を備えています。オージオメータは、聞こえのテストを行う機器で、ティンパノグラムは鼓膜の動きの検査を行う機器です。赤外線CCDカメラは、めまいの検査で眼振検査という目の動きを確認する検査で使用します。重心動揺計は、重心の揺れやバランスを確認する重心動揺検査で使う機器で、めまいの患者さまの検査に用います。
小さなお子さまは、うまく鼻をかめないことも多いのですが、鼻水や鼻づまりが長期間続くと、滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎、喘息発作などの疾患にもつながります。当院では、局所処置を大切にした診療を行っており、お子さまの鼻汁吸引にも対応しています。鼻汁吸引に使用する機器は、シリコン製で柔らかく、鼻の奥の鼻水もしっかりと吸うことができます。また、ネブライザーもご用意していますので、鼻汁吸引の後は、薬剤の吸入処置も行うことができます。
そのほか、CO2レーザーを備え、アレルギー性鼻炎や花粉症の患者さまのレーザー治療も行っています。
院内の空間は、白とブルー、木目を基調とし、明るく清潔感のある雰囲気を目指しています。入り口はスロープを設置しており、院内はバリアフリーとなっていますので、車いすの方もそのまま診察を受けていただくことができます。
十分な説明
画像や模型を取り入れたわかりやすい説明で不安の軽減に努めます
診療時の説明には、病気や症状などがよくわかるように、模型や検査画像をお見せしながらお話しするようにしております。また、医療用語や複雑な言葉はできるだけ使わず、テレビや雑誌などで普段耳にするような言葉で説明するよう心がけております。
原因のわからない病気や説明のつかない症状には、強い不安を感じることと思います。当院では、患者さまが抱える不安や悩みが少しでも軽減できるよう対応させていただきます。特にめまいといった原因が突き止めにくい症状は、しっかりと検査を行って原因を明らかにするとともに、わかりやすく説明するよう努めています。