診療案内｜大谷しょういちろう乳腺クリニック

乳がん

乳がんにはどんな検査方法がありますか？

マンモグラフィとエコーによる二つの検査方法があります。


乳がんとは、乳汁を作るための乳腺にできた悪性腫瘍のことです。がんが進行すると、乳房だけでなく、他の臓器にも転移していきます。胸にしこりがある、ご家族に乳がんの発症者がいるなどにあてはまる方は、一度検査を受けることをご提案します。

当クリニックは、マンモグラフィ検査とエコー検査に対応しています。マンモグラフィの長所は、石灰化や乳腺の全体像をとらえやすいという点です。ただ、若年層の方は乳腺濃度の割合が高く、エコーでないとがんを見極めるのが難しい場合があります。それぞれ長所と短所がありますので、より見落としがないように、二つの検査を受けていただければと思います。

乳がん治療の流れについて教えてください。

連携の医療機関で手術を受けていただきます。術後のフォローは当クリニックでも対応可能です。


乳がん検診（※）でがんの疑いがある場合は、より詳細な検査を行います。検査の結果、手術が必要になった際は、連携の医療機関をご紹介します。特に広島市立広島市民病院には約14年間勤務医として働いていたこともあり、連携がスムーズです。

また、当クリニックは薬物治療による、術後のフォローが可能です。手術後のフォローは、症状が安定するまでの期間になるので、継続的な治療が必要になります。院長は「日本乳癌学会認定 乳腺専門医」「日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医」「 日本外科学会認定 外科専門医 」などの資格を所持しています。気になることがあれば、何でもご相談ください。

（※）は自由診療です。料金表をご確認ください。

良性のしこり

乳房のコロコロとしたしこりはどのような病気が考えられますか？

線維腺腫の可能性があります。女性ホルモンの活動が活発な方に多く診られます。


線維腺腫は、女性ホルモンの影響で形成され、コロコロとしこりが動くのが特徴です。そのため、妊娠中や閉経を迎える方は、女性ホルモンの分泌が低下することで自然退縮していくことがほとんどです。

診療では、しこりが2～3センチ以下であれば、詳細な検査をし、経過観察をします。ただ、3センチ以上であったり、しこりが急に大きくなったりする場合は、乳がんの可能性もあるので摘出をする場合もあります。

生理前によく胸が張ったり、痛みを感じたりします。原因は何ですか。

乳腺症が考えられます。生理後になりますと、次第に症状が和らぎます。


乳腺症の主な症状は、胸が痛い、ゴツゴツとしたしこりがある、乳頭から分泌液が出るなどです。こちらは、女性ホルモンの分泌が多い若年層の方に多く見られます。ほとんどの場合は心配ありませんが、1年に1回は乳腺のチェックを含めて、受診することをご検討ください。