下肢静脈瘤
負担を抑えた、下肢静脈瘤の日帰りレーザー手術が受けられます
下肢静脈瘤とは、足の表在静脈の逆流をふせぐ静脈弁が、異常を起こし、心臓に送られるはずの血液が逆流を引き起こして、足にコブのように膨らみができる病気です。
早期には自覚症状はほとんどありませんが、進行するにつれて足のだるさ、むくみ、寝ているときに足がつるなどの症状があらわれます。見た目としては、ボコボコとコブのようなものができる、血管が浮き出る、血管が透けて見える、などの症状があらわれます。徐々に進行して重症化すると、かゆみや皮膚炎、潰瘍、色素沈着などが起こります。
当クリニックでは、さまざまな治療法をご用意していますが、特に、日帰りレーザー手術に注力しています。瘤を切開せずに穿刺で焼灼して潰す瘤焼灼で行うため、傷跡が目立ちにくく、日常生活にスムーズに戻れるのが特徴です。日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医が担当し、保険診療にて受けていただけます。なお、術後は手術後3日以内、術後1カ月後と4カ月後にそれぞれご来院が必要となります。
透析
日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医による透析シャント造設術、透析シャント血管内治療
血液透析は、1分間に約200mlの血液を透析装置に送る必要があります。透析の頻度も多くは週3日間行います。そのため、静脈の穿刺では血流量が不十分であり、動脈の穿刺では穿刺によるトラブルが多くなります。そのため、末梢の動脈と静脈を吻合しバスキュラーアクセスを造設することにより、静脈に大量の血液を流すことで、十分な血流量を確保し、トラブルもほとんどなく透析治療が可能となります。
透析シャント手術では、ご自身の血管を使用するAVFと呼ばれる方法と人工血管を使用するAVGと呼ばれる2種類の方法があります。患者さまの血管の状態を確認した上で、患者さまに合った方法を選択します。また、当クリニックのシャント手術は入院の必要はなく、局部麻酔を使用し日帰り手術にて対応しています。なお、術後は経過観察を行うため、通院していただく必要があります。
AVF(自身の血管を使用する方法)では、手首付近の静脈と動脈をつなぎ合わせてシャントを作成するケースが多いです。所要時間は1時間程度です。しかし、手首付近の血管の性状が良くない場合には、ひじ付近につくることもあります。
AVG(人工血管を使用する方法)では、静脈が低形成であったり、AVFが閉塞してしまったりした場合に人工血管を使用してシャントを作成します。所要時間は1.5〜2時間程度です。早期穿刺可能な人工血管を用いて行います。人工物のため、AVFと比較して感染症リスクが高いのでメンテナンスが必要になります。
内科
高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を含めた内科一般の診療
内科では、高血圧症や脂質異常症といった生活習慣病まで幅広く診療を行っています。
また、当クリニックはインフォームド・コンセント(医師と患者との十分な情報を得た上での合意)を重視しています。診察では患者さまのお話をじっくりと伺い、ライフスタイルやお気持ちを考慮した上でサポートいたします。小さなことでも構いませんので、ご自身の健康のことや治療内容に関して気になる点があれば遠慮なくご質問ください。また、診察の結果によって専門性の高い検査や治療が必要だと判断した場合、速やかに連携先の医療機関をご紹介します。
医師・スタッフの専門性
「日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医」の医師が担当します
「日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医」などの資格を持つ院長は、これまで数々の手術を経験してきました。レーザー治療(血管内焼灼術)では日帰り手術に対応し、傷跡が目立たないようにも配慮しています。
当クリニックでは、患者さまのお身体の状態やお気持ちに配慮した治療方法をご提案しております。不安なく治療を開始できるようにサポートいたします。治療に関して心配なことがありましたら、気兼ねなくご相談ください。