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専門医インタビュー(関戸 俊樹先生)|関戸クリニック

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関戸クリニック 田原町駅(東京都)_専門医インタビュー(関戸 俊樹先生)の写真 胃がんの早期発見とピロリ菌除菌治療で胃がん発症リスクの抑制を目指す
院長 関戸 俊樹
取材日:2021年9月6日

関戸 俊樹先生(日本消化器病学会認定 消化器病専門医)にインタビュー

生活背景まで丁寧に問診をおこなう先代院長から開業医としての姿勢を学ぶ

医師になられた理由、消化器内科の道に進んだ理由について教えてください。
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 医師になられた理由、消化器内科の道に進んだ理由について教えてください。の写真
父が当クリニックを開業したのは1945年のことです。まだ、今のように専門が分かれていない時代で、内科全般を診ていました。父の背中を見て育った私は、自然と医師の道を選びました。

医学部に進んだ私は、いろいろと実習をおこなっていくうちに、消化器疾患で困っていらっしゃる患者さまがとても多いことに気付いたのです。そこで、多くの方が困っていらっしゃるのなら、少しでもそのお悩みを改善するための力になりたいと考え、消化器内科を専門に選ぶことにしました。

消化器内科で難しいと感じる点は、その症状が消化器に起因していると気付きにくい疾患もあるということです。例えば、腹痛であれば消化器疾患ではないかと消化器内科を受診してくださるのですが、長引く咳という症状を消化器疾患と結び付けることは難しいと思います。しかし、咳の原因は呼吸器ではなく、逆流性食道炎にあるというケースも考えられるのです。長い間、原因がわからず困って来院された症状の原因を見つけて改善できると、患者さまも嬉しいと思いますし、私も嬉しいですね。
先代の院長からどのようなことを学んだのか教えていただけますか?
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 先代の院長からどのようなことを学んだのか教えていただけますか?の写真
勤務医時代は、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査、腹部超音波検査などをおこないながら、肝臓やすい臓の疾患も診ていました。消化器疾患は、胃や大腸だけではなく幅広い分野を扱うのです。勤務医として、消化器疾患について、幅広く学ぶことができました。

一方、勤務医として働いていた時から、当クリニックも既に手伝っていたので、父の診療姿勢からもさまざまことを学びました。ただ世間話をしているように見えても、生活背景について伺うことには意味があります。ストレスが病気の引き金になっていることもあるので、生活背景を伺うのは重要なことなのです。大学病院では、そこまで細かく患者さまに問診することはできませんでした。しかし、患者さまとご家族との関係、生活背景といったことまで詳しく伺うのは、開業医として大切なことなのだと父の診療を見て学びましたね。
勤務医の時から消化器疾患を専門に診療してきた経験は、現在にどう活かされていますか?
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 勤務医の時から消化器疾患を専門に診療してきた経験は、現在にどう活かされていますか?の写真
内視鏡検査は手技を必要としますので、検査をおこなうにあたっても、ある程度の経験値が必要とされるものではないかと思います。しかし、手技だけではなく診断の部分においても、これまでの経験値は活かされていると感じます。例えば、検査中に見つかった病変について、「生検を必要とするものかどうか」といったことを判断する際には、さまざまな病変を診てきた経験が活かされていると思うのです。その辺りは、数値データから機械的に診断を下すような検査とは異なる、内視鏡検査の大きな特徴のひとつではないかと思います。「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」として、さまざまな診療をおこなってきた経験が活かされていると感じるところです。

また、私は、1985年に医学部を卒業して30年以上、消化器疾患の診療にあたってきましたが、その間に、これまでと大きく常識が覆ったことがあります。それは、胃潰瘍が環境因子だけではなくヘリコバクター・ピロリ菌感染症が原因で引き起こされ、胃がんとも関係があるらしいことがわかってきたということでした。

ピロリ菌の除菌治療後も定期的なフォローで胃がんの早期発見に尽力する

胃潰瘍の治療をおこなうにあたって大切にしていることは何ですか?
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 胃潰瘍の治療をおこなうにあたって大切にしていることは何ですか?の写真
私が医師になった頃には、胃潰瘍は、胃の攻撃因子である胃酸と防御因子である胃粘膜などのバランスが崩れることで発症するものであり、このバランスを崩すおもな原因はストレスや食生活などの環境因子であると考えられていました。現在、その原因の多くは、ヘリコバクター・ピロリ菌感染であると指摘されています。

胃潰瘍が見つかり、同時にヘリコバクター・ピロリ菌の感染が確認された場合には、胃酸の分泌を抑制する薬、胃粘膜を保護する薬による内服治療に加え、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療が必要となります。患者さまには、ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の治療をおこなうことで、胃がん発症のリスクを減らすことが期待できるという説明をしています。これは、患者さまご自身が治療について理解し納得されることで、薬の飲み忘れが起こらないようにするためです。

そのほか、内視鏡検査で胃がんを見落とさないように気を付けています。胃潰瘍だと思っていたら胃がんだったということがないよう、細心の注意を払って検査をおこなうように心がけています。
逆流性食道炎の症状や検査、治療について教えていただけますか?
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 逆流性食道炎の症状や検査、治療について教えていただけますか?の写真
逆流性食道炎の典型的な症状は、胸やけ、酸っぱいものがこみ上げてくる呑酸などです。そのほか、長引く咳も逆流性食道炎が原因で起こる場合があります。市販薬の咳止めは、逆流性食道炎が原因の咳に対してもある程度は作用しますので、消化器疾患だと気付かず、正しい治療にたどり着けていない患者さまも多いかもしれません。

逆流性食道炎の診断は、内視鏡検査でおこないます。内視鏡検査で食道粘膜の炎症が認められる逆流性食道炎は、びらん性逆流性食道炎といいます。一方、胸やけや呑酸など典型的な症状はあるものの、食道に炎症が見られない場合は、非びらん性逆流性食道炎です。粘膜は正常なので、症状を抑えることが治療の目標となります。非びらん性逆流性食道炎の場合、食道の粘膜自体は正常なのですぐに改善するのではないかと思われがちですが、実は治療に難渋することが多いのです。

どちらも、内服薬による治療が基本です。また、逆流性食道炎は食生活や肥満によって起こる場合もあるため、必要に応じて生活指導をおこなうようにしています。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の除菌治療について教えてください。
関戸クリニック 田原町駅(東京都) ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の除菌治療について教えてください。の写真
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の検査は、内視鏡検査のほか血液検査や呼気検査をおこなっています。除菌治療をおこなった後、除菌ができたかどうかの確認は、呼気検査や、血液検査で抗体を確認することが多いですね。

除菌治療は、内視鏡検査で慢性胃炎や胃潰瘍の所見が認められた場合は保険適用でおこなえます。除菌治療は、内服薬を飲んでいただくのですが、飲み忘れがないように「胃がんのリスクを軽減させるため」という治療目的についてもしっかりと説明をするように心がけています。中には軟便や下痢を起こす方もいらっしゃいますので、事前に副作用の説明もおこなうようにしています。

また、ヘリコバクター・ピロリ菌に感染し、慢性胃炎の状態が長期間続いていると、萎縮性胃炎を起こします。さらに萎縮性胃炎の状態が長く続くと、腸上皮化生を起こすことがあり、胃がんの原因となる可能性が指摘されています。一度、萎縮性胃炎を起こした方は、除菌治療が終わった後も胃がん発症のリスクがあるため、年1回の胃内視鏡検査をご提案しフォローしています。

早期がん発見を心がけ、自身の知識のアップデートにも注力し続ける医師

今後、どんなことに力を入れていきたいと考えていらっしゃいますか?
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 今後、どんなことに力を入れていきたいと考えていらっしゃいますか?の写真
「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」として、今後も勉強を続け、新しい知識を得られるように努力していきたいと思っています。知識をアップデートしていくことが何よりも大切だと考えています。
内視鏡検査によって早期にがんを発見することが、消化器内科の医師が担う大きな役割のひとつだと考えています。
消化器疾患の分野で先生が課題だと感じていることがあれば教えてください。
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 消化器疾患の分野で先生が課題だと感じていることがあれば教えてください。の写真
早期にがんを発見するためにも、定期的に内視鏡検査を受けていただきたいですね。検診の受診率をあげるということは大きな課題だと思っています。現代では、がんを早期に発見できれば開腹手術をせず内視鏡でも治療が可能です。いかに早くがんを見つけられるかというのは、その後の治療のことを考えてもとても大事なことだと思います。

忙しいとどうしても行きそびれてしまうという方も多いとは思いますが、まずは私自身が見本となれるよう、早期発見のため、年に1回は検診を受けに行くようにしています。
最後に患者さまに向けて、メッセージをお願いします。
関戸クリニック 田原町駅(東京都) 最後に患者さまに向けて、メッセージをお願いします。の写真
何かつらい症状があれば、患者さまも「クリニックを受診しよう」と思われて、足を運んでくださることと思います。しかし、健診で異常を指摘されても、自覚症状がないとそのまま放置してしまわれる方も多いのではないでしょうか。健診で異常を指摘されたら、放置せずにまずはご相談いただきたいと思います。

健診で肝機能障害を指摘される方も多いと思います。肝機能障害の異常値を指摘された方の中には、ウイルス性肝炎や脂肪肝を発症している方もいらっしゃいますので、B型肝炎やC型肝炎などウイルス性肝炎に感染していないかどうかを確認する血液検査や、肝臓の状態を確認する超音波検査をおこなっています。

もちろん、肝臓以外の消化器疾患、そのほかの内科疾患についても、気になることがあれば何でもご相談ください。「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」であると同時に、私は地域のかかりつけでもありますので、お困りのことがあれば何でも力になりたいと考えています。

関戸クリニックの基本情報

医院名 関戸クリニック
診療科目 内科 消化器内科
ネット受付
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住所
アクセス
  • 銀座線田原町駅(東京都) 徒歩4分 
  • つくばエクスプレス浅草駅(つくばエクスプレス) 徒歩2分 
  • 銀座線浅草駅6番出口 徒歩7分 
  • 都営浅草線浅草駅6番出口 徒歩7分 
  • 東武伊勢崎線浅草駅 徒歩7分 
  • 銀座線稲荷町駅(東京都) 徒歩13分 
  • 日比谷線入谷駅(東京都) 徒歩17分 
  • 都営浅草線蔵前駅 徒歩13分 
  • 都営大江戸線新御徒町駅 徒歩19分 
診療時間・休診日

休診日

木曜・日曜・祝日

土曜診療

9:00~13:00
15:00~18:00
電話番号

03-3844-8666

特徴・設備

専門医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
健康診断・検査
  • 内視鏡専門(胃または大腸)
  • 麻酔下胃カメラ(内視鏡)

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