吉原 尚志先生(日本医学放射線学会認定 放射線科専門医)にインタビュー
医療連携による迅速な対応、経験を生かした緊急性の見極めを強みに診断を行う
当院ではエコー検査とレントゲン検査に対応しており、CTとMRIについては、車で15分ほどの連携医療機関でお写真を撮っていただいたうえで私が診断しています。このように検査と画像診断を役割分担をすることで、その日のうちに診断結果をお伝えできるのが当院の強みです。これまで、画像診断に特化してきた医師として、がんを含めたさまざまな疾患を見つけてきました。今後もこの経験を生かし、少しの異変も見逃さないよう尽力してまいります。
先ほども言いましたが、MRIやCT後の画像診断は私が当院で行っていますので、診断しやすい画像を撮影してもらうよう、病院の放射線技師の方との連携も大切です。より正しい読影のためにも診療放射線技師の方とは密に連携を取り、撮影の仕方などを細かく指示するようにしています。
また、検査によってわかったことは患者さまやそのご家族に正直にお伝えします。私が治療を押しつけるのではなく、今後どうしていきたいかを患者さまに決めていただく方針をとっているので、そのためには検査結果や疾患についてしっかりと理解していただく必要があるからです。説明の中でわからないことがあれば、気兼ねなくご相談いただきたいと思っています。
勤務医時代はがんの見極めに尽力。地域ニーズに広く対応するため開業を決意
またPET-CT検査は造影剤を使用するのですが、造影剤を飲むことで副作用が出る場合が少なくありません。そのような緊急時の患者さま対応は何度も経験してきたので、新型コロナウイルスの予防接種を受けた患者さまが副反応を起こした場合などにもスムーズに対応することができています。
開業する際には、患者さまを選ばずどなたでも受け入れられる体制を整えることに尽力しました。当院の近くにはスーパーマーケットなどがありますし、敷地内には駐車場も備え、利便性の良い環境になっているかと思います。「気兼ねなく立ち寄れるクリニック」として、地域の皆さまのお役に立てれば嬉しいです。