クリニックにはどんなお悩みを持った患者さまがいらっしゃいますか？

最近は、発熱症状のご相談が増えてはいますが、さまざまなお悩みの患者さまが来院されます。どの診療科目に相談したらよいかわからないという方や、複数の診療科目にまたがるような疾患をお持ちの方も多いかと思います。患者さまの年代も幅広く、生後3カ月のお子さまから90代の方までいらっしゃいます。どこの診療科目を受診してよいか迷った時も、遠慮なくご相談いただければ幸いです。

初めて来院された患者さまに対して心がけていることがあれば教えてください。

初めて来院される方は緊張されていることが多いかと思いますので、お悩みについて何でも気兼ねなく相談しやすい雰囲気を作るように心がけています。また、不安そうな顔をしていらっしゃる方も多いので、「緊張していますか？大丈夫ですよ」とお声がけをして、緊張をほぐすように努めています。

診療のモットーを教えてください。

当クリニックを受診される方は、複数の診療科目にまたがるような症状でお悩みの方も多いので、専門性にこだわらず、全体像を把握することに主眼を置いて診療を行うように心がけています。

病院が苦手な方のために行っている工夫があれば教えてください。

これは、どなたに対しても行っていることですが、診察室に入っていらっしゃる時には、こちらからお声がけをするようにしており、入室するところから注意深く観察しています。お子さまに対しても、まず挨拶をすることから始めるようにしております。診察時は、親御さまに対してお話しするのではなく、お子さま本人に話しかけるようにしています。自分の子どもと話すような感じで、お子さまの目線に寄り添った会話をするように心がけています。

ご年配の方に配慮していることがあれば教えてください。

町や電車の中で、困っているご年配の方に対してサポートさせていただくような当たり前の配慮かもしれませんが、いすに引っかかって転倒しないように、診察室を出るところまでお見送りさせていただくようにしています。診察室のドアの開け閉めも私が行っています。町中でしていることと、特に変わらない配慮だと思います。

今後力を入れていきたいと考えていることについて教えてください。

最近、町を歩いている時に、患者さまから声をかけていただくことも多くなってきました。今後、さらにこの地域の方々と密なお付き合いをしていきたいと思っています。既に、家族ぐるみで受診してくださっている方もいらっしゃいますが、そういったご家族が増えてくださると嬉しいですね。今以上に、地域に密着した医療を展開していければと考えています。

貴院のスタッフの自慢できる点を教えてください。

私から何か指示をする前に、自ら率先して動いて準備をし、何から何までサポートしてくれるようなスタッフたちです。患者さまのお話から、このような検査が必要になるのではないかと想定して、私が検査の指示を出す前に、機器を立ち上げて準備してくれているのです。これは、患者さまをお待たせしないスムーズな診療にもつながっているかと思います。