「健康を守りたい」その一心で、リスクを見逃さない内視鏡検査に努める医師
消化器内科
櫻井 隆弘
取材日:2023年1月4日
櫻井 隆弘先生(日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医)にインタビュー
医療の限界を知っているからこそ、早期発見・早期治療に努める
勤務医時代に経験したどんなことが今の診療に役立っていると思いますか?
勤務先の病院で内科疾患全般を診てきた経験が、現在の診療に生きていると思います。たくさんの患者さまを診る中で、命に関わる病態の方を担当することもありました。
治療によって奇跡的に快方へ向かう方がいれば、力が及ばなかった方もいらっしゃいます。医師として、人として、限界を感じることもありました。もっと早いタイミングで受診していただいていれば助かったケースでは、「やはり医療の力で治療できる段階で、がんを見つけてあげることが大切だ」と強く感じました。
そういった経験があったからこそ、胃がん・大腸がん・食道がんを早期発見できるよう、1992年から現在まで内視鏡検査の提供に力を入れてきました。「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」としての知識や技術、つながりなども生かして、今後も消化器がんの早期発見・早期治療に努めていきたいと考えています。
治療によって奇跡的に快方へ向かう方がいれば、力が及ばなかった方もいらっしゃいます。医師として、人として、限界を感じることもありました。もっと早いタイミングで受診していただいていれば助かったケースでは、「やはり医療の力で治療できる段階で、がんを見つけてあげることが大切だ」と強く感じました。
そういった経験があったからこそ、胃がん・大腸がん・食道がんを早期発見できるよう、1992年から現在まで内視鏡検査の提供に力を入れてきました。「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」としての知識や技術、つながりなども生かして、今後も消化器がんの早期発見・早期治療に努めていきたいと考えています。
たくさんの患者さまと接する中で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?
検査がメインの診療所なので、胃がんや食道がん、大腸がんなどを早期に見つけることができ、患者さまから感謝の言葉をいただけるとやりがいを感じます。また、検査後に大学病院や関連施設へご紹介した患者さまが治療を終えてお越しになり、感謝の気持ちを伝えてくださった時には医師冥利につきる思いです。患者さまが喜ぶ姿を見ると、「もっと勉強をして還元していきたいな」という気持ちが沸き上がります。
会社勤めをしていた時に当診療所へ通ってくれていた方が、お勤めを終えてからも足を運んでくださることも、ありがたく感じます。患者さまとの間に信頼関係が築けていると感じる機会は、医師を続けていて良かったと思う瞬間です。
会社勤めをしていた時に当診療所へ通ってくれていた方が、お勤めを終えてからも足を運んでくださることも、ありがたく感じます。患者さまとの間に信頼関係が築けていると感じる機会は、医師を続けていて良かったと思う瞬間です。
早期発見・治療ができるよう、工夫していることがあれば教えてください。
経鼻内視鏡や鎮静剤を用意しているのはもちろん、私自身が内視鏡検査を体験して苦痛を感じる部分を知ることで、患者さまへ寄り添った検査ができるように工夫しています。
実際に検査を受けると、「この箇所はつらいので、こういう工夫をしよう」「ここを過ぎると苦痛が和らぐと声かけをしてあげよう」といった、配慮すべき点が分かるんです。そういったポイント踏まえた対応を、私を含めた医師と看護師の全員で心がけて、苦痛の少ない内視鏡検査ができるようにしています。
そのほかの工夫としては、たくさんの方に内視鏡検査を提供するために、内視鏡検査室を7室まで増やしたことです。当診療所の医師たちに加えて、東京慈恵会医科大学附属病院の教授の先生をはじめ、東京大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院など外部の消化器分野の医師の方にもご協力いただくことで、1日に多くの患者さまを診られる体制を整えています。
実際に検査を受けると、「この箇所はつらいので、こういう工夫をしよう」「ここを過ぎると苦痛が和らぐと声かけをしてあげよう」といった、配慮すべき点が分かるんです。そういったポイント踏まえた対応を、私を含めた医師と看護師の全員で心がけて、苦痛の少ない内視鏡検査ができるようにしています。
そのほかの工夫としては、たくさんの方に内視鏡検査を提供するために、内視鏡検査室を7室まで増やしたことです。当診療所の医師たちに加えて、東京慈恵会医科大学附属病院の教授の先生をはじめ、東京大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院など外部の消化器分野の医師の方にもご協力いただくことで、1日に多くの患者さまを診られる体制を整えています。
技術を持つ医師・スタッフと充実の設備で、リスクの見逃し0を目指す
大腸がんを含む大腸疾患全般を診る上でのポイント・強みを教えてください。
大腸はひだが多いので死角もたくさんあり、部位によってできるがんのタイプや前がん病変も異なります。これまで様々な症例を診てきましたが、千差万別でした。しかし、がんができやすい部分というのはある程度存在します。検査中にはそういったポイントを踏まえながら大腸内を観察することで、見落としがないように心がけています。
強みは、内視鏡検査室を7室揃え、内視鏡検査に専門性を持つ医師が検査を行っている点です。何かあった場合には、すぐに連携先の病院へご紹介できる体制を整えており、がんを発見したら終わりという無責任なことはいたしません。
日本人は定期的に大腸検査を受ける習慣のない方が多く、大腸がんの発症率が高いといわれています。しかし、内視鏡検査で大腸ポリープを発見し切除すれば、がんのリスク軽減につながります。ご家族が大腸がんになったことがある方は若い時から、それ以外の方は40歳から大腸内視鏡検査を定期的に受けてもらいたいというのが、私の願うところです。
強みは、内視鏡検査室を7室揃え、内視鏡検査に専門性を持つ医師が検査を行っている点です。何かあった場合には、すぐに連携先の病院へご紹介できる体制を整えており、がんを発見したら終わりという無責任なことはいたしません。
日本人は定期的に大腸検査を受ける習慣のない方が多く、大腸がんの発症率が高いといわれています。しかし、内視鏡検査で大腸ポリープを発見し切除すれば、がんのリスク軽減につながります。ご家族が大腸がんになったことがある方は若い時から、それ以外の方は40歳から大腸内視鏡検査を定期的に受けてもらいたいというのが、私の願うところです。
胃がんのリスクにつながるヘリコバクターピロリ菌の検査は受けられますか?
もちろん可能です。採血によるABC検査(胃がんリスク検査)によってピロリ菌の有無を調べ、陽性の場合は除菌療法を受けていただくのが主な流れです。注意点は、ピロリ菌を除菌した後も胃がんができる方が少数いらっしゃることです。また、ピロリ菌がいない「陰性がん」の方もある程度存在します。胃がんのリスク低減を目指して、ピロリ菌の除菌を受けた方はもちろん、特に症状がない方も、年に1回は内視鏡検査を受けていただければと思っています。
胃内視鏡検査に対し不安をお持ちの方もいらっしゃると思うのですが、当診療所では検査時の苦痛をできる限り軽減できるよう努めています。例えば、咽頭反射が強くて吐き気を催す方も、鼻からファイバースコープを入れる経鼻内視鏡であれば、検査を受けられるケースがあります。また、鎮静剤を使う場合も、種類や量をその方に合わせて調節することが可能です。胃内視鏡と大腸内視鏡を同日に行うこともできますので、一度で上下の内視鏡検査を終わらせたい方も、ぜひご相談いただければと思います。
胃内視鏡検査に対し不安をお持ちの方もいらっしゃると思うのですが、当診療所では検査時の苦痛をできる限り軽減できるよう努めています。例えば、咽頭反射が強くて吐き気を催す方も、鼻からファイバースコープを入れる経鼻内視鏡であれば、検査を受けられるケースがあります。また、鎮静剤を使う場合も、種類や量をその方に合わせて調節することが可能です。胃内視鏡と大腸内視鏡を同日に行うこともできますので、一度で上下の内視鏡検査を終わらせたい方も、ぜひご相談いただければと思います。
逆流性食道炎も胃内視鏡検査で発見できますか?
胃内視鏡検査で逆流性食道炎を見つける頻度は、ものすごく多いです。それ以外にも、食道がんや食道胃接合部がんなどを見つけることもあります。特に食道胃接合部がんは予後が悪くなりやすく、生命の危険がある病気です。だからこそ、症状だけで診断するのではなく、内視鏡で実際に確認することを大切にしています。
ちなみに、逆流性食道炎は胃酸の逆流によって食道に炎症が起こり、胸やけやげっぷなどの症状が現れる病気です。例えば、お仕事が忙しくて夕食の時間が遅くなってしまい、食後すぐ横になることで胃酸が食道に逆流するといったケースが見られます。そういった説明は、画像をお見せしながら行うことで、ご理解いただきやすくなるよう工夫しています。
最近では自覚症状をインターネットで調べて逆流性食道炎だと判断し、市販薬を飲まれている方もいるようです。しかし、実は胸やけやげっぷは、胃がんの症状にも当てはまります。薬を飲んでも症状が収まらないようでしたら、ぜひ放置せずに受診をしてください。皆さまの健康を守るため、見逃しのないようにしっかりと診査・診断をさせていただきます。
ちなみに、逆流性食道炎は胃酸の逆流によって食道に炎症が起こり、胸やけやげっぷなどの症状が現れる病気です。例えば、お仕事が忙しくて夕食の時間が遅くなってしまい、食後すぐ横になることで胃酸が食道に逆流するといったケースが見られます。そういった説明は、画像をお見せしながら行うことで、ご理解いただきやすくなるよう工夫しています。
最近では自覚症状をインターネットで調べて逆流性食道炎だと判断し、市販薬を飲まれている方もいるようです。しかし、実は胸やけやげっぷは、胃がんの症状にも当てはまります。薬を飲んでも症状が収まらないようでしたら、ぜひ放置せずに受診をしてください。皆さまの健康を守るため、見逃しのないようにしっかりと診査・診断をさせていただきます。
一人ひとりの患者さまへ真摯に向き合い、一人でも多くの方の健康を守っていく
櫻井先生が今後力を入れたいと思っていることがあれば教えてください。
毎日たくさんの検査や診察を行っていますが、同じ病気であってもどこか違った部分があるものです。その見極めをしっかりと行うために、症例経験を重ね、医師として勉強を続けることで、今後とも皆さまの健康に役立てるようになりたいと思っています。
また、現在は内視鏡検査室が7室ありますが、今後のニーズ次第でさらに増やせればと考えています。消化器のがんを早期に発見するため、今後もたくさんの方に内視鏡検査をご提供していくつもりです。
多くの方に内視鏡検査を受けていただきたいと思う一方、時間に追われた対応をして、患者さまをおざなりにしたくないという思いもあります。診療所の規模を広げれば広げるほど、患者さまをお待たせしたり、目が届かない部分ができて心配りが行き届かなくなったりする可能性を考えると、むやみに選択はできません。そのバランスを考えながら余裕を持って検査枠を広げていき、多くの患者さま一人ひとりと向き合うというのが、私が望む診療所の姿勢です。
また、現在は内視鏡検査室が7室ありますが、今後のニーズ次第でさらに増やせればと考えています。消化器のがんを早期に発見するため、今後もたくさんの方に内視鏡検査をご提供していくつもりです。
多くの方に内視鏡検査を受けていただきたいと思う一方、時間に追われた対応をして、患者さまをおざなりにしたくないという思いもあります。診療所の規模を広げれば広げるほど、患者さまをお待たせしたり、目が届かない部分ができて心配りが行き届かなくなったりする可能性を考えると、むやみに選択はできません。そのバランスを考えながら余裕を持って検査枠を広げていき、多くの患者さま一人ひとりと向き合うというのが、私が望む診療所の姿勢です。
最後に、ページをご覧の皆さまへメッセージをお願いいたします。
患者さまの健康を守りたいという気持ちのもと、当診療所ではスタッフ一人ひとりが日々努力し、皆さまを笑顔でお迎えすることを心がけています。何か症状があって不安を感じている方も、特に自覚症状がない方も、内視鏡検査によってがんを早期発見できる可能性がありますので、ぜひ受診をご検討ください。
また、どこかご希望の病院があったり、受診されたい先生がいらっしゃる場合、紹介状を出すこともできます。患者さまの健康を守れるのは、本質的には患者さまだけです。どんなきっかけであっても、医療機関へ一歩踏み出すことが健康につながるからこそ、紹介状希望の方も、気兼ねなくご来院いただきたいと思っています。
当診療所は、受診のハードルを少しでも下げられるよう、都心からのアクセスが良い環境で診療を行っています。JR山手線「東京駅」の日本橋口から徒歩約1分、東京メトロ銀座線「三越前駅」のB2出口より徒歩約1分、東京メトロ銀座線「日本橋駅」のA1出口からも徒歩約1分の好立地です。今後も、一人でも多くの方のがんの早期発見・早期治療に貢献できればと思います。
また、どこかご希望の病院があったり、受診されたい先生がいらっしゃる場合、紹介状を出すこともできます。患者さまの健康を守れるのは、本質的には患者さまだけです。どんなきっかけであっても、医療機関へ一歩踏み出すことが健康につながるからこそ、紹介状希望の方も、気兼ねなくご来院いただきたいと思っています。
当診療所は、受診のハードルを少しでも下げられるよう、都心からのアクセスが良い環境で診療を行っています。JR山手線「東京駅」の日本橋口から徒歩約1分、東京メトロ銀座線「三越前駅」のB2出口より徒歩約1分、東京メトロ銀座線「日本橋駅」のA1出口からも徒歩約1分の好立地です。今後も、一人でも多くの方のがんの早期発見・早期治療に貢献できればと思います。