
石川 高一先生(日本内科学会認定 総合内科専門医)にインタビュー
内科の医師である父に憧れ同じ道へ。医療の入り口として幅広い疾患に対応
父は、寝る時間や休息の時間を惜しんででも患者さまのために働くような人だったので、夏休みなどに一緒に遊べず寂しい思いをしたこともありましたが、内科の医師として地域の方々に寄り添うその背中に憧れ、私も自然と医師を目指すようになりましたね。
しかし、幅広い疾患に携わるということはその分知識も習得しなければなりません。もともと勉強は好きじゃなかったのですが、父のような内科の医師を目指し、地域の方々に頼っていただくためにも「やるしかない」と心に決めて学生時代は勉強に励みました。
そうするとおなかの不調など消化器疾患を診る機会が減りますから、父の医院を継承するにはこのままではだめだと思うようになり、内科全般の知識を深めるため「日本内科学会認定 総合内科専門医」の資格を取得しました。市立病院に赴任した際には内科疾患を幅広く診療しなければならなかったので、資格を取っておいてよかったなと思いましたね。
患者さまとの対話を大切に、一人ひとりに寄り添った診療を提供
食事や運動など、これまで長く続けてきた生活習慣を変えていくのは難しい部分もあり、なかなか続けられなかったり通院を中断してしまったりする方も少なくありません。しかしながら、メタボリックシンドロームを放置すると動脈硬化が進行し、心臓病や脳卒中になる危険性もあります。そのため、治療を継続して行う重要性を患者さまにしっかりとお伝えするよう心がけています。
当院では胸部レントゲンや呼吸機能検査などを行い、気管支喘息なのか咳喘息なのかを鑑別します。そのうえで内服薬もしくは吸入薬を処方します。咳はなかなか治りづらく、改善に時間がかかることもありますが、こまめに経過観察をしながら状況に応じてお薬を変更し、患者さまが楽に生活できるようになるまでしっかりとサポートさせていただきます。
異常がなにもなければそれでよいですし、肺がんや結核などの疾患が判明した場合でも早期に治療を開始することができるよう連携の医療機関をご紹介しますので、気になる症状があればお早めにご相談にいらしてください。
自身の知識のアップデートに努め、どんなお悩みでも対応する医師
必要に応じて専門の医療機関を紹介することも私の役割の一つだと考えていますので、患者さまによりよい医療を提供できるようこれからも努めていきたいと思っています。