診療案内｜よなご脳神経クリニック

脳卒中

脳卒中とはどのような病気で、どのような診察をするのでしょうか？

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血のことです。MRIで画像を撮り、脳内に異常がないかを調べます。


脳卒中とは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称です。脳卒中が疑われる場合は、まずしびれやめまいがないかを診察し、必要に応じてMRIで「血管に細い部分はないか」、「古い脳梗塞や脳出血のあとはないか」などを確認します。脳動脈瘤がある場合も画像で確認できるため、くも膜下出血の予防・早期発見にもつながります。

治療は病状に合わせた投薬が中心となり、必要に応じて、脳梗塞を予防するための抗血小板薬などを処方します。また、投薬などの治療が不要な場合は、血圧や血液中のコレステロール・中性脂肪の数値を確認して、生活習慣病の見直し指導を行うこともあります。なお、緊急性が高い場合は、迅速に専門医療機関へ紹介いたします。

頭痛

頭痛なら、どんなものでも診察していただけますか？

偏頭痛や肩こりからくる頭痛、薬の乱用による頭痛など、どのような頭痛にも対応しています。


当クリニックは頭痛全般に対応しています。頭痛にはさまざまな種類があり、たとえば、偏頭痛、筋収縮性頭痛、群発頭痛、痛み止め薬の使い過ぎが原因となる薬物乱用頭痛もあります。また、今までに経験したことのないような激しい痛みの場合は、くも膜下出血が疑われます。「薬を飲んでも緩和しない」「頭痛が続いている」など、気になる症状があれば一度ご相談ください。

診察では、問診や神経症状の有無を確認するために神経学的検査を行い、必要であればMRI検査も実施します。また、症状によっては、血液検査も行い総合的に判断いたします。そして、病状に合わせた薬物治療や生活指導、専門の医療機関を紹介するなどさせていただきます。

痛み止めを飲んでいるのに、長いこと頭痛が続いています。

薬物乱用頭痛の可能性があります。一度受診いただくことをご検討ください。


薬物乱用頭痛とは「二次性頭痛」の一つで、痛み止めの過剰使用が原因で起きている頭痛です。この場合は、原因となっている薬剤を中止したり、予防薬を使用したりすることで緩和する可能性があります。市販の痛み止めを服用しているにもかかわらず、慢性的な頭痛で困っているという方は、気兼ねなくご相談いただければと思います。

もの忘れ（認知症）

もの忘れと認知症とは、どう違うのでしょうか？

もの忘れは加齢によって起こる生理的な現象です。一方、認知症は脳の萎縮などにより発症します。


もの忘れとは、加齢によって起こる生理的な症状です。一方、認知症とはアルツハイマー病や脳卒中などによって、脳の働きが悪くなり、日常生活にも支障が現れてしまう状態のことです。

患者さまの症状が「加齢によるものか」「認知症によるものか」は、言葉の検査やMRI検査の結果により判断します。そして、認知症と診断が付いた場合は、薬物治療を行うほか、ご家族の方に向けてアドバイスもしています。なお、中には手術によって治療できる認知症もあるので、必要に応じて専門医療機関をご紹介します。

認知症の家族がいるのですが、相談することは可能でしょうか？

ご家族のご相談にも応じています。生活環境に関するアドバイスや専門機関の紹介などをしています。


認知症の場合は、ご家族の方が介護しやすいように生活環境を整えることも重要です。そのため、当クリニックではご家族の方が困っていることを伺い、必要な機関を紹介したり、必要な方法をアドバイスしたりしています。また、「家族が認知症かもしれない」といったご相談にも応じています。ご家族の認知症についても、当クリニックまでご相談ください。

頭のケガ（頭部外傷）

子どもが転んで頭を切った場合もみてもらえますか？

頭部の外傷を縫うなどの治療にも対応します。ケガで来られるお子さまも多いです。


当クリニックでは、事故による頭部のケガや、頭部の切り傷などの診療にも対応しています。お子さまの頭部のケガにも対応できますので、転んだり、頭を打ったりした場合はご相談ください。必要な場合はMRI検査を行いますが、重症でない場合は経過をみるだけのケースもあります。また、切り傷の縫合処置が必要な場合も、当クリニックで対応することができます。

脳ドック

脳ドックで検査する内容は、どのようなものですか？

頭部や頸部の血管をチェックします。脳が萎縮しているかどうかをみる、追加の検査もあります。


脳ドック（※）の基本となるのが、頭部の血管をチェックするコースです。若い方や生活習慣病のリスクなどがない方は、このコースを受けられるとよいかと思います。一方、動脈硬化や高血圧症などの生活習慣病のリスクがある方は、頸部の血管もチェックできるコースを受けることをご検討ください。また、もの忘れが気になる方や年齢が50歳以上の方は、脳の萎縮がないかを調べるコースを追加されてもよいかと思います。事前の診察は必要ありませんので、お電話でご予約の上ご来院ください。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。