専門医インタビュー

専門医インタビュー(小西 将矢先生)|こにし耳鼻咽喉科

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こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅_専門医インタビュー(小西 将矢先生)の写真 慢性中耳炎や慢性副鼻腔炎など、耳鼻咽喉科の日帰り手術に注力する医師
院長 小西 将矢
取材日:2021年10月1日

小西 将矢先生(日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医)にインタビュー

中学時代、手術で症状が改善されたことに感銘を受け耳鼻咽喉科の医師に

耳鼻咽喉科の中でも特に耳の手術に力を入れて学んだのはなぜでしょうか?
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 耳鼻咽喉科の中でも特に耳の手術に力を入れて学んだのはなぜでしょうか?の写真
私自身、小さな頃から耳や鼻の疾患を患っていたことが多く、中学生の時には耳鼻咽喉科の手術も受けています。手術によって症状が改善されたことの影響もあり、私も耳鼻咽喉科の医師を目指すに至りました。私自身が体験したように、手術を受けることによって、長年辛い症状に悩まされている患者さまを解放してあげたいと思い、手術に力を入れて学んできました。

耳鼻咽喉科の中でも、特に私は耳の手術を得意としていますが、耳の手術は耳鼻咽喉科で行う手術の中でも難しい手術のひとつとされています。耳の奥というのは、とても狭いスペースに重要な構造物が詰まっている器官なので、繊細な手技が必要とされるためです。コンマ何ミリの違いで、結果が大きく変わってしまうような、指先の細やかな技術が必要とされる領域です。その難しい手術を自ら行えるようになれば、これまでは改善が難しいと言われていた患者さまの助けとなる可能性があります。加えて元々大学院時代にも研究で顕微鏡下で細かい手技の仕事をしておりましたので、耳の術者への憧れは強く持っておりました。
耳の手術について学ばれた時のことを教えていただけますか?
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 耳の手術について学ばれた時のことを教えていただけますか?の写真
耳の手術は、日本だけではなくイタリアにも留学して学びました。日本では、耳の手術を多数行っている病院に患者さまを紹介し、10年以上通院していた患者さまが手術で通院の必要が無くなり大変感謝されたのを記憶しています。私もそういう術者になりたいと考え、その先生に師事し耳の手術を学びました。イタリアで手術を学んだ経緯は、日本で修行をしていた当時、イタリアの世界的に名高い先生の本で難解な手術や解剖的知識を学んでおり、その先生に師事したいという思いがありました。幸運にも留学の機会が得られ、イタリアへの臨床留学を通して手術手技を学びました。

日本の先生もイタリアの先生も、とても尊敬できる方ですが、自ら手取り足取り指導をするタイプの先生ではありません。自ら学びたいという姿勢をアピールして手術の助手に入り、手術を見て技術を盗むしかないのです。ただ指を咥えて見ているだけでは、そのうち空気に近い存在になり助手にすら選ばれませんし、技術は身に付きません。助手に入り間近で師匠のスキルを見て「自分だったら次はこうする」と考えながら、自分の予測と師匠の動きがシンクロした時に初めて壁を越えられたような気がしました。
医師としてやりがいを感じるのはどんな時でしょうか? 教えてください。
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 医師としてやりがいを感じるのはどんな時でしょうか? 教えてください。の写真
開業してからは、勤務医時代に学んだ手技や経験を活かして、日帰りで手術(※)をおこなっています。現在、当院には、近隣にお住まいの方だけではなく、近畿圏を超えて全国から手術を受けるために患者さまが来院されます。

当院の日帰り手術は全例局所麻酔での手術をおこなっております。手術をする側としては全身麻酔の方が体動も無く時間もさほど気にすることなく、楽はさせてもらえるのですが、患者さまの体にとっては日帰りの局所麻酔の方が低い侵襲ということになります。短時間できっちり目的を果たさなければならず、鎮静・鎮痛のコントロール、手術中の全身管理、出血や手術による副損傷のリスク管理、個々の解剖の把握など全てにおいて、それ相応の技量と経験が要求される領域だと感じております。

もちろん患者さまは、症状の改善を求めてご来院されますので、望む結果を出すことが大切です。患者さまが望む結果を残せた時がやりがいを感じる時ですが、中には再手術に至るケースも少ないながらあります。特に再手術のような難治性の高い患者さまが良くなられた時は術者として嬉しい限りです。

(※)日帰り手術は経過観察のため術後の通院を要します。

慢性副鼻腔炎、滲出性中耳炎、真珠腫性中耳炎などの日帰り手術に対応する

慢性副鼻腔炎の手術の際に心がけていることがあれば教えてください。
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 慢性副鼻腔炎の手術の際に心がけていることがあれば教えてください。の写真
薬物療法など保存的治療で改善が見られない慢性副鼻腔炎の場合、内視鏡下副鼻腔手術(ESS)をおこなっています。状態により、鼻腔形態改善術(鼻中隔矯正術や粘膜下下甲介骨切除術など)の手術を同時に進めることもあります。

慢性副鼻腔炎の場合、難治性の高い好酸球性副鼻腔炎というポリープの再発性が高い病気があります。特に好酸球性副鼻腔炎の場合、手術で病的空間の開放が不十分であれば再発性が高くなると言われており、再発しにくい手術を心がけております。手術を航海に例えると、レントゲンCTは地図、硬性内視鏡システムは裸眼では見えない部分を照らす望遠鏡です。大出血や手術による副損傷を避けるため、術前にしっかりと地図(レントゲンCT)を読み、望遠鏡(内視鏡)で確認し、より安心して航海(手術)ができるように努めております。

鼻づまりや嗅覚障害で悩んでいた方が、手術によって鼻の通る感覚や臭う感覚を体験されると本当に嬉しそうなお顔をされ、医師としても嬉しく、やりがいを感じます。臭いに関しては改善が難しい方もおられますが、少しでも改善するよう、新しい知識を取り入れる努力や、精神的なサポートもしていきたいです。
滲出性中耳炎の手術は、小さな子供も受けられるのでしょうか?
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 滲出性中耳炎の手術は、小さな子供も受けられるのでしょうか?の写真
滲出性中耳炎は、鼓膜の内側に滲出液が溜まり起こる中耳炎で、耳閉感や難聴などの症状が現れます。お子さまの場合、耳が聞こえづらいという症状を訴えるのが難しいので、呼びかけに応じない、何度も聞き返すといった場合ご相談ください。

子供の滲出性中耳炎の多くは一時的ですが、治らないケースもあり、その背景は鼻の奥の扁桃腺肥大(アデノイド増殖症)によることが大きいとされています。当院は、聴力検査、ティンパノメトリー検査(鼓膜の検査)に加え、顕微鏡・内視鏡システムも備えていますので、正しい診断のもとで必要であれば手術をいたします。投薬治療から始め、改善が見られない場合に鼓膜チューブ挿入術を検討します。最近の国内外の知見で滲出性中耳炎において鼓膜切開は推奨されておらず、当院でも推奨しておりません。

お子さまの鼓膜チューブ挿入術の場合、通常は全身麻酔での手術ですが、「音がするけど動かず頑張れるかな?」という私の説明が理解でき、恐怖心はあってもじっとすることができれば、部分麻酔(液体の浸潤麻酔)による手術が可能です。私とお子さまとの信頼関係のもと、対応できるお子さまかしっかりと見極め、手術をおこないます。
真珠腫性中耳炎など慢性中耳炎も日帰りで手術をおこなっているそうですね。
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 真珠腫性中耳炎など慢性中耳炎も日帰りで手術をおこなっているそうですね。の写真
慢性中耳炎には、真珠腫性中耳炎、慢性化膿性中耳炎、癒着性中耳炎などがあります。滲出性中耳炎を治療せずに放置していると、これら慢性中耳炎を引き起こしやすくなります。

癒着性中耳炎の段階であれば、鼓膜切開術、鼓膜チューブ挿入術で改善が可能な場合もあります。鼓膜に穴が開いて耳だれを繰り返す慢性化膿性中耳炎の場合、顕微鏡・内視鏡システムを使って観察しながら手術をおこないます。投薬での保存的治療で改善が見られないようであれば穴を塞ぐ手技や手術も早期に検討し、ご提案しております。

真珠腫性中耳炎は、保存的療法で進行を止めることができないため、鼓室形成術という手術をおこなう必要があります。大学病院での僕のライフワークの一環であったため、これまでの経験を活かして可能であれば日帰り手術(※)で対応しております。ただし、真珠腫性中耳炎は、高度病変の場合には日帰り手術での対応は困難となりますので、病状を見極めた上で必要であれば全身麻酔での加療をご提案しております。

(※)日帰り手術は経過観察のため術後の通院を要します。

目指すのはパラダイムシフト。日帰り手術が受けられることをスタンダードに

今後、どういったことに力を入れていきたいと考えていらっしゃいますか?
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 今後、どういったことに力を入れていきたいと考えていらっしゃいますか?の写真
私は、イタリア留学中に、勤務先以外の医療機関も見学し、医師とも多く知り合いましたが、ヨーロッパでは日帰り手術をおこなう医院が多いと感じました。日本では、手術ですみやかに改善を目指すよりも、継続して症状を抑える治療が一般的です。これまでの経験を活かし、日本の耳鼻咽喉科医療のパラダイムシフトの一端を担えたらと考えています。

現在も、大病院から日帰り手術(※)をご希望の患者さまが当院にご紹介されていらっしゃることがあります。日本でも少しずつ、入院せずに手術を受けられることが一般的になっていくことでしょう。加えて、入院が減ることは、医療経済面や大病院の病床確保の面からも有益です。

医療機器の進歩が、日帰り手術を可能にしております。高精細なCT画像、見えないところを精巧に見させてくれる内視鏡システム、病的部位を処理してくれる手術機器などと、術者のスキルが調和して日帰り手術が可能となります。そして、これらの機器や薬の進歩が、日帰り手術を耳鼻咽喉科のスタンダードな治療へと近づけてくれるものと確信しております。

(※)日帰り手術は経過観察のため術後の通院を要します。
患者さまのため、どのようなことに尽力されていますか?
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 患者さまのため、どのようなことに尽力されていますか?の写真
早期の段階で病気を発見することで、重症化を防ぐことができます。早期に発見すれば、手術をしないでも改善が期待できますし、軽症であれば手術も患者さまにとって負担の少ないものとなります。重症化する前に、早い段階で芽を摘むような医療を提供していきたいですね。

また、大学病院や総合病院では待ち時間が長いこともあるので、受診することが患者さまにとってご負担になることも多いのではないかと思います。患者さまの負担を軽減するために、大学病院まで行かなくても、身近な開業医のレベルで、高度な医療が受けられるような環境を整えることを目指していきたいですね。CTや顕微鏡・硬性内視鏡システムといった機器を導入しているのもそのためですし、できるだけ入院せずに手術が受けられるように努めているのも、患者さまの負担に配慮してのことです。
最後に、耳や鼻の悩みを抱えた方に対してメッセージをお願いいたします。
こにし耳鼻咽喉科 近鉄八尾駅 最後に、耳や鼻の悩みを抱えた方に対してメッセージをお願いいたします。の写真
医療は日々進化を続けていますので、私自身もアンテナを張り巡らせて、少しでも新しい知識を取り入れられるように努力を続け、患者さまに還元していきたいと考えています。

機能的に手術をしても改善が難しいという疾患の患者さまも一部いらっしゃいますが、こういった患者さまに対してのサポートが、医師にとって本当の課題です。少しでも改善できるように、日々研鑽を続けていかなければなりません。また、手術による治療や改善が難しい場合は精神的なサポートにも力を入れなければならないと考えています。

患者さまに笑顔になっていただくことは、我々医師にとってのやりがいにつながります。耳や鼻について悩んでいる方は、気兼ねなくご相談いただきたいと思います。また、治療方針について悩んでいる方にも、アドバイスさせていただきますので、気兼ねなくご相談ください。

こにし耳鼻咽喉科の基本情報

医院名 こにし耳鼻咽喉科
診療科目 耳鼻咽喉科 アレルギー科 小児耳鼻咽喉科
標榜科目 耳鼻いんこう科 / アレルギー科 / 小児耳鼻いんこう科
診療内容

耳鼻咽喉科日帰り手術(耳内内視鏡手術<鼓膜形成術/鼓室形成術>・耳顕微鏡手術<鼓室形成術>・鼻腔内内視鏡手術<慢性副鼻腔炎・鼻中隔彎曲症に対する鼻腔形態改善術>・鼻アレルギーレーザー治療等)

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住所
アクセス
  • 近鉄大阪線近鉄八尾駅 徒歩10分 
  • 近鉄大阪線久宝寺口駅 徒歩20分 
  • 近鉄大阪線河内山本駅 徒歩21分 
  • 近鉄大阪線弥刀駅 車14分 
  • 関西本線(大和路線)八尾駅 車13分 
  • 近鉄大阪線高安駅 車13分 
  • 関西本線(大和路線)久宝寺駅 車12分 

アリオ八尾より徒歩2分

駐車場有り(6台)

※満車の場合には、隣接のコインパーキングをご案内いたしますので、恐れ入りますがそちらをご利用ください。
1時間分の駐車料金は、当クリニックが負担いたします。コインパーキングで発行される「駐車証明証」をお持ちください。

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

9:00~12:00
16:00~18:30

手術:月・火・水・木 13:00~15:30

電話番号

072-990-3387

特徴・設備

待合室
  • 空気清浄器 加湿器 アルコール除菌
待ち時間対策
  • 順番・受付番号・待ち人数表示の院内モニター 携帯電話での順番待ちの状況確認サービス
設備
  • バリアフリー キッズスペース 授乳スペース 駐輪場 駐車場 おむつ交換台 手術設備
駐車場

駐車場有り(6台)

※満車の場合には、隣接のコインパーキングをご案内いたしますので、恐れ入りますがそちらをご利用ください。
1時間分の駐車料金は、当クリニックが負担いたします。コインパーキングで発行される「駐車証明証」をお持ちください。

サービス
多言語対応 ( 英語 ) 
専門医
  • 日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医

対応可能な症状・疾患など

症状・疾患
  • 味覚障害
  • いびき/睡眠時無呼吸症候群
  • 耳鼻科アレルギー
  • めまい
  • 嗅覚障害
  • 耳鳴
  • 顔面神経麻痺
  • 咽頭異常感
  • アレルギー性鼻炎
  • 難聴・補聴器
治療
  • 減感作療法(アレルゲン免疫療法)
  • TRT療法

掲載している情報についてのご注意

医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。

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