耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科専門医ができる限り苦痛を抑えた治療をおこないます
耳鼻咽喉科では、耳が聞こえにくい、耳鳴りがする、鼻がつまる、においがわかりにくい、のどが痛いなど、耳・鼻・のどの症状を診療しています。当院のモットーは「痛みや苦痛の少ない治療(低侵襲治療)」であり、「日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医」である院長が各種機器や麻酔などをうまく活用して負担の少ない医療の提供に努めています。また、院内には手術室と術後のリカバリー室があり、慢性中耳炎(真珠腫性中耳炎を含む)、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症のなどの日帰り手術もおこなっています。
急性中耳炎・滲出性中耳炎
どのような症状があると急性中耳炎の疑いがありますか?

耳の痛み、耳だれ、発熱などがあれば急性中耳炎が疑われます。
急性中耳炎はお子さまに起こりやすい耳の病気で、主な症状には耳の痛み、耳だれ、発熱などがあります。ただし、小さなお子さまは自分で症状を伝えることが難しいため、耳を触っている、不機嫌な様子が続く、食欲がないといった異変があれば早めにご相談ください。
急性中耳炎が疑われる場合は、まず純音聴力検査やティンパノメトリー(鼓膜の動きの程度を調べる検査)などをおこないます。そして、急性中耳炎と診断がついたら、基本的には抗生剤を使用した保存的治療を進めてまいります。
急性中耳炎や滲出性中耳炎にはどのような手術をおこないますか?
鼓膜切開術や鼓膜チューブ挿入術などをおこないます。
保存的治療で症状が改善しない場合は、「鼓膜切開術」が適応となります。この鼓膜切開術とは、鼓膜を切開して溜まった滲出液を取り出す手術です。また、鼓膜切開術をおこなっても急性中耳炎を繰り返す場合は「鼓膜チューブ挿入術」が適応となります。鼓膜チューブ挿入術は切開した鼓膜にチューブを設置し、そこから常に滲出液を排出できる経路をつくる手術となっています。
どちらの手術も基本的には局所麻酔で対応できます。なお、お子さまの鼓膜チューブ挿入術の場合は、基本的に専門の医療機関を紹介して全身麻酔で受けていただきます。ただし、お子さまであっても意思疎通ができるようでしたら、局所麻酔下での日帰り手術を当院ですることもあります。
慢性中耳炎
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎の場合はどのような手術をおこないますか?

鼓膜穿孔閉鎖術、鼓膜形成術、鼓室形成術などがあり、重症度に応じた手術をおこないます。
慢性中耳炎と真珠腫性中耳炎の手術には、鼓膜穿孔閉鎖術、鼓膜形成術、鼓室形成術の3つがあり、患者さまの重症度に応じて使いわけています。主に軽度の場合は鼓膜穿孔閉鎖術をおこないますが、鼓膜穿孔閉鎖術で改善が難しい場合は鼓膜形成術をおこないます。さらに、より複雑な慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎の場合は鼓室形成術をおこなうことになります。
また、鼓膜穿孔閉鎖術の場合は手術前の浸潤麻酔(ガーゼを使った麻酔)で対応できますが、鼓膜形成術や鼓室形成術の場合は局所麻酔下で手術をおこなう必要があります。当院ではいずれの手術も日帰りで対応していますので、患者さまの病状にあった治療を提供することが可能です。
アレルギー性鼻炎・花粉症
アレルギー性鼻炎とはどのような病気なのでしょうか?

アレルギーの原因物質によって、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどが現れる病気です。
アレルギー性鼻炎とは花粉やハウスダスト(ダニ、ペットの毛、ホコリなど)を原因とし、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状を引き起こすアレルギー性疾患のことを言います。アレルギー性鼻炎が疑われる場合は、まずはアレルギー物質を特定するために血液検査をおこないます。また、手術をおこなう場合は、病態を詳しく把握するためにCT検査も実施します。
アレルギー性鼻炎にはどのような治療法がありますか?
内服治療・レーザー治療・舌下免疫療法・手術があり、生活環境に関するアドバイスもしています。
当院では、アレルギー性鼻炎に対して、内服治療、レーザー治療、舌下免疫療法、手術の4種類をご用意しています。まずは内服薬やレーザーによる治療を進めてまいりますが、それでも症状が改善しない場合は、鼻の骨を削って鼻の通りをよくする「粘膜下下甲介骨切除術」や、過剰反応している神経を切除する「後鼻神経切断術」などの手術をおこないます。なお、アレルギー性鼻炎の原因物質を回避することも重要なので、日常生活におけるアドバイスもさせていただきます。
副鼻腔炎
副鼻腔炎の場合はどのような症状が現れますか?

鼻づまり、頭痛、粘り気の強い鼻水、鼻周辺の痛みなどの症状が見られます。
副鼻腔炎(蓄膿症)の主な症状には、鼻づまり、頭痛、粘り気の強い鼻水、においがわかりにくくなる、鼻周辺の痛みなどがあるので、これらの症状に心当たりがあればご相談ください。副鼻腔炎が疑われる場合は、顕微鏡や内視鏡による視診、菌検査、CT検査などをおこないます。そして、副鼻腔炎と診断がついた場合は、3〜6カ月程度、内服薬などを使った保存的治療をおこないます。
副鼻腔炎の手術の際に心がけていることはありますか?
CTで病変をしっかりと把握し、神経をはじめとした危険な部位を避けるよう心がけています。
保存的治療をおこなっても副鼻腔炎の症状が改善しない場合は、手術が適応となります。手術をする際はCTで病変をしっかりと把握し、目や神経といった危険部位を避け、必要な部位だけを治療するように細心の注意を払っています。また、必要に応じて鎮静剤も使用し、患者さまの苦痛をできるだけ和らげるようにしています。なお、手術当日は鼻を強くかんだり、鼻をすすったりするのは控えていただきます。
鼻中隔弯曲症
鼻中隔弯曲症の場合はどのような手術をおこなうのでしょうか?

鼻中隔矯正術をおこなっています。手術時間は30分~1時間程度となっています。
鼻中隔弯曲症とは、「鼻中隔(鼻の穴を2つに分けている仕切り部分)」が大きく曲がることで空気の通りが悪くなり、鼻づまりを起こす病気です。慢性的な鼻の不調でお困りの方は、一度、当院までご相談いただければと思います。鼻中隔弯曲症の場合は、ファイバースコープやCTなどで診断できます。
鼻中隔弯曲症の治療は基本的に「手術のみ」となっています。当院では「鼻中隔矯正術」という鼻中隔から曲がった軟骨を取り除く手術をおこなっており、実際の手術は30分〜1時間ほどで終えることができます。手術は局所麻酔下でおこなうのでほとんど痛みはありませんが、麻酔時に針を刺す際に少し痛みを伴う場合があります。
こにし耳鼻咽喉科の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 アレルギー科 小児耳鼻咽喉科 | |||||||||||||||||||||||||||
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標榜科目 | 耳鼻いんこう科 / アレルギー科 / 小児耳鼻いんこう科 | |||||||||||||||||||||||||||
診療内容 |
耳鼻咽喉科日帰り手術(耳内内視鏡手術<鼓膜形成術/鼓室形成術>・耳顕微鏡手術<鼓室形成術>・鼻腔内内視鏡手術<慢性副鼻腔炎・鼻中隔彎曲症に対する鼻腔形態改善術>・鼻アレルギーレーザー治療等) |
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住所 |
大阪府八尾市萱振町1-13-6地図
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アクセス |
アリオ八尾より徒歩2分 駐車場有り(6台) ※満車の場合には、隣接のコインパーキングをご案内いたしますので、恐れ入りますがそちらをご利用ください。 |
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診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
手術:月・火・水・木 13:00~15:30 |
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電話番号 |
072-990-3387 |
特徴・設備
待合室 |
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待ち時間対策 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場有り(6台) ※満車の場合には、隣接のコインパーキングをご案内いたしますので、恐れ入りますがそちらをご利用ください。 |
サービス |
多言語対応 ( 英語 )
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専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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治療 |
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掲載している情報についてのご注意
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