診療案内｜みね内科循環器科クリニック

動悸・息切れ・胸痛

軽い運動でも動悸がすることがあります。どのような検査をしますか？

心エコーと心電図の検査のほか、症状により24時間ホルター心電図の検査をおこないます。


まず不整脈の有無を調べるために心電図をとります。また原因となる心臓の病気がかくれていないか心エコーも行います。不整脈は治療が必要な場合と、経過観察の場合があります。

若い方でも、ストレス、睡眠不足、疲労などで起こることがありますが、すでに心臓の病気があると不整脈が発生しやすくなります。より詳しい検査・治療の必要性を判断した場合は、近隣の専門機関に紹介します。

狭心症は、どのような症状が現れますか？

胸の痛み、圧迫感、苦しさのほか、冷汗、吐き気、胃の痛みを伴うこともあります。


狭心症は、冠動脈の動脈硬化が原因で血管の中が狭くなったり、詰まったりすることで生じます。代表的な症状としては胸が痛い、締め付けられるといったものがあります。ただ、症状がはっきりと出ない方もいらっしゃいます。血圧が高かったり、コレステロール値が高かったり、糖尿病をわずらっていたり、たばこを吸っている方で、胸に不快感を自覚されている場合には受診をお勧めします。当クリニックでは、運動負荷心電図検査も可能です。また、緊急を要する急性心筋梗塞の診断ができるトロポニン測定も可能です。

心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションはどのようなことをするのですか？

ダメージを受けた心臓の改善を目指したリハビリプログラムをおこないます。


心不全や心筋梗塞・狭心症などの心臓の病気をもった患者さんや心臓手術後の患者さんに対して心臓リハビリ室で医師や看護師や理学療法士とともに自転車エルゴメーターなどを用いた運動を行います。週１～３回のクリニック内での運動療法に加えて、自宅での運動もすすめています。その場合、「心拍数はこのくらいで」「３０分くらい歩いてください」など個別の運動指導も行います。
そのほか、食事や薬や睡眠時間や不安がないか、また病気の疑問点など看護師がきめ細かくチェックします。

生活習慣病

生活習慣病はどのようなことを心がけたらいいですか？

食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒など日ごろの生活習慣に気を付けましょう。


糖尿病、脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症、メタボリック症候群、肥満症などの生活習慣病は、食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が引き金となります。自覚症状が現れにくいのですが、心疾患や脳卒中などの命に関わる病気を引き起こす可能性があります。そのため、忙しくて時間がない、まだ大丈夫と軽く考えず、早めの受診をおすすめします。

糖尿病ではどのような検査や治療が受けられますか？

血圧、血糖値のほか、眼底チェックもおこなっています。


高血圧や糖尿病の患者さんは動脈硬化から脳心血管疾患の合併も多くなります。そのため、定期的にABI検査や頸動脈エコー検査や心臓エコー検査なども行います。また、糖尿病性網膜症といった眼科系の合併症を引き起こす恐れがあります。そのため、当クリニックでは眼科の医師が週１回来院し、眼底チェックなどを行っています。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群はどの世代が多いですか？自覚症状は？

働き盛りの40～50代男性が多く受診されます。いびき、昼間の眠気、夜間頻尿などの自覚症状があります。


睡眠時無呼吸症候群の患者さまは女性もいますが、働き盛りの40～50代男性の方の受診が多いですね。症状としては、いびき、起床時の頭痛、昼間の眠気や集中力の低下、夜間頻尿、夜間に苦しくて目を覚ます、寝相が悪いなどがあります。家族が先に症状に気づいて来院される方もいます。いびきだけでは生理的なものもあるので問題ないことも多いですが、睡眠時無呼吸の診療はやはり心疾患の原因になることもあるので、しっかり診ています。

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療について教えてください。

睡眠中の呼吸、いびき音、酸素レベルを測定します。治療法は無呼吸の種類や程度でさまざまです。


検査は、夜間睡眠中の呼吸、いびき音、酸素レベルを測定する携帯式の機器を貸し出し、睡眠中の記録をとっていただきます。それを当クリニックで解析し、無呼吸の程度によっては、より詳しく検査するために専門の医療機関へご紹介しています。治療法は、無呼吸の種類や程度によってさまざまです。程度が軽く、肥満体質の方は、まずは減量をお願いしています。また、睡眠時に鼻にマスクをつけ、鼻からのどに空気を送ることで気道を広げるCPAP療法をおこないます。月一度通院すると、保険が適用となります。

禁煙相談

タバコがやめられませんが、皆さんどんなきっかけで受診されますか？

ニコチン依存症かもしれません。子どもの健康や結婚など、さまざまです。


タバコをやめたいのにやめられない場合は、ニコチン依存症かもしれません。当クリニックでは禁煙補助薬の処方をしているほか、禁煙のアドバイスもさせていただきます。やめられないのは意志が弱いからではなく、病気だからだと考えて、お気軽にご相談いただければと思います。受診のきっかけは、結婚・出産、家族の健康が気になる、子どもや孫にタバコくさいといわれた、などさまざまです。女性の場合、肌荒れを機に来院される方もいらっしゃいます。

治療は、どのようなことを、どんなスケジュールでおこないますか？

ニコチン依存症、息の中の一酸化炭素含有量を検査します。基本的に2週間ごとに通院いただきます。


禁煙治療は、まず初診の際にニコチン依存症のチェックと、息を調べてタバコに含まれる有害物質息である一酸化炭素がどの程度かを確認します。次に「禁煙開始日」をご相談しながら決め、「禁煙宣言書」を作ります。さらに、健康状態やこれまでの喫煙歴、禁煙歴をお伺いしながら、患者さまに合った禁煙補助薬を選定し、特徴や使用法を一緒に考えてくという流れになります。健康保険を用いた治療では3か月間で4回ほどの通院を要します。回を追うごとに慣れてきますし、以前より体の調子がよくなっていくのを実感されると思います。