医師として、力を入れて学んだことは何ですか？その理由も教えてください。

カテーテルによる治療は患者さまにとって負担が少なくおこなえる治療法だということで、勤務医時代は若いうちから多くの症例を担当させていただき、技術を磨いてきました。そのため、医大生のときは、まず治療をうまくなろうと頑張っていましたね。心筋梗塞の患者さまが、何もしなければ命が危ないところをカテーテルという細い管を手首や足の付け根の血管から挿入し心臓までのばし、血管内で治療する手術法をおこなうことによって、また元気になれるというのが魅力的でした。しかしながら自身の経験値が上がっていくと、カテーテルの手術がうまい人は自分でなくてもよいのではないかと思うようになりました。では自分は何を提供していけるのかを考えたとき、病気にならないことが大切だと気が付き、どうしたら予防について意識を持っていただけるのか啓発していこうと考え、力を入れて勉強するようになっていきました。

クリニックでおこなわれている心臓リハビリテーションをはじめられたきっかけや、予防に取り組まれるようになったきっかけについて教えてください。

カテーテルの手術をしてもその方の生活が変わらなければ病気を再発してしまいます。入院期間は、長い人生の中で考えると少しの間のことで、その後はご自宅で普段の生活に戻ります。手術をしておしまいにするのではなく、以前と同じくらいの生活レベルを取り戻せるかどうかが大事だと思うようになり、心臓リハビリテーションに力を入れるようになったのです。そんな方々のご自宅での生活をケアしていくためには、かかりつけの医院になる必要があると思い、クリニックをはじめました。しかし、そもそも治療をしなくていいのであればしない方がいいわけですし、病気にならないことが大切です。つまり、予防の意識をどう皆さまに持っていただくか、ということが大事になってくるわけです。なぜ、健康診断をおこなうかといえば、病気になる前の段階でその方がかかりやすい病気を見つけるためです。そういった医療に関する知識を伝えていきたいと考えるようになりました。

初めて来院された患者さまに対して心がけていることがあれば教えてください。

当クリニックに初めて来院される患者さまは、まずどんなクリニックか、どんな受付か、どんな医者かもわからなければ、何を言われるかもわかりませんので、本当に不安だらけだと思うんです。その患者さまの抱えていらっしゃる不安を、入った瞬間にクリニック・受付・スタッフの雰囲気、最後は私の雰囲気から、少しでも和らげることができるよう努めています。さらに患者さまが聞きたいことをすべて聞けて、クリニックにいらっしゃる原因となった不安を解消して帰ってもらうことも大事だと考えています。そして、「今日は来てよかった」という言葉を聞けると、「ああ、よかった」と思います。患者さまに、笑顔でご帰宅いただけることが何よりの願いです。

開業当初と今で変わったこと、変わらないことを教えてください。

患者さまお一人おひとりともっとゆっくりお話しする時間を取りたいのですが、病院が混んで他の患者さまをお待たせしてしまうことになりかねませんので、昔のように患者さまとお話しする時間を取れなくなってしまったのが悩みです。それこそ「旦那さまとケンカした」というようなことも僕はカルテに書くので、「そんなことまで書くんですか？」と聞かれたこともありますが、普段の生活の情報も大事なことなのです。コレステロールや血圧、生活習慣病の改善には、お薬を処方するだけでは不十分で、その方の生活スタイルを把握した上で改善のアドバイスをしていかないとうまくいかないんです。患者さまが何時から何時まで仕事をしていて、夕飯の時間は早いか遅いかによって食事の指導も変わってきますので、雑談はとても大事なんです。自分が2人欲しいくらいです(笑)。

今後力を入れていきたいと考えていることを教えてください。

医療と患者さまの日常生活の橋渡しになるようなことをもっとしていきたいですし、そのために連携できる企業があればしていきたいというのが今後の展望です。地域の若い世代の皆さまの健康を支え、病気を予防するというと、やはり生活に運動を取り入れることが大切かと思います。そのためにも、運動施設を造りたいんですが、やはり一クリニックで実現していくのは困難です。地域の皆さまの健康を支えていくためには、一企業、一クリニックで個別に取り組むのではなく、やはり企業とクリニックとが手を携えることが必要になってくるのではないかと思います。高齢者の医療を考えても、やはり今後はクリニックとさまざまな施設との連携が大切になっていくと考えますね。

貴院のスタッフの自慢できる点を教えてください。

当クリニックでは、「笑顔でいましょう」をコンセプトにしています。そのコンセプトが功を奏してか、患者さまからはスタッフに対して「やさしい」という評価をいただくことが多いです。知人からも、「いいスタッフさんがそろっているね」と言われます。特に僕の方から、「○○をやめよう」「○○はよくない」と、スタッフに明確な指導や教育をしたことはありません。スタッフは皆、自ら考えて動いてくれています。僕自身がいつも笑っていますし、スタッフもコンセプトを守ってくれているので、クリニック全体の雰囲気がよくなっていますね。それが自慢です。

先生が患者さんだった場合の病院選びのポイントを教えてください。

肩書は、特に気にしません。ただ、肩書はなくてもきちんと診てくれて、テクニックがきちんと備わっている先生がいる病院を探します。病気や疾患に関する専門性を求めて病院を探すのであれば、大きい病院を最初から探すと思います。クリニックの中で選ぶとすると、やはり専門性ではなく、きちんと診療してくれるかどうかといった観点から選びます。

健康上で、気をつけていることがあれば教えてください。

夕飯では、炭水化物をあまり取らないように気をつけています。その代わり、昼食はガッツリ食べます。糖質の摂取をゼロにする必要はありませんし、丸１日糖質を摂取しないといった極端な制限はしない方がいいですが、取り過ぎはやはり体によくないと思います。昼間働いていらっしゃる方の場合、夕飯のあとはもう寝るだけです。炭水化物は、体を動かすためのエネルギー源ですので、動かないときには必要ありません。夕食のあとは寝るのみという場合、炭水化物を抜くだけでも全然違います。あと、週に1回、仕事を終えてからテニスをしています。娘と「一緒に走ろうか」と話しているのですが、なかなか定期的に走るのは難しいですね。公園で、ちょっと一緒に走るくらいです。

休日の過ごし方やストレス発散法を教えてください。

私は、いつも何かしら考え事をしていて、車を運転しているときも別のことをずっと考えています。もちろん、考えなければいけないことが多いから、というのもあります。毎日の生活の中で、唯一、何も考えず無になれる時間が、一人の時間です。夜、家事がすべて終わり、妻も寝て、上の子たちだけが起きている時間に、少しだけお酒を飲みながら、本や漫画を読みます。すると、本の中のことしか考えなくてよいから、無になれるんです。これが、ストレス発散法ですね。あとは、やはりよく笑うことかもしれません。

先生が、お医者さんになられたきっかけは？また、医者にならなかったとしたら何をしていましたか？

両親は会社員だったのですが、定年があるので会社員になるのは嫌でした。医者になって開業をすれば、定年はないし体力が続く限り仕事ができると思ったのがまず一つ目の理由です。二つ目の理由としては、うちの家系には医者がいなかったからです。祖父は、悪性リンパ腫が発見されたときにはもう手遅れの状態で、抗がん剤で治療したのですが、激やせしてしまったのです。僕は、そんな祖父を見るのがつらくて、やはり医者は家系に一人いた方がいいのではないかと思って、医者になりました。もし医者にならなかったとしたら……。すぐに別の道は思い浮かびませんが、皆で楽しくできる仕事をしたいので、キャンプ場を経営したかもしれません。自給自足したいから、農家もいいですね。

《ネット受付可》アーバンハートクリニック(福岡市西区｜今宿駅)

Q: クリニックでおこなわれている心臓リハビリテーションをはじめられたきっかけや、予防に取り組まれるようになったきっかけについて教えてください。

カテーテルの手術をしてもその方の生活が変わらなければ病気を再発してしまいます。 入院期間は、長い人生の中で考えると少しの間のことで、その後はご自宅で普段の生活に戻ります。手術をしておしまいにするのではなく、以前と同じくらいの生活レベルを取り戻せるかどうかが大事だと思うようになり、心臓リハビリテーションに力を入れるようになったのです。 そんな方々のご自宅での生活をケアしていくためには、かかりつけの医院になる必要があると思い、クリニックをはじめました。 しかし、そもそも治療をしなくていいのであればしない方がいいわけですし、病気にならないことが大切です。つまり、予防の意識をどう皆さまに持っていただくか、ということが大事になってくるわけです。なぜ、健康診断をおこなうかといえば、病気になる前の段階でその方がかかりやすい病気を見つけるためです。そういった医療に関する知識を伝えていきたいと考えるようになりました。

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アーバンハートクリニックの基本情報

医院名

アーバンハートクリニック

診療科目

内科循環器内科

標榜科目

内科 / 循環器内科

診療内容

インフルエンザ予防接種

ネット受付

電話問合せ

0066-98010-055453

電話問合せの注意事項【必読】

※当社及びEPARK利用施設は、発信された電話番号を、EPARKクリニック・病院利用規約第３条（個人情報について）に定める目的で利用できるものとします。
※一部回線からはご利用いただけない場合がございます。ご了承ください。

住所

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アクセス

筑肥線今宿駅徒歩10分
筑肥線九大学研都市駅南口徒歩15分
筑肥線周船寺駅車8分

駐車場有り（15台）

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

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9:00～12:30	●	●	●	●	●	※	休	休
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午後の受付は17:30までとなります。

※土曜日は月二回診療

電話番号

092-805-7750

特徴・設備

設備	駐車場
駐車場	駐車場有り（15台）
専門医	日本内科学会認定総合内科専門医日本循環器学会認定循環器専門医

対応可能な症状・疾患など

症状・疾患	いびき/睡眠時無呼吸症候群
治療	禁煙治療 ED治療薬

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