専門医インタビュー

専門医インタビュー(山本 雄一郎先生)|やまもと胃腸内科

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やまもと胃腸内科 南宮崎駅_専門医インタビュー(山本 雄一郎先生)の写真 時間をかけた問診と内視鏡検査、地域との連携で病気の発見、治療を目指す
院長 山本 雄一郎
取材日:2021年11月25日

山本 雄一郎先生(日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医)にインタビュー

放射線科と胃腸内科での経験をもとに頭から足まで全身を診られることが強み

医師を目指した理由、最終的に消化器系に進んだ理由を教えてください。
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 医師を目指した理由、最終的に消化器系に進んだ理由を教えてください。の写真
医師になろうと決めたのは高校時代です。当時、父親が肝臓を悪くしていたことや、医学部を目指す同級生が多かったことが理由です。また、地元の宮崎に残って仕事をしたいという想いもあり、医師なら地域密着で働けると思ったのが大きいですね。

現在は、胃腸内科を掲げて診療していますが、実は最初から消化器内科の医師を目指したわけではありません。はじめは放射線学教室に入りました。放射線科の医師は「ティーチャー オブ ティーチャー」と言われ、医師に指示を出す医師なんです。診断画像の説明から始まり、どの部位に病気があるかなど「医師に情報を伝える医師」という役割であることも惹かれました。もともとパソコン関係が得意で、機械を扱う科目であることも理由の一つでした。
勤務医時代の経験を教えてください。現在いかされていることはありますか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 勤務医時代の経験を教えてください。現在いかされていることはありますか?の写真
消化器の範囲は胃と大腸だけではありません。胆道をはじめ、お尻、肛門周囲の病変に対応する医療機関で経験を積みました。それぞれの場所で特徴が異なるので、消化管関係の病態は幅広く診させていただいたと思います。また、放射線科でも、頭から胸、おなか、足まで全部を診てきました。ですから、特定の診療科目に絞った医師よりは幅広い範囲で診断できる能力がついたかなとは思います。守備範囲を広く経験できたことは、今の診療の役に立っているなと思います。

現在も多岐にわたる相談を受けることも多く、専門ではない疾患については近くの医療機関に相談するように助言できます。紹介ができたり、道筋をつけてあげられたりするので、相談相手としては役に立っているかと思います。勤務医当時の経験がいかされていると感じます。
その後、開業した経緯や、開業して感じたことをお聞かせください。
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 その後、開業した経緯や、開業して感じたことをお聞かせください。の写真
もともとは開業することは考えていませんでしたが、この医院がある場所で以前院長をしていた先生が病気になられて、「跡を継いでくれないか」とお話をいただいたんです。それまではずっと放射線科と胃腸内科にいて、放射線科に限って言えば、意外と患者さまと直接、接する機会に恵まれませんでした。開業医なら、患者さまとコミュニケーションが取れますし、話を聞いて診断ができます。悩みましたが、現状を打破する意味でも、いい人生の転換期になるかなと思い、決めました。

実際に開業してからは、患者さまお一人おひとりとのお付き合いを大切にしてきました。診察時間も極力長めに取り、病気のこと以外でも、抱えているストレスなども聞きたいと思っています。患者さまが言い出せないことがないように、こちらから聞いてみたり様子をうかがったりしながら、ドライになりすぎないよう、フレンドリーな感じで接するようにしています。

思わぬ症状も逃さず、内視鏡検査で病気を発見し、経過まで見守ってくれる

日本でも患者数が増えている「逆流性食道炎」を疑うポイントは何ですか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 日本でも患者数が増えている「逆流性食道炎」を疑うポイントは何ですか?の写真
まず症状で疑いますね。胸やけ、心窩部痛(みぞおち辺りの痛み)などが普通ですが、ほかにも、背中の痛みや喉の違和感、ものが飲み込みにくいなども、逆流性食道炎の症状です。患者さまから話を聞くたびに新しい知見が積み重なって勉強させられることが多いですね。ストレス、食べ物、姿勢なども発症の原因になるため、そのうちのどれに関係しているのかを確認することでも診断につなげます。やはり問診が大切かなと思います。

確定診断は内視鏡検査でしますが、逆流性食道炎は内視鏡検査の所見と症状とが解離することが多いんですよ。内視鏡検査では正常でも症状を訴える人や、内視鏡検査ではひどいのに症状をそんなに訴えない人も中にはいます。それぞれの状況に合わせて薬の内容を変えて治療を進めていきます。体重や体型に合わせて薬の強弱をつけることもあります。お薬を急にやめると反動で余計に悪くなることもあるので、徐々に減らしていくなど服薬方法はきちんと指導していますね。
胃がんの原因とされる「ピロリ菌」の有無は内視鏡検査でわかるものですか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 胃がんの原因とされる「ピロリ菌」の有無は内視鏡検査でわかるものですか?の写真
内視鏡検査をすれば、現在感染しているか、感染していたけれども今はいないか、未感染かはだいたいわかります。感染しても症状がない人も結構いますので、きちんとした検査が必要です。ピロリ菌は血液検査や息を吐いて行う「呼気試験」で確定診断をつけ、もしピロリ菌がいれば除菌治療をしていきます。

除菌で大切なことは治療の判定まできちんとしておくことです。判定は呼気試験で行います。当院では日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医としての見地から、除菌の2ヶ月後に行っています。よくあるのが、除菌をしたからと油断して内視鏡検査を受けなくなること。しかし、除菌がうまくいかなかった場合は「二次除菌」が必要なのです。

本当なら二次除菌をすぐにした方が除菌率はあがりますが、5年前にして判定しないままの人は再度判定し、失敗していたら二次除菌をします。もし10年以上前なら当時とはお薬も変わっているので、一次除菌から始めていただきます。もし除菌が成功していても、年1回の内視鏡検査を受診していただきたいですね。
大腸内視鏡検査で「大腸ポリープ」が見つかったらすぐに切除が必要ですか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 大腸内視鏡検査で「大腸ポリープ」が見つかったらすぐに切除が必要ですか?の写真
今の内視鏡検査では大腸の表面を拡大して観察することができるため、ポリープが悪性かどうかの判断はつきます。基本的には5mm 以上のポリープなら切除が必要ですが、2~3mmはリスクとベネフィット(有用性)を考えて、大抵は経過観察をしながら判断していきます。また、がんの中には「最初からがんであるもの」と「ポリープからがんに変化するもの」のパターンがあり、がんになっている病変は迷わず切除します。

大腸がんは最近若年化しているのもあって、30代から進行がんが見つかることがあります。これまでは40歳になったら検査しましょうと言われていましたが、現在は30歳からという風に認識が変わってきていますね。お尻からの内視鏡検査ということで受けにくいかもしれませんが、やはり1度は異常がないかを確かめていただきたいです。当院では3~4年おきに検査しましょうと話しています。以前大腸ポリープがあったという患者さまは1~2年おきの検査を提案しています。症状がなくても検査を受けに来ていただけたらいいなと思います。

胃や大腸の病気だけでなく全身の健康を願い、地域の患者さまの相談に応じる

レントゲン検査、CT検査、MRI検査でも消化器系の病気を見つけられますか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 レントゲン検査、CT検査、MRI検査でも消化器系の病気を見つけられますか?の写真
進行している大腸がんや胃がんならレントゲン検査、CT検査、MRI検査でわかります。ただし、早期がんは内視鏡検査でないとわからないケースが多いんです。「内視鏡検査は怖いからCTで診断したい」という希望があれば対応しますが、実際には内視鏡検査に勝るものはないかなと思います。

最近では、内視鏡を口から入れる時に「おえっ」とえずくことがないよう、径の細い内視鏡が出てきています。昔は太かったんですが、今は鉛筆程度になってきていますし、さらに画質もあがってきて、診断もしやすくなっています。医療機器も薬も日進月歩の世界なので、10年前に受けて、その時にきつかったからといって、今でもきついとは限らないと思います。今後もどんどん楽になってくれると思いますので、ぜひ検査を受けてほしいですね。
CT、MRIによる検査が必要と判断した場合はどういう対応になりますか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 CT、MRIによる検査が必要と判断した場合はどういう対応になりますか?の写真
うちの医院は「おなかが痛い」「下痢をした」「胸やけした」などで来られる患者さまが多いんですが、さらに詳しく、CTやMRIで調べた方がいいと判断したら、対応している医療機関で検査を受けていただくよう、ご提案しています。

診療の際に「頭が痛い」「最近めまいがした」などの声を聞いた場合も、MRIを撮りに行くことを提案し、脳外科の医師に相談するようにアドバイスします。紹介状を作成して検査を促すこともできますし、検査後に当クリニックで画像診断をすることも勿論できます。この地域は医療機関が多く、双方でコミュニケーションもよく取れているので連携もスムーズかと思います。
胃や大腸の病気を減らすために、患者さまに望むことは何でしょうか?
やまもと胃腸内科 南宮崎駅 胃や大腸の病気を減らすために、患者さまに望むことは何でしょうか?の写真
定期的に検診を受けてもらいたいです。もっと受診率があがるといいなと思います。それは胃や大腸の病気に限らず、全身の疾患についてです。当クリニックでも、普段の診療から女性の患者さまには「乳がん検診はした?」と聞くこともあります。

あとは、不調を感じたら、まずはかかりつけの医師に相談をしてほしいですね。何か異常を感じたらすぐ受診していただきたい。医療機関だからと構えず、もうちょっと気楽に来てもらってもいいんじゃないかなと思うんです。取りあえずかかりつけの医師に相談してみて、きちんとそれぞれの病気に対応できる医師に診てもらうといいと思います。感じている不調や悩みについて、どの診療科で診てもらえるか、どの病院に行ったらいいか、よくわからないという患者さまも少なくありません。当クリニックも、他院に振り分けをする役割として役立てていただけるといいなと思います。そのためにも、患者さまが何でも相談しやすく、どんどん話をしてくれるような関係を目指しています。

やまもと胃腸内科の基本情報

医院名 やまもと胃腸内科
診療科目 内科 胃腸内科 消化器内科 放射線科
ネット受付
電話問合せ

0066-9801-0267727

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住所
アクセス
  • 日豊本線南宮崎駅 徒歩5分 
  • 日南線南宮崎駅 徒歩5分 
  • 日豊本線宮崎駅 車8分 
  • 日南線田吉駅 車10分 
  • 日豊本線加納駅(宮崎県) 車10分 

駐車場有り(9台)

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

8:30~12:30
14:00~18:00
8:30~13:00

休診日:日曜・祝日 臨時休診あり

電話番号

0985-82-6370

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 院外待機が可能
設備
  • 駐車場
駐車場

駐車場有り(9台)

専門医
  • 日本医学放射線学会認定 放射線科専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
健康診断・検査
  • 内視鏡専門(胃または大腸)

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