腎臓内科・腎臓疾患
患者さまに寄り添った生活改善指導や食事指導で、腎機能低下の進行を予防します
腎泌尿器科では、尿潜血(血尿)、たんぱく尿、腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全、糖尿病性腎症、慢性腎臓病(CKD)など腎臓に関わるさまざまな疾患の診療を行っています。
腎臓は、尿を作る臓器であると同時に、血液を弱アルカリ性に保ったり、血圧を一定の値に調整したりする役割を持っています。また、赤血球を作ることを助け、ビタミンDを活性化させるといった働きを担う臓器です。腎臓は、全身のさまざまなバランスを保つために重要な働きを担っているのです。腎機能が低下しても、初期の段階では自覚症状は現れません。しかし、腎機能低下が進行すると貧血・むくみ・息切れ・不整脈といった症状が現れます。急性腎不全は、治療により改善が見込めますが、慢性腎不全の場合は、病気の進行と共に徐々に腎機能が低下していき、失われた腎機能を改善することは困難です。健診で、血清クレアチニン値が高いと指摘されたら、腎機能が低下している恐れがありますので、早めの受診をおすすめいたします。
腎臓の疾患にはさまざまな種類があり、疾患ごとに発症の原因や症状、治療法は異なりますが、慢性腎臓病(CKD)は、加齢や生活習慣と大きな関わりがあると言われています。例えば、糖尿病が進行すると、糖尿病性腎症という合併症を引き起こしやすくなります。また、高血圧の状態が長く続くと、動脈硬化が進行し腎臓に流れる血液量が減るため、腎機能が低下します。
当院では、生活改善指導や食事療法、薬物療法などを組み合わせた治療を行い、患者さまに寄り添って一緒にケアしていくことで、腎臓の機能が低下することを防ぎます。腎臓疾患を専門とする管理栄養士も在籍し、食事指導も行っています。腎機能が低下すると、人工透析や腎臓移植といった腎代替療法が必要となります。早期に治療を開始することで、人工透析が必要となる末期腎不全への進行の予防を目指します。
医師・スタッフの専門性
関連施設と連携し、人工透析や入院、介護、在宅などトータルケアを行います
当院は、地域の皆さま方の人生に寄り添い、医療・介護・在宅をトータルに提案していくことを目指しています。腎機能が低下すると、人工透析が必要となりますが、万が一、病状が進んで人工透析が必要となった場合には、透析室や入院施設を備えた、同グループ内の有床診療所である「自靖会親水クリニック」のご紹介も可能です。「自靖会親水クリニック」は手術室も備えており、人工透析を行うための出入り口を作る、シャント作成にも対応しています。
また、グループ内には入所(介護)透析を行うこともできる介護老人保健施設「めぐみ」、介護付有料老人ホーム「のぞみ」、訪問看護ステーション「あいゆう」、在宅総合支援センター「せせらぎ」などもあり、医療だけではなく介護や在宅とも連携し、患者さまの人生に寄り添ったトータルなケアをご提案してまいります。
当グループのモットーは、「笑顔で、明るく、前向きに」です。腎臓疾患の患者さまの生活の質(QOL)を向上させ、生き生きと笑顔で明るく前向きに生きることができるように、さまざまな面からお手伝いをしていきたいと考えています。
院内設備
クリニックのイメージを打ち破るような、アートな空間を目指しました
腎臓内科や泌尿器科という診療科目は、受診するのに抵抗感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。当院は、地域の皆さま方にとって身近で、気兼ねなく受診しやすいクリニックを目指しています。院内の空間も、「クリニックとはこういうものだ」という既成概念を打ち破るような、アートな空間になるよう、デザインいたしました。
床には、幾何学模様のタイルを配置すると共に、壁や天井にもさまざまな幾何学模様を散りばめました。照明は、間接照明を採用しており、美術館のような待合室では、リラックスしてお待ちいただけるかと思います。緊張感を抱くことなく、ご来院いただけるような空間作りを目指しましたので、気兼ねなくご来院いただければ幸いです。
アクセスが便利
都営新宿線「船堀駅」南口徒歩約1分。商業施設内にあるクリニックです
当院は、都営新宿線「船堀駅」南口から徒歩約1分の場所にある、商業施設内の5階に位置しています。当院にいらっしゃる際は、建物の正面入り口を入って、反対側、奥にあるエレベーターを使い、5階までお越しください。
商業施設内には、当院以外にも内科、皮膚科、小児科、耳鼻咽喉科、歯科、美容外科などさまざまなクリニックが入っているほか、処方箋薬局やスポーツジム、飲食店も同じ建物内にあります。当院は、「笑顔で、明るく、前向きに」をモットーに、気兼ねなく受診していただける腎臓や泌尿器のクリニックを目指しておりますが、他の診療科目と同日の受診もしやすい立地にあります。