クリニックにはどのような患者さまがいらっしゃいますか？

腰部脊柱管狭窄症（ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう）、腰椎椎間板ヘルニア、変形性膝関節症といった慢性的な腰・膝・肩などの関節の痛みがなかなかよくならないご高齢の方が受診されています。また、巣鴨駅の周辺は学校が点在するほか、山手線が通る駅のため、学生や会社員の方もお越しになります。

初めて来院された患者さまに対して心がけていることがあれば教えてください。

整形外科の医師なので、特に痛みに対するリハビリテーションに特化して治療をしております。しかし、患者さまは疾患を併発していることがありますので、専門性にとらわれることなくお身体に異変がないかどうかを診て、ほかに疾患があれば連携先の医療機関をご紹介しています。また、診療では患者さまがどのようなことでお困りなのかをしっかりと理解して、解消できる医療のご提供を心がけております。

お子さまのために行っている工夫があれば教えてください。

お子さまの将来を考えて成人されたときに後遺症が出ないよう、しっかりと診断や治療をしています。例えば、捻挫（ねんざ）をして、病院に行くまでの疾患ではないと放置したり、繰り返して捻挫をしたりすると、後遺症が起きやすく、何かあった場合にすぐに痛みが出ることがありますので、軽視せずに治療にお越しいただくようご案内しています。

ご年配の方に配慮していることがあれば教えてください。

腰痛や膝痛など今抱えている疾患が進行して、歩けなくなったり手術をしたりするのではと不安を覚える方がいらっしゃいます。そこで、なるべく不安を取り除けるよう配慮しています。

今後力を入れていきたいと考えていることについて教えてください。

AKA博田法に力を入れていきたいです。AKA博田法は腰・膝・肩の痛み対して有効とされていますが、手法が難しいため、施術をできるスタッフが限られているのが実情です。そこで人材育成にも注力し、患者さまの痛みを少しでも改善したいと考えています。

貴院のスタッフの自慢できる点を教えてください。

リハビリテーションは技術が大切ですが、理学療法士により施術力の差が出やすい傾向です。そこで、技術の向上を目指して、開院以降、お昼休みを利用して、スタッフ全員で技の研さんに努めています。

患者さまへのメッセージをお願いします。

整形外科は状態により手術をすることが多いため、腰痛、膝痛を訴えると、「手術をしますか」という話になることもあるでしょう。しかし、できれば手術をしないで改善したいと思うのは当然のことです。そこで、当院ではリハビリテーションによるAKA博田法をご提案しています。なかなか痛みが改善しないといったお悩みは、ぜひご相談ください。