専門医インタビュー

専門医インタビュー(梅舟 仰胤先生)|ファミリークリニック ひきふね

口コミ 626
写真 12
東京都墨田区京島1-36-1 マークフロントタワー曳舟1階 (地図)
  • 土曜・日曜診療
ネット受付
050-5306-2657

電話受付・予約(自動応答)の注意事項【必読】

京成曳舟駅[東京都]

ファミリークリニック ひきふね

電話受付・予約(自動応答)

050-5306-2657

電話受付・予約(自動応答)の注意事項

※公衆電話、非通知によるお電話では、サービスをご利用いただくことができません。

※当社及びEPARK利用施設は、発信された電話番号を、EPARKクリニック・病院利用規約第3条(個人情報について)に定める目的で利用できるものとします。

※受付済の内容の変更、キャンセルの場合も必ずお電話をお願いします。

※自動応答での受付方法について

 

電話受付・予約(自動応答)の注意事項

※公衆電話、非通知によるお電話では、サービスをご利用いただくことができません。

※当社及びEPARK利用施設は、発信された電話番号を、EPARKクリニック・病院利用規約第3条(個人情報について)に定める目的で利用できるものとします。

※受付済の内容の変更、キャンセルの場合も必ずお電話をお願いします。

※自動応答での受付方法について

 
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅_専門医インタビュー(梅舟 仰胤先生)の写真 胃がん・大腸がんで命を落とす人を減らすため内視鏡検査に注力する医師
院長 梅舟 仰胤
取材日:2021年10月20日

梅舟 仰胤先生(日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医)にインタビュー

友人の死を契機に1人でも多くの人の命を救いたいと医師の道を志す

医師を志したのはなぜでしょうか? きっかけがあれば教えてください。
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 医師を志したのはなぜでしょうか? きっかけがあれば教えてください。の写真
小学校の頃、仲のよかった友人が骨肉腫にかかり亡くなったんです。その時、「友達のために自分は何もしてあげられなかった」という無力感を抱きました。高校で進路を決める段階になって、その時の無力感を思い出したんです。「友人のような人を少しでも減らしたい。人の命を救うために医師になろう」と考えて、医学部への進学を決意しました。

日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなります。中でも、死亡原因として多いがんは、胃がんと大腸がんです。胃がんや大腸がんで苦しむ人を1人でも多く救うことが、多くの人の命を救うことにつながると考え、消化器内科の道に進みました。
大学病院ではどのような診療を行っていたのでしょうか? 教えてください。
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 大学病院ではどのような診療を行っていたのでしょうか? 教えてください。の写真
東京大学医学部附属病院に勤務していた時は、胃がん、大腸がんの患者さまの内視鏡検査や内視鏡手術を行っていました。朝から晩まで、内視鏡漬けの日々を送っていたんです。大学病院では、胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がん、肝臓がんといった消化器系のがんの患者さまを診ることが多かったですね。内視鏡で切除可能ながんであれば切除し、外科手術が必要な場合は消化器外科の先生にお願いしていました。また、化学療法の適応となるがんは、抗がん剤での治療を行います。消化器系のがん全般の検査や治療に従事していました。

「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」と「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」を取得したのは自然な流れです。自分の自信にもつながりますし、患者さまに不安なく受診していただけると考え取得しました。取得するには、試験を受け、症例を集める必要がありますが、好きなことなので苦になりませんでしたね。今までやってきたことを振り返り、楽しみながら準備ができました。その経験は診療でも還元できていると思います。
この場所で開業を決めた経緯について教えていただけますか?
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 この場所で開業を決めた経緯について教えていただけますか?の写真
大学病院では、多くのがん患者さまの診療に携わってきましたが、「もっと早く発見できていれば」という無力感を抱くことも多かったのです。大学病院に紹介されて来る患者さまは、クリニックでの対応が難しい方たちです。がんが進行してしまった患者さまが多く、「早期発見できていれば大学病院まで来なくてもよかったのに」と思うことが多かったのです。大学病院で待っているだけでは、がんを早期発見することはできません。自身が活躍する場を、大学病院ではなく地域医療の現場に移さなければ、がんの早期発見は難しいのではないかと思い、クリニックを開業することに決めたのです。

「京成曳舟駅」の近くを選んだのは、私の出身医局でもある東京大学医学部附属病院との連携を考えてのことです。私は今も出身医局である東京大学医学部附属の非常勤医師として消化器内科で診療を行っています。そのコネクションを活かし、クリニックでがんを早期発見した場合には、引き続き東京大学医学部附属病院との迅速かつシームレスな連携が可能です。あまりに遠い場所では連携が難しいため、車で30分以内のこの場所で開業を決めたのです。

胃がん、大腸がんの早期発見のため胃・大腸内視鏡検査に力を入れる

胃がんや大腸がんを予防するために大切なことは何でしょうか?
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 胃がんや大腸がんを予防するために大切なことは何でしょうか?の写真
ピロリ菌に感染すると胃がんのリスクを高めると言われています。35歳を過ぎたら、一度、ピロリ菌に感染していないかどうかの検査をするとよいでしょう。ピロリ菌に感染していることが判明した場合には、胃がんのリスクを下げるため除菌治療を行います。とはいえ、除菌をすれば胃がんのリスクがなくなるというわけではありません。除菌治療をした後も、胃がんの早期発見のため、定期的に胃内視鏡検査(※)を行うことが大切です。ピロリ菌に感染していない方や無症状の方も、35歳以上であれば2~3年に1回は胃内視鏡検査を行うとよいでしょう。

日本人がかかるがんの中で多いのは大腸がんであり、年間約15万人が大腸がんになります。大腸がんは、まず小さいポリープができ、それがだんだん大きくなる過程で初めてがんになっていきます。つまり、定期的に大腸内視鏡検査(※)を行い、がんの前段階であるポリープの時点で早期発見さえできれば、その都度内視鏡でポリープを切除することができ、大腸がんで命を落とすことはほとんど防ぐことができます。

(※)は自由診療の場合があります。料金は料金表をご確認ください。
逆流性食道炎かもしれないと思っている方に伝えたいことはありますか?
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 逆流性食道炎かもしれないと思っている方に伝えたいことはありますか?の写真
逆流性食道炎は、胃酸の逆流によって胸やけやげっぷなどの症状が起こる病気です。その原因の多くは、不規則な食生活や暴飲暴食、ストレスなどの生活習慣です。食生活のリズムが乱れ、夜遅くに食事をする、食べてすぐ横になるといったことが原因で起こることが多いのです。

ただし、胸やけやげっぷといった症状は、胃がんや食道がんでも起こります。他の病気が隠れていないかどうかをチェックするためにも、逆流性食道炎の訴えがあった方に対しては、胃内視鏡検査を行うことをご提案するようにしています。

最近は、インターネットで容易に情報が得られますので、胸やけやげっぷの症状で検索をして、逆流性食道炎と自己判断し市販薬を服用して様子を見られる方がいらっしゃいます。しかし、30代以上の方であれば、逆流性食道炎以外の病気が隠れていないかどうかを胃内視鏡検査で確認していただきたいと思います。自己判断せずに、2週間以上、症状が続く場合は「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」に相談していただきたいですね。
過敏性腸症候群の診断を行う上で大切にしていることを教えてください。
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 過敏性腸症候群の診断を行う上で大切にしていることを教えてください。の写真
検査で異常が見つからないものの、腹痛、お腹の張り、便秘、下痢などの症状が続くことを過敏性腸症候群と言い、ストレス、冷え、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、生活環境の変化などが原因で生じると考えられます。日本では、10%ほどの人がこの病気であると言われており、生活習慣の改善やお薬で治療を行います。

気を付けたいのは、大腸がんでも似たような症状が現れるということです。過敏性腸症候群が疑われる場合には、まず大腸内視鏡検査を行って、他の疾患を除外することをご提案しています。実際に、過敏性腸症候群かもしれないとご来院されて、大腸内視鏡検査を行ってみたところ、大腸がんが見つかるというケースも少なくありません。機能的な問題が原因ではないかどうかをきちんとチェックした上で確定診断をすることが大切です。

2週間以上、腹痛や便通異常などの症状が続くようであれば、過敏性腸症候群と自己判断せずに、大腸内視鏡検査を受けに来ていただきたいですね。

今後、力を入れていきたいのは定期的な内視鏡検査の必要性を啓蒙すること

今後、力を入れていきたいと考えていることがあれば教えてください。
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 今後、力を入れていきたいと考えていることがあれば教えてください。の写真
胃がんや大腸がんで亡くなる人を減らすため、苦痛のない胃内視鏡検査(※)や大腸内視鏡検査(※)に今後も力を入れていきたいです。また、定期的な内視鏡検査の大切さを患者さまへ伝えていく啓蒙活動も我々の大事な仕事のひとつとして続けていきたいです。

患者さまの中には便潜血検査を受けているから大丈夫と誤解されている方もいらっしゃいますが、便潜血検査はそもそも出血しないと陽性になりません。早期大腸がんでは4割程度しか出血しないとされており、半分以上の早期大腸がんは残念ながら便潜血検査では見逃されてしまいます。つまり、便潜血検査で引っかかってから大腸内視鏡検査を受けるというスタンスでは、大腸がんの早期発見は難しい可能性があるのです。

開業以来、地道に啓蒙活動を続けてきた結果、この地域の方々の間では、定期的に内視鏡検査を受けるという習慣が根付いてきたと感じています。こちらから促さなくとも、内視鏡検査の時期になると自らご来院される方が増えているのです。今後も、胃がんや大腸がんを早期発見するため発信していきたいですね。

(※)は自由診療の場合があります。料金は料金表をご確認ください。
定期的に内視鏡検査を受けていただくために工夫していることはありますか?
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 定期的に内視鏡検査を受けていただくために工夫していることはありますか?の写真
定期的に検査を受けていただくためには、辛くない検査であることは大前提だと思っています。鎮静剤を使用して寝ている間にほとんど苦痛なく検査は終わりますが、さらに検査の前後の説明やアフターフォローの際にも患者さまの不安を取り除けるように心がけています。ただ、大腸内視鏡に関しては、前処置で1~2リットルの下剤を飲んでいただかなければなりません。今後、その辺りが改善されていけば、患者さまにとって、より検査の苦痛が減るのではないかと思っています。

一度、ご来院された方には、定期的な内視鏡検査(※)でがんを早期発見し、早期治療に結び付けることの重要性を伝えるようにしています。パンフレットも置いて、少しでも内視鏡検査に興味を持っていただけるような環境作りも心がけています。さらに、その情報をご友人にも発信していただければ嬉しいですね。

この辺りは下町なので、「知人から受けた方がいいと聞いて来ました」という患者さまも多いんです。人と人とのふれあいの中で、情報が伝播していく傾向が強いと感じますね。

(※)は自由診療の場合があります。料金は料金表をご確認ください。
最後に、読者の皆さまへのメッセージをお願いできますでしょうか?
ファミリークリニック ひきふね 京成曳舟駅 最後に、読者の皆さまへのメッセージをお願いできますでしょうか?の写真
胃がんや大腸がんで亡くなる方は年間約10万人弱いますが、そのほとんどは定期的な内視鏡検査で早期にがんを発見できていれば救えたはずの命です。できるだけ苦痛の少ない検査を提供するように努め、定期的に内視鏡検査を受けていただく習慣を根付かせることを目指しています。

さらに、今までより快適に内視鏡検査を受けていただきたいという思いから、2020年には新たに内視鏡専用のスペースも設けました。コロナ禍になり、院内感染を気にされる方も増えましたので、一般の患者さまとは動線を分けて、ゆったりとした空間の中で検査を受けていただけるようにしました。検査前後にリラックスして過ごしていただくスペースも備え、ハード面でも検査を受けやすい環境を整えています。これまで以上に、多くの方に定期的な内視鏡検査を受けていただきたいと考えています。

万が一、がんを発見した場合は、東京大学医学部附属病院とのシームレスな連携で治療を進めていきます。胃・大腸内視鏡検査を受けたいという方は、ご相談いただければ幸いです。

(※)は自由診療の場合があります。料金は料金表をご確認ください。

ファミリークリニック ひきふねの基本情報

医院名 ファミリークリニック ひきふね
診療科目 内科 消化器内科 胃腸内科 糖尿病内科 小児科
標榜科目 胃カメラ・大腸カメラ
診療内容

インフルエンザ予防接種 ロタウイルス予防接種 健康診断 人間ドック 胃がん検診(胃内視鏡検査) 大腸がん検診(大腸カメラ)

ネット受付
電話受付

050-5306-2657 (自動応答)

電話受付・予約(自動応答)の注意事項 【必読】

※公衆電話、非通知によるお電話では、サービスをご利用いただくことができません。

※当社及びEPARK利用施設は、発信された電話番号を、EPARKクリニック・病院利用規約第3条(個人情報について)に定める目的で利用できるものとします。

※受付済の内容の変更、キャンセルの場合も必ずお電話をお願いします。

※自動応答での受付方法について

住所
アクセス
  • 京成押上線京成曳舟駅2番出口 徒歩1分 
  • 東武亀戸線曳舟駅西口 徒歩1分 
  • 東武伊勢崎線曳舟駅東口 徒歩3分 
  • 東武伊勢崎線東向島駅出口 徒歩13分 
  • 東武亀戸線小村井駅出口 徒歩15分 
  • 東武伊勢崎線押上(スカイツリー前)駅 徒歩11分 
  • 東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅 徒歩14分 
  • 京成押上線八広駅 徒歩18分 
  • 東武亀戸線東あずま駅 徒歩20分 
診療時間・休診日

休診日

祝日

土曜・日曜診療

9:00~13:00
15:00~19:00

水曜午後・・・17:00~21:00 イブニング診療
(14時~16時 東大病院 消化器内科)

第1・3・5日曜・・・9:00~13:00

【休診】
木曜午前・・・東京曳舟病院 内科診療(休診)
第2・4日曜・・・研究日(休診)

混雑の目安

・混雑時間・・・月曜:午前中

※混雑状況の目安は各医院への取材情報を元にして掲載しておりますが、実際の状況とは異なる場合がございます。あくまでも参考の一つとしてご活用ください。

電話番号

03-3617-3333

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 院外待機が可能
専門医
  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
健康診断・検査
  • 内視鏡専門(胃または大腸)
  • 麻酔下胃カメラ(内視鏡)
  • 麻酔下大腸内視鏡

掲載している情報についてのご注意

医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。

掲載内容の誤り・閉院情報を報告

 

お気に入りの登録上限に達しました。
登録できるのは最大30件です。

お気に入り一覧へ